きまぐれ発言

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菅内閣への「倒閣運動」

2011-02-19 04:53:56 | Weblog
菅内閣への「倒閣運動」       (011.02.19.)

民主党の小沢一郎元代表への党員資格停止処分は、党内の常任幹事会で決められた処分で、此れに反対する小沢系議員16名による、会派離脱届けを執行部に提出し、党が提出している、11年度予算の関連法案採決に造反する姿勢を示している。

同じ政党内部の中で、重要な今年度予算の関連法案を、党の方針に反対し、その反対も政策的なものでは無く、党則違反の党員を庇うために反対行動を起こすと言うもので、菅総理も「全く理解出来ない」と言っている。

会派離脱を表明した、16人中には、元小沢氏の秘書もいて、行動の裏には、小沢氏の意向が反映されている事は明らかである。その他のメンバーも2009年の衆議院選で小沢氏から資金援助を受けた、議員が多く、目下混乱中の国政問題よりも、「先ず小沢先生の為に」と言う新興宗教の信者の様な連中である。

小沢氏に対する忠誠心は、「政治と金」に象徴される通り、資金の援助に対する物だけであって、国民が最も嫌う「金による政治が動かされる汚さである」その権化が小沢一郎である事を忘れてはいけない。

今回の会派離脱問題は、明らかに小沢氏の菅総理の引きずり降ろしが目的で、離党はしないで、会派の離脱だけを表明したのは、小沢代表の得意とする瀬戸際戦術と見る向きが多いと言われている。

菅内閣自身も、決して、誉められた総理とは言えないが、だからと言って、自民党の主張は、自民党が何故、政権政党から降ろされたかの自己反省が全く出来ていない。それで居て、自分なら何をするかも明確にせずに菅降ろしばかりを主張している。公明党に至っても、党のポリシーは全く無く、自民党と一緒になって無責任な行動に走っている。

「みんなの党」も渡辺善美代表があまりにも軽い印象が強く、党首としては、三流以下である。むしろ江田憲司を党首にした方が、党のイメージがもっと挙がるのではないかと思う。

何れにしても、「この人が!」と言う総理にふさわしい人はいないから、むしろ今はお互いの足を引っ張るのではなく、協調する方向で、現状乗り切りを、考えた方が良いのでは無いでしょうか。

菅総理を降ろし、後を、谷垣がやっても、小沢がやっても、お互いが憎しみあって、足の引っ張り合いをするのでは誰がなっても、上手く行きません。
今は、八方塞がりの状態で、外国からも日本外交は馬鹿にされています。今は、大所・高所に立って、国会議員として何をすべきかが、最も問われる時では無いでしょうか。
(えびなたろう)