きまぐれ発言

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「シェールガスの輸出」に認可

2014-02-14 12:31:26 | Weblog
「シェールガスの輸出」に認可      (2014-02.14.)

アメリカのエネルギー省は11日、三菱商事と三井物産が参画するルイジアナ州のシェールガス液化事業「キャメロン」の対日輸出計画の認可を下す事を発表した。
此れにより、米国で日本企業が参画する天然ガス液化事業3ヶ所4件は全て認可された。

2017年以降、年間輸入量の約2割に当たる1690万トンの天然ガスをアメリカから輸入するという政府の構想に道筋がついた。これにより発電燃料費の圧縮で、電気料金の高騰に歯止めをかける効果が期待される。

両社は17年以降、各400万トンずつの液化天然ガス(LNG)ガスを輸入し、大手電力会社に供給する事になる。

また、カナダでも三菱商事などが参画する液化事業が計画されており19年以降年800万トン程度の日本向け輸出が始まる見通しだ。米国産と合わせて2500万トンの年間輸入は、日本の年間全輸入量の3割を賄う計算になる。

日本の電力会社は地震後、原発停止で、火力発電のフル稼働で、燃料によるコストの上昇が電気料金に跳ね返っており、価格の安いシェールガスに向けた期待は大きいのである。
経営再建中の東電も20年をめどにシェールガス調達を年200万トンに増やし500億円の経費削減計画を立てている。

政府はシェールガス輸入に対して、米国以外からもロシアやアフリカ等々、調達先の確保に首脳外交を積極的にこなしている。

この10年以内には、エネルギーの主役は、シェールガスに置き換わり、石油を追い越す勢いの前兆がボチボチ現れて来ている。
(えびなたろう)


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