昨夜は友人のご主人のお通夜に参列しました。
お坊さんやお経のない生演奏ありの音楽葬。
静かで厳かで故人と残されたご家族にふさわしい通夜式でした。
一般葬のように賑やかでもなく家族葬のようにひっそりとでもなく。
ほんとうに品のある素敵なお通夜。 生演奏の響きが心に沁みた。
特に娘さん(ピアノの先生)が最初と最後にピアノ演奏され涙でした。
亡きお父様に聴かせていたドビュッシーの曲。
通夜というより演奏会にいるような癒されるひとときでした。
きっとお父様も喜んでおられたことでしょう。
焼香が終わってご家族に挨拶。 娘さんやお孫さん。
こんな時に再会するなんて切なかった~
娘さんが”Yです!”と紹介。あのYちゃんが高校生になっていました。
面影は残っていた。利発そうなお嬢さん。
Yちゃんはこのブログの<Yちゃん成長記>で登場したことがあります。
ブログを本にしてYちゃんと祖母である友人に差し上げました。
2012年ですのでもう10年以上も前。お子様の成長記は私の記録でもあります。
15年も続いているのに自分の本は作っていません。
大ちゃん・ゆうちゃん成長記とYちゃん成長記のみ。
悲しい席での再会だったけど美しく成長した娘さん、お孫さんに会えた。
喪主の挨拶で友人が言った言葉、”青天のへきれきでした・・・”
前日まで元気にしていたのにあまりにも突然すぎる。
”懸命の延命措置もかなわず天国に行ってしまいました。自分がそちらに行ったら必ずあなたを探し出すから待っててね!”
参列者は涙をぬぐっていました。
素晴らしい家族だなあと思いました。亡き人と家族の絆が強く温かくて。
現代は家族葬が多く中には葬儀はしない派もいます。
でも参列して思うのは残された家族・友人知人のための儀式なのですね。
思い出を共有して気持ちのけじめをつけ明日からまた生きていかねばならない。
これから広い家に一人ぽっちになるから寂しさが押し寄せます、きっと。
落ち着いたらたくさん話し相手になろうと思います。