弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

勝ち負けだけでは 品格欠ける 門前払いと 肩透かし

2007年02月04日 17時06分29秒 | 未分類
大相撲の横綱は大変だ。勝ってさえも、その勝ち方に横綱審議委員会やファンから物言いを付けられる。どんな変化技や決まり手だろうと、ルールの範囲で勝って何が悪い?と開き直れば、品格に欠けると言われる。
日本の裁判にも、同様の要求がされる場合があるように思う。法理論的には「門前払い」や「肩透かし」の判決でやむを得ないように思われる事案でも、当事者の主張に根気良く付き合う例が少なくない。そうせずに審理・判決をすると「司法の任務を放棄した」と批判される事もある。