ほっじすの週休2日制ブログ

通称『ほっじす』の日記&コラムです。時事ネタや「越谷グレイツ」内での話題を中心に投稿します。土日祝は野球の為、休載です!

60年

2013-11-27 | 日常
11月27日(水)#2288


凄いニュースを聞いた。


60年前に産院で取り違えられ、間違えられた親の元、裕福な家庭の中で大学まで行かせてもらい、現在は上場企業に勤める人と、母子家庭で貧しく、中卒で働いて苦労し、現在はトラック運転手をしているという、対象的な人生を歩んだ、歩まされたという話。

トラック運転手の人が現存する産院を相手取り、裁判を起こしたのだが主張が認められ、4000万円近い賠償命令が出た。

まるで、小説みたいな話だね。

角田光代さんの小説で「八日目の蝉」という本(映画化もされた)で、赤ん坊を誘拐して育てたが、見つかって元の親に戻される…というストーリーがあるが、なんか、それと同じぐらいドラマチックな話が現実だというんだからねぇ


60年前といえば1950年代。

団塊の世代の少し後とはいえ、まだまだ出生率も高かった時代だろう。

赤ん坊がポンポン生まれていて、こんな間違いも結構あったのかもね


4000万円貰ったらそれで納得するか?

いやいや、するわけないよね。

育ての親も生みの親もみんな亡くなっているそうで、その時間は戻らないわけだし。

「~たら」「~れば」の思いは、真実を知ったその日からずっとついて回ってるだろうし。

だけどどうなんだろう?

それぞれに歩んだ人生の中で、いつも悪い事ばかりではなく、そこにいなければ出会えなかった人たちもいるだろう。

それを「そんなもん、いらなかった」って言えるのだろうか?

ご本人じゃないから勝手なこと言ったら申し訳ないけど、でも、そうは思わないんじゃないか?

そういうのとプラスマイナス考えて、納得するしかないんだろうなぁ…


仔2号は、個人医院で生まれたので、生まれてすぐに抱っこさせてくれた。

仔1号は、総合病院で生まれたので、生まれてすぐに新生児室に連れて行かれた

総合病院では、同じ日に数人生まれたみたいだが、もし、取り違えられたとしてもきっと分からないよね。

まぁ、我が家は間違えられた、ということは120%ないんだけどさ


上場企業に勤めてる、本来なら母子家庭の子だった人は逆にどう思ってるのだろう?

「間違えられてよかった~」って思ってるか?

いや、そんなことはないだろう。

この人も複雑だろうな。


そのうち、誰かが本にすると思うな、この話。