きまぐれ発言

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菅首相の年頭外交演説

2011-01-21 11:04:56 | Weblog
菅首相の年頭外交演説       (011.01.21.)

昨日東京都内で、民間外交推進協会主催の菅総理の年頭外交演説会が行われた。
其の中で、中国との相互交流を強化する必要性を強調する姿勢には変わりは無いが、中国の防衛力強化や、海洋活動の活発化に対する、不透明性に対して、批判の意を表明した。
日本の今までの政府は、中国に対し、腹では思っていても、口に出しては、批判する事を控えてきた。其の例が先の尖閣諸島の漁船衝突事件で、真相の「ビデオを公開しない」と言う事は、悪者は日本であると押し付けられても黙って我慢しろと言うようなもので、この傾向は、自民党の政権下でも続けられて来た事である。

毒入り餃子事件も両国が、胸襟を開いて、「真相究明に協力しよう」と言っても、中国の担当官は、一方的に「中国では無い」と言い切り話にならなかった事があった。
しかし、遂には中国の国内で、起こりえない毒入り餃子事件が発覚して、毒を入れた犯人が摘発されたのである。

尖閣問題も、ビデオが公開されなければ、日本は悪者になり、永遠に中国国内では「日本人が中国漁船をぶつけた事件」として歴史的に言い伝えられる事になるでしょう。

だから、あのビデオ公開は、日本の国民は揃って拍手を送ったのである。

今回菅総理の中国批判は、常識的に見て不審な所は明確に批判するべきで、其の上で基本的には相互の友好交流を図る姿勢を持っていることが大切であると思います。

南海洋地域での紛争問題も、中国は、大国の威圧を嵩にして東南アジアの小国を脅している、ASEAN地域の小国は何時も中国には我慢させられて来ている状態では、アジアの平和は訪れません。日本は其の中でも、中国にはチャンとした道理を発言できる国として、アジア諸国が見ている事を思えば、今後も筋を通した発言をして行く事が必要であり、其れがアジア諸国の期待と信頼を得る事に繋がる事ではないでしょうか。

中国の暴走は、世界から、「異質な国」と見られている、其れは、共産主義思想の中で、自由主義経済志向の政策が取られる事に矛盾が生じ、其れを強制的に修正する事は、「角を曲げて牛を殺す」の例えに似たことになるのではないでしょうか。
(えびなたろう)


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