「風の時代」を生きる

人生に必要なのは、勇気と想像力、そしてsome moneyだ。

チャールズ・チャップリン

アドラー心理学

2017-07-27 18:20:50 | 読書のすすめ


嫌われる勇気(ダイヤモンド社、著;岸見一郎、著;古賀史健)を読んだ。

アドラー心理学の哲人と青年との対話形式で書かれている。

アドラー心理学は知っていたが、正直どういったものかは知らなかった。

あるブログでセミ・リタイヤをする人は必読の書だと書いてあったので読んでみた。

副題が「自己啓発の源流」と言うだけあって、どこかで読んだことのある内容が所々書かれている。(こちらが源流のようだが)

私が面白いと思ったのが、「課題の分離」だ。

私はサラリーマン時代、できるだけ周りの期待に応えようとしてきた。人から嫌われたくないと言う思いからだった。それゆえ仕事を溜めこみ過ぎて大変な思いをしたこともあった。

しかし、どんなに嫌われないようにしても、職場には一定数の私を嫌う人がいた。

こんなに気を使っているのになぜ?彼らと仲良く仕事をするにはどうすればいいのか?悩んだ時もあった。

この本では「私を嫌うのは、私の課題ではなく、私を嫌う人の課題であり、私には関係ない」という。

確かに言われてみれば、その通りだ。私を嫌いな人を好きにさせることはできない。人の心を変えるのは不可能だ。

嫌いな人は無視すればよかったのだ。(仕事上の最低限の付き合い以外は。)逆にそれしかできない。

八方美人では疲れてしまう。それよりも嫌われる勇気を持つことだった。

私が転職回数が多いのは、そういう人間関係の煩わしさがあったのも間違いない。

ある意味、逃げたのだが、それはしかたのないことだった。あのまま居続けたら精神的に耐えられなかっただろう。

私が相場師という職業に憧れたのも、溶接という仕事を選んだのも、人間と関わることを最小限にしたいからだった。

今は働かなくてもいいだけの資産がある。家族以外の誰に嫌われようが構うことはない。これからはじめる派遣会社では、どれだけ嫌われようが構うことではないと割り切るようにしよう。どうせ数か月の付き合いなのだから。

少しづつ、自分の生きたいように生きれるよう、考え方を変えなければ。

それによって、たとえ、周りの人すべてに嫌われようとも。



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