行動経済学に習って、個別の裁判官のばらつきを「ノイズ」と、裁判所全体の偏りを「バイアス」とそれぞれ呼ぶとすると、目下の問題は、上級審における後者の問題かも知れない。
アメリカを初めとする諸外国の最上級審と比べて、全員が60代、それもほぼ後半というのは、構成が偏りすぎているように思われる。一世代、二世代前の価値判断になりかねない、
せめて、年功序列意識が緩い学者や弁護士からは、もっと若い最高裁判事候補を推薦してはどうか、という議論もある。
などと考えながら、自分も60代になったことを思い出して愕然とした。
(写真)問題提起されている西川伸一明治大学教授作成の一覧表
アメリカを初めとする諸外国の最上級審と比べて、全員が60代、それもほぼ後半というのは、構成が偏りすぎているように思われる。一世代、二世代前の価値判断になりかねない、
せめて、年功序列意識が緩い学者や弁護士からは、もっと若い最高裁判事候補を推薦してはどうか、という議論もある。
などと考えながら、自分も60代になったことを思い出して愕然とした。
(写真)問題提起されている西川伸一明治大学教授作成の一覧表