「あの人はなぜ、お金に好かれるのか?」(PHP研究所、著:秦由佳)を読んだ。
お金に好かれる人とはどのような人だろう?
私はお金に関して結構いろいろな本を読んできたし、よいと思われることはいろいろと試してもいる。
それらを通して学んだことは、
お金には感情のようなものがあり、人に接するようにお金にも接すること。
お金を好きになれば、お金もあなたを好きになってくれる。
お金が入らないのはお金に問題があるのではなく、あなたに問題がある。
などなど。
この本は今まで学んできたこととは、別の見方を示してくれた。
すなわち「自己を愛せば、お金にも愛される」ということだ。
ちょっとスピリテュアルぽいが、この本を読んで思い出したのが哲学者ニーチェの言葉だ。
ニーチェは言う「自分自身を愛し、自分自身を信頼せよ」と、「もっとも後悔すべきことは何か。それはおのれのもっとも固有の欲求に耳をかさなかったこと、おのれを取り違えること、おのれが低劣な者であると思いこむこと、おのれの本能を聞きわける繊細さを失うことである」。
おのれの固有の欲求は何なのか、自分が何をしたいのか本当に分かっている人は少ない。「我がまま」に生きることは至難のわざなのだ。それに比べれば、隣人を愛することはいかにたやすいことだろうか。
実はこの「己を愛する」は、毎日会社の朝礼で仕事に入る前に、従業員皆が声を合わせ言っている掛け声だった。
「・・・・・己を愛し、人を愛し、会社を愛する・・・・」
毎日のルーティンなので特に意味について考えたこともなかったが、この本をきっかけに「私なり」に「己を愛すること」について考えてみた。(自己愛は人それぞれ違うそうだ。)
私が思う、己を愛することとは「心がワクワクすることをする」ことだ。
例えば、海外旅行や株トレードなどがそうだ。特に、海外旅行は計画の段階で、もう心がワクワクしてしまう。
この本によれば、お金に好かれる人とは、自分の本当に好きなことをしている人だそうだ。
そうであれば、私は海外のある地域に住みながら株トレードをしていれば、お金が自然と入ってくることとなる。
来年は試しにやってみようかな。ちょうど仕事にも飽きてきたところなので。
この本も是非読まれることをお薦めする。