きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

こんな日本に誰がした!

2008-12-26 13:13:09 | Weblog
こんな日本に誰がした!        (008.12.26.)

限られた財源の中では、先ず優先順位をつけて緊急必要なものからやる事は当然である。実施に当っても、その金の使い方は効率よく無駄なく使うこともまた当然である。

小泉内閣以来の財政再建計画は、国の行政の在り方にまで突っ込んだ改革に取り組み、その改革路線問題の中で、「政治と金」の問題、公共工事の発注の中での「談合問題」、官僚と業者の癒着の中での、「天下りと特殊法人問題」等々が、浮き彫りになり、更に年金の杜撰な管理状態が、明るみに出て、昨年の参議院選では遂に与党(自民・公明)の大敗に至り、その結果「ねじれ国会」と言う、衆議院は与党、参議院は野党が多数をしはいする形になった。

この「ねじれ国会」によって、今まで野党や国民に隠されていた官僚支配の無駄使いの実態が次から次へと明らかになり、現政権に対する、国民の不信感は頂点に達し、本来なれば当然解散総選挙を実施する事が望ましいと思われていたが、与党はかたくなに政権保持に固執していた。

選挙をやらずに総理の首の差し替えだけで、何とか政権を持続し、その間に国民の信頼を取り戻して、その上で選挙をしたいと試みてきたが、結果は、どうしても官僚支配の政治体制の改革を行なう事が出来ず安倍内閣は昨年の9月12日に、福田内閣は今年の9月1日に突然、国会審議を目前にして政権投げ出し辞任を表明した。

そして、3人目の総理を決める、自民党内の総裁選挙では、5人もの立候補者が立ち夫々に勝手な公約を並べて闘っていたが、国民の関心は全く無く、ただ自民党内部の総裁選びに国会を放り出してお祭り騒ぎをしていただけで、さすがの自民党の長老塩川正十郎氏も「国民との遊離をかんずる」と言われていたほどである。

約4週間の空白の後9月25日に国会で衆議院では自民党の麻生氏が、参議院では民主党の小沢氏が首相に選出されたが、衆議院の議決尊重で麻生氏が内閣総理大臣に決定された。

就任した麻生氏は、早期の解散総選挙を発言されていたから、国民は選挙管理内閣と受け止め、遅くとも年内解散を考えていたが、世論調査で自民党の不人気による敗北が予想される事から、選挙に踏み切ることが出来ず、更に世界的金融危機問題が生じて、「いまわ選挙どころではない」との口実を掲げて、選挙の先延ばしを公言した。

しかし、実際には、景気対策を掲げた麻生総理の2次補正予算は、スピードが大切と言いながら、年内の延長国会に提出せず、2兆円と言う多額の定額給付金も不評で、ただ選挙目当てのバラマキ政策と国民には執られ、任期は上昇するどころか更に低下の一途を辿った。

従って、この調子では、自民党の人気の挽回は何をやってもほぼ絶望的であり、解散総選挙を打ち出す機会も無く9月の任期一杯までは目をつぶってでもやり過ごすのではないかと思われる。

一昨日の国会最終日で、渡辺議員が造反を起こして、民主党の解散総選挙の提案に賛成した問題が、年明け国会で、どのような影響を及ぼすか、若し自民党が国会の運営に行き詰まりを起こすような事態にならない限り解散は無いものと思われる。

その間、国民は居た堪れない閉塞感に置かれる事は避けられず、不況のさなか失業者の増大は深刻の度を深め、生活困窮者問題、医師不足による医療問題等々。

国民生活の実態から遊離した自民党の利己的な考えと麻生総理の国を顧みない行動には益々の閉塞感の深まりを感じるばかりである。
国際的にも大きなマイナスを覚悟しなければならないでしょう。

何はともあれ、早く解散総選挙をやることが最優先問題で、国民の信頼の基、新しい内閣が出来れば、また、道も開かれ、閉塞感も無くなり明るい見通しが景気の再来を呼び込むことが出来ると思のだが。
(えびなたろう)
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本日をもって今年の最終Blogとします。
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来年は1月6日から開始します。
(えびなたろう)
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