ほっじすの週休2日制ブログ

通称『ほっじす』の日記&コラムです。時事ネタや「越谷グレイツ」内での話題を中心に投稿します。土日祝は野球の為、休載です!

勤労感謝って?

2005-11-24 | ささやき
11月24日(木)晴れ

昨日の『勤労感謝の日』は、まさに勤労感謝として1日中ダラダラとしていた。それで素朴な疑問だけど『勤労感謝』って働く人・働いてくれる人に社会が感謝する日なの?それとも働けることを喜び、感謝する日なの?どっちにしてもよ~く考えると少し違和感がある。だって、前者の『働く人に~』は大半の人は働かなくちゃ喰えないワケだから自分、もしくは家族の為に働いてるんでしょ?当然、家族は日々感謝しているハズだと思うんだよね。家族がいない人は自分の為に稼ぐんだし。それから後者の『働ける~』だとしたら、あまりにも上から目線すぎない?「働けることを喜べ」って・・・。気になったのでちょっと調べてみた。
勤労感謝の日は戦後の1948年に「勤労を尊び、生産を祝い、国民互いに感謝する」趣旨で定められたとのこと。つまり、戦争が終わって世の中が混乱状態の時に定めた祝日なんだよね。まだ産業もちゃんと復興してなくて仕事をしてない人、出来ない人が多かったんだろう。当時はこの趣旨にピタリと合った社会情勢だったけど、現代に当てはめて考えるからちょっと違和感を感じるのかも知れない。
ただし、これよ~く調べてみると11/23は戦前『新嘗祭』の日として定められていたという。戦前の日本では国家・天皇の重要な儀式の日だったこの日を、戦後GHQの指示もあったんだろう、『勤労感謝の日』という日に変えたというのだ。だから11/23なんて中途半端な日付に「?」がつくような趣旨の休日が存在してるんだよね。アメリカに『労働者の日(LABOR DAY)』という休日があるんだけど、無理矢理それに当てはめたんだろうね。
休日ひとつ調べてみても、歴史的な背景が見え隠れして面白いなぁと思った。

結論:実際はその休日の意味なんてどうでも、休めりゃいいよね。