きまぐれ発言

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G7で、中國を名指し批判へ

2014-06-03 09:42:20 | Weblog
G7で、中國を名指し批判へ        (2014-06.03.)

ベルギーのブリュッセルで4,5、両日に開かれる先進7か国(G7)首脳会議(サミット)で採択される首脳宣言に、東シナ海や南シナ海で強引な進出を繰り返す中国を名指しで非難が盛り込まれる方向で調整されている事が1日分かった。自由と価値観を共有するG7が結束して、対中包囲網を敷くことになる。日本政府関係者が明らかにした。

G7にロシアを加えた1998年以降の主要国(G8)時代を含めて首脳宣言で中国の国名を明示し、海洋進出の動きを批判するのは初めてである。17年振りにG7で開催する今回のサミットは、対ウクライナ支援とロシアへの対応が焦点となるが、日米が主導する対中圧力が「もう一つの重要なテーマ」に浮上した。

政府関係者によると、安倍晋三首相はサミットの政治討議の場で、「海における法の支配」の順守を訴える、其の上で、中國か東シナ海上空で自衛隊機に異常接近するなど尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺で挑発行為を繰り返したり、南シナ海のパラセル(中国名;西沙)諸島周辺で一方的に石油掘削を始めたりしている事を指摘し、批判する意向だと言う。

此れに5月28日の外交政策演説で「経済的な台頭と軍事的な進出が近隣諸国の懸念にあっている」と中國を指弾したオバマ米大統領も賛同し、最終的にG7の総意として首脳宣言に対中非難の姿勢を強く打ち出す方向となった。宣言に盛り込まれる具体的な文言はサミットで協議することになった。

安倍総理は、ロシアのクリミヤ併合を受け、3月下旬にオランダ・ハーグで開かれたG7緊急首脳会議でも、中國を名指しして「東シナ海でも南シナ海でも力を背景にした現状変更の試み、挑発が行われている」と批判したが、成果文章のハーグ宣言には盛り込まれなかった。
(えびなたろう)


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