「JR北海道」事故、刑事事件に発展 (2014-02.13.)
JR北海道の検査データー改竄(かいざん)問題は、鉄道事業法違反容疑で同本社ほか家宅捜査をする刑事事件に発展した。
公共の交通事業を担当する会社が、レールの検査で、データーの改ざんが常態化している事は、即、事故に繋がる重大問題で、「考えられない悪質」と言わざるを得ない。
北海道警察はレール幅の異常を放置した事は、即脱線事故に繋がり、人命事故への犯罪と見なして、徹底解明に取り組む構えだ。
国交省の検査データー改竄は相当以前から組織ぐるみで広く行われていた疑いが見え、JR北海度が今年1月に発表した調査では現場の保線部署の7割強に当たる33部署で改ざんが行われ、保線担当者の2割が「改ざんの経験がある」とまで認めていると言う異常な事である。
身内に甘い同社の体質は、データー改竄に留まらない。昨年秋には、自分の操作ミスを隠すためハンマーで自動列車停止装置(ATS)を壊した33歳の運転士を、出勤停止15日の懲戒処分としただけで、列車の検査や修理を担当する部署に異動させていた。
その後、事実関係が明るみに出た事で、運転士は器物損壊容疑で告訴され逮捕されたが、この時も経営側と組合側とのなれ合い体質が指摘されている。
民間鉄道会社では、義務化が常識になって居る、運転士と車掌のアルコール検査も、つい最近までは「酒が飲めない」と申告すれば検査を免除していた様である。
この様な検査をしても、異常を長年放置する事なかれ主義の企業体質は、一朝一夕に改まるとは思えない事で、社内のさまざまな部署に外部の人員を入れるなど、風通しの良い組織文化を一から育て直す必要があるのではないでしょうか。
(えびなたろう)
JR北海道の検査データー改竄(かいざん)問題は、鉄道事業法違反容疑で同本社ほか家宅捜査をする刑事事件に発展した。
公共の交通事業を担当する会社が、レールの検査で、データーの改ざんが常態化している事は、即、事故に繋がる重大問題で、「考えられない悪質」と言わざるを得ない。
北海道警察はレール幅の異常を放置した事は、即脱線事故に繋がり、人命事故への犯罪と見なして、徹底解明に取り組む構えだ。
国交省の検査データー改竄は相当以前から組織ぐるみで広く行われていた疑いが見え、JR北海度が今年1月に発表した調査では現場の保線部署の7割強に当たる33部署で改ざんが行われ、保線担当者の2割が「改ざんの経験がある」とまで認めていると言う異常な事である。
身内に甘い同社の体質は、データー改竄に留まらない。昨年秋には、自分の操作ミスを隠すためハンマーで自動列車停止装置(ATS)を壊した33歳の運転士を、出勤停止15日の懲戒処分としただけで、列車の検査や修理を担当する部署に異動させていた。
その後、事実関係が明るみに出た事で、運転士は器物損壊容疑で告訴され逮捕されたが、この時も経営側と組合側とのなれ合い体質が指摘されている。
民間鉄道会社では、義務化が常識になって居る、運転士と車掌のアルコール検査も、つい最近までは「酒が飲めない」と申告すれば検査を免除していた様である。
この様な検査をしても、異常を長年放置する事なかれ主義の企業体質は、一朝一夕に改まるとは思えない事で、社内のさまざまな部署に外部の人員を入れるなど、風通しの良い組織文化を一から育て直す必要があるのではないでしょうか。
(えびなたろう)
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