「風の時代」を生きる

人生に必要なのは、勇気と想像力、そしてsome moneyだ。

チャールズ・チャップリン

本当の自分の欲望

2015-05-31 13:02:46 | その他
昔NHKで「Qわたしの思考探求」という番組を見やっていた。さまざまなジャンルで活躍している人が、日本を代表する哲学者と討論するという番組だ。

「心豊かな生き方とは」というテーマをあつかっていた時、一般欲望と固有の欲望の違いについて説明していた。

一般欲望、これはみんなが手に入れたい、もしくはなりたいという欲望。

もう1つは固有の欲望(自分の欲望)、他の人には無関心、無価値であるけれど自分はどうしても手に入れたい、もしくはなりたいという欲望。

多くの人は自分が本当は何が欲しいのか、何になりたいのか分からない。それゆえみなが欲しがっているものに価値があるのではないかと錯覚して一般欲望を欲する。

しかし一般欲望を欲した場合は失敗することが多い。なぜならみながそれを欲しているので倍率が高いからだ。しかし固有の欲望(自分の欲望)の場合はみなが見向きもしないため、成功しやすいそうだ。

一般欲望はあくまでも周りの人たち(一般の人たち)の欲望であり、本来私が欲している本当の欲望とは違う。

たとえお金をたくさん得ることができ、周りの人が羨んだとしても、本当の自分の欲しているモノ、なりたい自分が別にあるのであれば、自らの欲望はかなえられてはいない状態であり、結果どんなに周りからあの人は幸福な人だと思われたとしても、当の本人は少しも幸福感を感じることができない。

しかもお金は人を引き寄せやすい、お金を目的でまわりに人がどんどん集まるが、どんどん本来の自分の欲望をかなえらない状態になる。

これでは本当の自分というものはなくなってしまう。確かに人が羨む一般欲望をかなえてはいるが、これは私が望むものではなくあなたが望むものだ。これでは周りの人の人生を生きているのであり、私の人生を歩んでいないということになってしまう

人それぞれ欲するものが違うのは当たり前だし、そうでなければならないはずだ。個性とはそういうものではないだろうか?たとえ他の人にとっては無価値に思えることでも。

そんなことを考えていたら「森の生活 - ウォールデン -」のヘンリー・ソローが言っていた「いよいよ死ぬときになって、人生のもっとも大切なことが何なのか、自分が自分の人生を生きていなかったことを発見することのないようにしたいものだ」と言う意味が分かってくる。

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いつでもベストをつくせ

2015-05-30 21:45:18 | 勇気が出る言葉
Always do your best. What you plant now, you will harvest later.

Mandino

いつでもベストをつくせ。あなたが今まいた種は、後でたわわに実り収穫されるだろう。

マンディノ

5年後、10年後私は何をしているだろうか?どうありたいと願っているのだろうか?それに向けて何か努力をしているだろうか?

未来のことを考える前に、今から5年前の2010年、私は何をしていただろうか?

5年前の今頃は会社を辞め、一か月がたったころだ。まだ無職の状態に疲れておらず、前に勤めていた会社の作業服を着て、近隣のマクドナルドで株のトレードをしていた。

そう、専業トレーダーという夢を実現した頃だ。2008年のリーマンショックによる下落相場と2009年の上昇相場で結構な利益を出すことができ、これなら株トレードで生活できると思い会社を辞めたのだった。

しかし、この年(2010年)は保ちあい相場でトレードの回数はいつもの年の2倍になったが、利益率はいつもの年の半分とパッとしなかったのを覚えている。その後再就職し、現在に至っているものの一年ではあるが夢を実現できた年であった。

それでは10年前の2005年は何をしていただろうか?

忘れもしないちょうど10年前の今頃、株のプロに弟子入りしたときだ。本気で相場が上手くなりたい。相場のみで生活したいという思いからだった。当時株歴はすでに5年ほど経っていたが、まったくの素人だった。日足(ひあし)をにっそくと言っていたほどだ。まだ株トレードで何が分からないか分からないという全くの無知な時であった。

プロに弟子入りし、相場の見方からやり方まで教わった。それから5年間一日も休むことなく、師匠から教わった相場のシミュレーションを繰り返した。自分の得意技を作りたかったからだ。その甲斐あって5年後に会社を辞めることができた。(残念ながら挫折してしまったが・・・)

あれから10年、下落相場で資産を増やし、2013年から始まった上昇相場で資産をさらに増やすことができた。今はセミ・リタイヤ目前まで資産を増やすことができている。

10年前に蒔いた種が、5年で芽を出し、10年で蕾が花を咲かせようとしている。

さて、この蕾が5年後には咲いているだろうか? 10年後には咲き誇っているだろうか?

それは今、今日の努力が決める。







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11日続伸 連日の大商い

2015-05-29 22:56:10 | 日記
本日の日本株式市場は日経平均が11円高の2万563円と上昇し11日続伸となった。

昨日の米国市場で主要指数が小幅に下落したことを受け、日経平均は41円安の2万510円と小幅に反落して寄り付いた。日経平均は寄り付き直後の株価が本日の安値となると、その後は下げ幅を縮めてまもなくプラスに転じた。前場の日経平均はその後も底堅く推移し、一時は上げ幅が70円を超える場面も見られた。

前場を54円高で終えた日経平均は後場に入ってもしばらくは同水準での揉み合いといった格好になった。週末を控えた手仕舞い売りが出たのか大引けにかけて急速に上げ幅を縮め、結局大引けは11円高となった。

値上がり銘柄数970銘柄、値下がり銘柄数774銘柄。騰落レシオは114.7%、売買代金は3兆6663億1700万円だった。

昨日に続いて3兆円を超える大商いだ。売り買いが拮抗しているということか?
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27年ぶりとなる10日続伸

2015-05-28 20:40:59 | 日記
今日の日経平均が78円高の2万551円と上昇し、約15年1ヶ月ぶりの高値をつけた。本日の上昇で日経平均は1988年2月以来約27年3ヶ月ぶりとなる10日続伸となった。

昨日の米国株式市場が大きく反発するとともにドル円が一時124円台をつけるなど円安が進んだことを受け、日経平均は117円高の2万590円で寄り付いた。前場の日経平均はドル円が円安基調に推移したことから寄り付き後も堅調に推移し、結局前場は136円高で引けた。

後場に入ると一段高となった日経平均は上げ幅を180円超まで広げた。ただ、14時過ぎに国内大手生命保険の幹部が、「ドルが割高のため対外投資を控える」という趣旨の発言を行ったと伝わると123円80銭程度までやや円高が進み、足下の株価の連騰への警戒感も出たのか日経平均は急速に上げ幅を縮めた。一時は前日比ほぼ横ばいまで上げ幅を縮めた日経平均だが、大引けにかけて再び上げ幅を広げ、2万500円の節目を回復して取引を終えた。

値上がり銘柄数901銘柄、値下がり銘柄数841銘柄。騰落レシオは108.7%、 売買代金は3兆2639億2400万円だった。
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9日続伸

2015-05-27 22:27:38 | 日記
今日の日経平均は35円高の2万472円と上昇し、9日続伸となった。

昨日休場明けの米国株式市場で市場予想を上回る経済指標が相次いで発表されたことで、9月にも米国で利上げが行なわれるのではないかとの観測が高まり、ダウ平均は200ドル近く下落した。

この流れを受けて日経平均は56円安の2万380円と反落して寄り付いた。寄り付き直後に74円安まで下げ幅を広げたが、それが本日の安値となると以降は円安の進行もあってじりじりと上昇した。

徐々に下げ幅を縮めた日経平均は10時過ぎに一時プラスに転じたが、その後マイナスに転じて前場終値は12円安と小幅に安く終えた。後場に入ると日経平均はすぐに再度プラスに転じ、14時前には75円高まで上げ幅を広げ、2万500円の節目を超える場面も見られた。

ただ、麻生財務大臣が外国為替市場について急激な変動は望ましくないという主旨の発言を行ったことを受け、123円を超えて推移していたドル円が一時122円80銭程度まで円高に振れると、日経平均は再びマイナスに転じた。日経平均はその後大引けにかけて再び持ち直してプラスに転じ、9日続伸して2000年4月13日以来約15年1ヵ月ぶりの高値をつけた。

値上がり銘柄数948銘柄、値下がり銘柄数804銘柄。騰落レシオは104.3%、売買代金は2兆7725億6500万円だった。
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8日続伸

2015-05-26 23:00:19 | 日記
今日の日経平均は23円高の2万437円と上昇し、8日続伸となった。

昨日の米国市場は休場で外国為替市場も値動きが少なく材料難の中、日経平均は17円高の2万431円と小動きで寄り付いた。本日の日本市場はやや方向感に欠けながらも底堅く推移した。

寄り付き後の日経平均は徐々に上げ幅を縮め、まもなくマイナスに転じると一時は35円安まで下げ幅を広げたがそこが本日の安値となった。日経平均は切り返してプラスに転じた後再びマイナスに転じるなど前日終値を挟んで揉み合いとなった。

結局前場を2円高とほぼ横ばいで終えた日経平均は後場に入っても揉み合いが続いたが、14時頃から徐々に上げ幅を広げ一時は60円高まで上昇した。大引けにかけてやや上げ幅を縮めたものの、日経平均の8日続伸は2014年の8月11日から21日に9日続伸して以来の記録となった。

値上がり銘柄数703銘柄、値下がり銘柄数1,024銘柄。騰落レシオは105.5%、売買代金は2兆0543億3000万円だった。

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7日続伸

2015-05-25 23:25:28 | 日記
今日の日経平均は149円高の2万413円と上昇し、7日続伸となった。

先週末の米国株式市場は主要指数が揃って下落しましたが、消費者物価指数の上振れやイエレンFRB議長の発言などからドルが買われ、ドル円が121円台半ばまで円安が進んだことで日経平均は67円高の2万331円で寄り付いた。寄り付き後の日経平均はドル円が121円80銭近くまで一段の円安が進んだことを受け、徐々に上げ幅を広げ前場引けでは142円高の2万407円となった。

日経平均は後場に入るとほぼ前場終値水準で推移しましたが、14時半頃に関東地方で地震が発生すると一気に50円ほど値を下げる場面も見られた。ただ、マーケットはすぐに落ち着きを取り戻し、再び上げ幅を広げ結局本日の高値水準で取引を終えた。

値上がり銘柄数1,073銘柄、値下がり銘柄数656銘柄。騰落レシオは104.5%、売買代金は2兆1467億5200万円だった。
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売り方の惨敗

2015-05-24 13:08:39 | 日記


先週の日経平均は売り方の惨敗だった。

ローソク足を見ると月・火・水曜日と窓を開けて寄り付いている。いわゆる「三空踏み上げ」だった。窮地に追い込まれた売り方の買戻しが殺到し、窓を開けて上昇したものだ。

幸い月曜日に出した空売りの逆指値には約定せず上昇してくれたので、木曜日にカラ売り参戦した私はほんの僅かではあるが利益が出ている状態だ。

さて、明日からどうなるか?年初来高値を更新しさらに上昇するか?

それとも下落するか?

個人的には下落してほしいが、そんなことはお構いなしに動くのが相場だ。

相場はどちらに動きたがっているのだろうか?

予測しても意味はない、どうせ当たらないのだから。私ができる唯一のことはSL(ストップロス)の逆指値を入れて、損失額を受け入れるだけだ。
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チャンスは準備した人のもとに訪れる

2015-05-23 07:33:04 | 勇気が出る言葉
Chance favors the prepared mind.

Louis Pasteur


チャンスは準備した人のもとに訪れる。

ルイ パスツール

相場で成功した人は、チャンスのタイミングをきちんと予測し、それに備えて心と資金の準備をしてきた人だ。

上下の波形を描く世界経済は、いつまでも下げ続けない、いつかは底を打ち必ず上昇する。逆に好景気もいつまでも続かない、いつかは天井を打ち下降する。

歴史認識と現状認識を的確に行い、心と資金の準備する。

そうすることによって、次に必ず訪れるチャンスにタイミング良く乗ることができる。

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6日続伸

2015-05-22 23:19:22 | 日記
今日の日経平均は61円高の2万264円と上昇し、6日続伸となった。

昨日の米国市場でダウ平均が1ドル未満のプラスとほぼ横ばいで大きな支援材料となりにくいなか、日経平均は5円高の2万208円とこちらもほぼ横ばいで寄り付いた。

日経平均は昨日まで5日続伸し600円を超える上昇となっていたことから上値は重く、前場の日経平均は小幅なマイナス圏で推移し、結局前場は30円安で引けた。

昼休み時間中に日銀が金融政策の現状維持を発表、日経平均は後場寄り後直後に下げ幅を拡大し、一時は72円安となったがその後すぐに切り返すと一挙にプラス圏に浮上した。

値上がり銘柄数1,011銘柄、値下がり銘柄数718銘柄。騰落レシオは106.3%、 売買代金は2兆4182億1700万円だった。
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続伸

2015-05-21 22:07:14 | 日記
今日の日経平均は6円高の2万202円と続伸した。

昨日の米国市場はダウ平均が下落した一方でナスダック総合指数は上昇とまちまちで支援材料にはなりにくかったものの、ドル円が121円台をつけ円安が進んだことから、日経平均は18円高の2万215円と続伸して寄り付いた。

前場の日経平均は寄り付き後もじわじわと上げ幅を広げ、前場を93円高の2万289円と高値圏で終えた。

後場に入ると一段高となり一時は上げ幅を124円まで広げた。ただ、ドル円がやや円高気味に振れたこともあってか、13時半頃から日経平均は急速に上げ幅を縮めて14時頃にはマイナスに転じる場面も見られた。そこから大引けにかけては前日終値を挟んでもみ合いとなったが、日経平均は結局わずかにプラスで取引を終えた。

値上がり銘柄数725銘柄、値下がり銘柄数1,033銘柄。騰落レシオは103.6%、 売買代金は2兆7999億7000万円だった。
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年初来高値を更新

2015-05-20 23:33:25 | 日記
今日の日経平均は170円高の2万196円と続伸し、年初来高値を更新した。

昨日の米国株式市場はダウ平均が小幅に上昇した一方でS&P500は小幅に下落とまちまちで支援材料になりにくいなか、寄り付き前に発表された1-3月期のGDP速報値が年率換算2.4%増と市場予想を上回ったことから日経平均は149円高の2万175円と上昇して寄り付いた。

前場の日経平均は高値と安値の値幅が60円弱と狭い値幅で推移した。前場を144円高で終えた日経平均は、後場に入ると13時頃から上げ幅を広げた。日経平均は一時は上げ幅を250円強まで広げ取引時間中の年初来高値を更新、大引けにかけてやや上げ幅を縮小したものの終値べースの高値も更新して引けた。

値上がり銘柄数1,113銘柄、値下がり銘柄数640銘柄。騰落レシオは104.1%、 売買代金は2兆9955億0300万円と大商いだった。
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2万円を回復

2015-05-19 22:56:23 | 日記
今日の日経平均は136円高の2万26円と続伸した。

昨日の米国株式市場でダウ平均が史上最高値を更新し、ドル円も120円程度まで円安が進んだことから日経平均は86円高の1万9977円と上昇して寄り付いた。日経平均は寄り付き後に小幅に上げ幅を縮めたものの、10時頃から上げ幅を拡大しまもなく2万円の大台を回復した。

その後も堅調に推移し、前場を146円高の2万36円で引けた。日経平均は後場に入ってしばらくは前場終値付近で推移したが、13時半頃から一段高となり、14時過ぎには一時上げ幅を200円近くまで広げた。日経平均は大引けにかけてやや上げ幅を縮めたものの、4月28日以来約3週間ぶりに2万円の節目を回復して引けた。

値上がり銘柄数1,242銘柄、値下がり銘柄数514銘柄。騰落レシオは101.1%、売買代金は2兆7137億1100万円だった。
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続伸

2015-05-18 23:13:44 | 日記
今日の日経平均は157円高の1万9890円と続伸した。

先週末の米国市場でダウ平均やS&P500が上昇し、S&P500が連日で史上最高値を更新したことを受け、日経平均は33円高と続伸して寄り付いた。

日経平均は寄り付き直後に8円高まで上げ幅を縮める場面が見られたが、その後はドル円が円安に振れるとともに徐々に上げ幅を広げた。まもなく1万9800円台に乗せると、前場は84円高の1万9817円で引けた。

日経平均は後場に入ると一段高となり、その後も堅調に推移すると結局本日の高値で取引を終えた。

値上がり銘柄数1,299銘柄、値下がり銘柄数479銘柄。騰落レシオは101.8%、売買代金は2兆6326億7300万円だった。
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諸子百家

2015-05-17 09:21:17 | その他
以前NHKを見ていたら面白いものをやっていた。春秋戦国時代に活躍した諸子百家のことだった。彼らは現代にも通ずる珠玉の言葉を多く残したそうだ。

その中で「道家」の老子が言ったとされる「これぞとみなが思った道はそれではない」が印象的だった。これは私の持論、「世の中の95%の人は正しくない」、別な言い方をすれば「世の大衆は常に間違っている」と通じるものがあり面白い。

私が相場でほぼ毎年利益が出せるようにようになって、大きく変わったところが1つある。それは「すべて嘘」と考えるようになったことだ。この「すべて嘘」という考え方は「権威を疑う」という相場で最も大切な条件だ。

みんながプラス思考が大切だと言ったら、それを疑ってみる。

みんながそれは非常識だと言ったら、それをやってみる。

みなが地球の気候が温暖化に向かっていると言ったら、それを疑ってみる。

みんながそれは損だと言ったら、とりあえずやってみる。

テレビでみなの意見が一致しているところが放映されたら、嘘だと疑ってみる。

みんなが口を揃えて何かを言ってる時、それにそのまま従うのはとても危険なことだ。何故なら、「大衆は常に間違う」からだ。

太平洋戦争の時多くの民衆はアメリカと戦うことに賛成していたそうだ。そしてわずか5%の人たちがアメリカと戦うなんて無謀だと言って反対したそうだ。しかしその5%の人たちは非国民のレッテルを張られ、いつの間にかその意見は封じ込められてしまったという。その結果どうなったかは、ここで書く必要もないだろう。


「儒家」の孟子が言ったとされる話も印象的だった。

「井戸を掘る人の話」

例えば200m掘ると水が湧き出す井戸があるとする。 ある人が190m掘った。「オレは190mも掘ったぞー」と満足していた人に、孟子は 「あなたは何のために掘っていたのですか? 掘ったことに満足してないで、井戸は水がでるまで掘るものですよ。」と言ったそうだ。

これは“努力は努力するためのものではなく、目的を果たすために努力はするものだ”と言っている。 目的を見失い、自己満足で終わってはいけない。


「木に登る人の話」

ある人が高い木に登っていた。 「オレはこんなに高くまで登ったぞー」と満足していた人に、孟子は「あなたはかなり高く登ったようだけど、あなたの目的は魚を採ることじゃありませんでしたか?いくら高く登っても魚はとれませんよ。」と言ったそうだ。

これは“努力には方向性があり、努力していることに満足しているのではなく、その努力の方向性が本来の目的に合致しているのか見極めなさい”と言っている。

努力をすることだけに満足していてはいけない、目的を達成しなければその努力は、無駄な努力で終わってしまう。懸命に努力をしても方向性が間違っていたのではやはり無駄な努力である。

一生懸命に何かをするということは大切なことだ。しかしその努力は何のために努力しているのかを常に考えなくてはいけない。いつの間にか努力することそのことに満足してしまっているのではないか、本来の目的を見失い、まったく関係ないことに努力の方向を向けているのではないかをチェックしなければならない。

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