NAO日和

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「杉原千畝 スギハラチウネ」

2015年12月30日 | 邦画

~ひとりの日本人が、世界を変えた~

2015年  日本映画    (2015.12.05公開)
配給&製作:東宝
監督:チェリン・グラック
脚本:鎌田哲郎/松尾浩道
衣装デザイン:黒澤和子/ドロタ・ロクエプロ
音楽:佐藤直紀
出演:唐沢寿明/小雪/ボリス・シッツ/アグニシュカ・グロコウスカ/塚本高史
     ミハウ・ジュラフスキ/濱田岳/二階堂智/板尾創路/滝藤賢一/石橋凌
        アンナ・グリチェヴィチ/ズビグニエフ・ザマホフスキ/アンジェイ・ブルメンフェルド
        ヴェナンティ・ノスル/マチェイ・ザコシェルニー/小日向文世

<見どころ>
第2次世界大戦中、リトアニア領事代理として日本政府に背く形で多くのユダヤ難民に
ビザを発給し彼らの命を救った杉原千畝の波乱に満ちた半生を映画化。
世界情勢が混乱を極める中、諜報外交官として日本にさまざまな情報を送ってきた
杉原を唐沢寿明が演じ、彼を支える妻に小雪がふんするほか、日本、ポーランドの
実力派俳優が集結。『サイドウェイズ』などのチェリン・グラック監督がメガホンを取り、
国際色豊かなスタッフ、キャストをまとめ上げた。

<ストーリー>
1935年、満洲国外交部勤務の杉原千畝(唐沢寿明)は高い語学力と情報網を武器に、
ソ連との北満鉄道譲渡交渉を成立させた。ところがその後彼を警戒するソ連から入国を
拒否され、念願の在モスクワ日本大使館への赴任を断念することになった杉原は、
リトアニア・カウナスの日本領事館への勤務を命じられる。同地で情報を収集し激動の
ヨーロッパ情勢を日本に発信し続けていた中、第2次世界大戦が勃発し……。

<感想>
“日本のシンドラー“と呼ばれた、杉原千畝の
半生と真実を描く作品。


私が高校生ぐらいの時かな?NHKスペシャルで初めて杉原千畝の功績を知りました。
当時、教科書にはぜんぜん載ってなかったから驚きましたよ。
こういう方のをもっと日本人は知るべきなのにね。

 
舞台が海外なので、日本映画ですが、ほとんど字幕。
映像の雰囲気からも、洋画っぽい印象を受けました。

 
外交官でしたが、諜報活動にも長けていた杉原。
ロシアから、「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」と呼ばれている
ぐらいなのだから優秀な人物であったのには間違いないですね。

ナチスがユダヤ人を殺す場面などけっこう重い場面もあり、子どもの目の前で
親が殺されるシーンは、いたたまれなかったですし、ビザを発給すると決まり
ユダヤ人達が歓声をあげる場面は胸が詰まりましたね。

それと、濱田岳くん、ちょい役でしたが、あのシーンは涙腺が崩壊しちゃいましたよ。

外務省から存在を抹消されても卑屈にならず、「世界を変えたい」と生き抜いた
杉原氏には尊敬に値しますし、杉原氏が教え子に話した「誰かの世話になるよりも、
誰かのお世話をするよう、そして報いを求めぬよう」の言葉は、胸に刺さりました。

日本人なら観るべき映画だと感じました。

点数:8点 (10点中)


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Nakaji)
2015-12-31 12:58:33
こんにちは。本当にこの映画は日本人が見るべきだと思います。
こういった人が、国のしがらみに左右されず、
自分が正しいって思ったことをやったという日本人がいたってことを知るべきだと思いました。
Nakajiさんへ (NAO)
2015-12-31 13:32:57
こんにちは~Nakajiさん♪

私が学生の頃は教科書に杉原千畝さんのことは
ひとっつも載っていませんでした。今はどうなんだろ?
こういう方の功績をもっと評価するべきよね。

評価されるの遅すぎだし、外務省の対応にもイラっときました。

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