夫が入院中は時間がたっぷりあると思っていた。
ところが・・・ありません(笑)。
雑用が多い。役員活動の連絡や対応、一日おきに病院へ行きますし。
夫とはラインが出来るので経過が分かります。
腸のトラブルで胃はなんともないから”お腹が空いた~”とラインが来た。
今日はMRIを撮って今夜から流動食のようです。
ほんとに大学病院に入れて良かったです。
うちで状況が分からないまま唸っていられるよりはるかに安心。
今日は自分の薬をもらいに薬局に行ったらそこで思いがけない人に会った。
息子の同級生のお母さんで当時から仲良かった。
もう35年前からの知り合い。 同じ市内だからたまに見かけていた。
今日は多分間違いない!と思いながら声をかけた。
久しぶり~に出会った。お互いに興奮気味に話し込んだ。
ご主人が闘病中なので言葉を選びながら会話。
壮絶な治療内容を聞いて言葉がなかった。ご夫婦で買い物に来ていた。
”このドラッグストアは広いからゆっくり歩くのにちょうどいいの!”と。
店内散歩を邪魔してしまった。 ご主人を長く待たせて今頃気になっている。
驚いたのは彼女も5年前に癌にかかっていたこと。
幸い初期の癌で経過は良さそう。何より明るかった。
くよくよしてもしょうがない!と言っていました。
大変なことを乗り越えている人はどこか達観していて逆に強いと思った。
今は早寝早起きをしてお互いを労り生活されている様子。
あちこち病院にかかっておられたので情報をたくさんもらった。
夫も知っている人なのでラインで知らせた。
”ふ~ん、何年も経ってるのによくお互いが判ったね?”だって。
何をおっしゃる! 歳はとっても輪郭や声は変わらないのだ。
私の見た目は変化しているけど。
病気の話が8割くらいだった。あとは継続している趣味など。
彼女は病気がきっかけで音楽を止めてしまった。
でも引き換えにご主人と穏やかな日々を過ごしている。
前向きに諦めずにがんばろうねと名残惜しく別れました。