きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

リーダーシップの無い内閣の続投

2011-02-02 11:47:00 | Weblog
リーダーシップの無い内閣の続投      (011.02.02.)

連日国会の状況を見ているが。今現在、日本が置かれている窮地に「こんな事していて良いのか」と言う緊迫感が全く見られない。

菅総理は最初の施政方針演説で、「第三の開国」とまで踏み込んだ決意を述べられ、わが国未来の方向付けを示しているが。それに付いての更に深く国のビジョンを明確に示せていないから、決意の程がどの程度かと各閣僚はいぶかっている。野党の方も建設的な意見は何一つ無く、ただ解散させる事だけに走っている。

此れでは、話し合いも何もかみ合う筈の無い両者の言葉尻を捕まえた、ののしり合いの国会である。
総理は、「TPP」への参画に前向きな姿勢を示し我々も、世界の流れから見て、参加は当然だとも思っては居るが、しからばその具体的道筋はどの様にするのかが。一行に示されていない。農林行政にしても、今まで遣ってきた事に対して、革命的な大改革を伴う事は最初から解っている事で、この大仕事を遣ろうとすれば、事を采配するリーダーが必要で、其の前に、共有する理念の統一が必要である。

その辺の、段取りが無くて、TPP参加を呼びかけても、リーダーへの信頼度は生まれません。
今国会で、「如何するんですか」と質問すれば、「野党の声を聞き入れて、4月までに方針を出します」と言う事では、4月まで何も遣らないに等しい言い逃れに過ぎないと思います。

菅総理は、「第三の開国」を発表するからには、自分自身の中に持っている、「開国のイメージ」がある程度示せるものが無くてはリーダーの資格があるとは思えません。

小沢問題も結局国会説明が行われない事がハッキリしたのに、党としても対応が未だに取れないで、居る姿は、とても見ていられない思いです。
(えびなたろう)