7月7日の函館市議会予算特別委員会総務分科会。
北海道新幹線の函館駅乗り入れ検討調査費を巡り質疑応答。
出村ゆかり議員(新市政クラブ)が質問。
過去に国土交通省をはじめ関係省庁から・・・。
(乗り入れは)できないと結論が出されている。
わざわざ提案してくるのは、一事不再議に値すると反対を強調。
一方で予算案全体としては、新市政クを含む全会派が賛成の意向。
ところで函館市は、一般会計補正予算案に調査費を計上。
何と税金3,773万7,000円を使う計画だ。
市企画部計画推進室新幹線対策担当の課長は、こう答弁。
函館駅乗り入れに関わる技術、運用面の課題を洗い出す。
各調査項目で、実現可否の判断基準を設けるものではない。
客観的視点で調査し、結果が出た後に具体的検討を進める・・・
出村くんは、部局内の検討やJRへの照会で判断可能だとする。
過去に乗り入れが不可能だという結論が出ているとも指摘。
(大泉潤市長による)行政の私物化だと捉えていると述べた。
一方、民主・市民ネットの議員は、苦しい質疑。
新幹線駅と函館駅のアクセス整備に関わり・・・。
1994年に函館市と北海道が交わした確認書と覚書。
更には、札幌延伸に向け2011年に函館市の対応措置の・・・。
函館・小樽間の並行在来線経営分離に同意した過去の経緯。
それらを語り、議会は現駅への乗り入れ断念は一切ないと力説。
市民の大半が、函館活性化の起爆剤になると期待し・・・。
長い間の市民の願いであることは間違いない。
否定は、市民の思いを受け止めていないことになるとした。
でもねぇ、新幹線が乗り入れる場合の事業主体。
これは、JR北海道をだし、JRは絶対やらないようだ。
経営分離に同意した公印押した文書まで存在する。
おまけに新在直通車両は、複電圧対応が必要となる。
結果、通常の新幹線車両より高価格になるのは必至のようだ。
JR北海道が、収益増に繋がらない投資をする ??
やはり函館市長の構想は、無理筋だろうなぁ・・・。