きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

中国の胡錦濤主席あす来日

2008-05-05 12:23:00 | Weblog
中国の胡錦濤主席あす来日      (008.05.05.)

中国の胡錦濤国家主席が明日来日されることになった。日中関係は江沢民国家主席が来日以来遠のいていたが、其れも中国に於ける国民への「反日教育」が日本に対し友好ムードを妨げるけっかとなり、更に小泉内閣時代は総理の靖国神社参拝が中国を刺激したことも在ったからである。

本来は、中国と日本は同じアジアに存在する有力国で、隣国としての友好親善を共有する国で無ければならないのに、今まで反発していた事は、真に遺憾と言わざるを得ない。

しかし両国とも相手が反発すれば、こちらも反発する状態が続いても直接受ける利害関係はそんなに無いから、日本も積極的に取り入る必要も無かったのである。

その後、安部内閣に代わり、安倍さんが中国訪問をした事から、中国側も好感を示し温家宝首相の訪日となって両国の間に「戦略的互恵関係」の締結までの、友好の道を作り出した事になったのである。

そもそも、中国が、小平氏による一国二制度の経済政策を唱え、国内産業の発展を積極的に執り始めた事から、急速な産業発展を来たしたが、その反面環境汚染の問題が国内に蔓延し、その対策にはどうしても日本の環境対策技術に依存をしなくては成らない問題が生じてきたのである。

また日本も国内経済の不況の中、アメリカとの貿易も減少し、従って中国との貿易拡大に依存しなくてはならない状態になってきたのである。

この様な両国の期待が、一挙に高まって、今後両国の互恵関係を維持してゆこうと言う事になったわけである。

しかし両国の国の形態が、自由主義経済国(日本)と一党独裁の全体主義国家(中国)との違いが、色んなところに問題要因を残しながら、今日に来ている。
「東シナ海のガス田開発」問題・「毒入りギョウザ事件」の未解明問題、等々、更に中国は今年北京オリンピックの開催国として、日本の協力を必要としている。

今回聖火リレーの妨害事件は、チベット自治区に於ける人権差別が原因で生じたものであるから、他国からの批判の的になっている。これは中国にとっても、今後を左右する重要な問題になってゆくと思うだけに、日本も中国との友好的な立場からダライラマとの話し合いをする様提案をしている。

今回、中国の国家主席を日本に迎えるのであるが、国として今後の協力を惜しまない態度は良いのであるが、同時に日本の立場を明確に相手に伝え、相手に理解をさせた上で、お付き合いをする事を忘れないで欲しいと思います。
(えびなたろう)


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