NAO日和

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<7月の鑑賞予定映画>

「フェラーリ」「キングダム 大将軍の帰還」「メイ・ディセンバー ゆれる真実」「もしも徳川家康が総理大臣になったら」

「ラーゲリより愛を込めて」

2022年12月18日 | 邦画

~帰国を、信じて~

2022年  日本映画  (2022.12.09公開)
配給:東宝  上映時間:134分
監督:瀬々敬久
原作:辺見じゅん 「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」(文春文庫刊)
脚本:林民夫
音楽:小瀬村晶
主題歌:Mrs. GREEEN APPLE 
出演:二宮和也/北川景子/松坂桃李/桐谷健太/中島健人/寺尾聰/安田顕
   奥野瑛太/金井勇太/中島歩/田辺桃子/奥智哉/渡辺真起子/三浦誠己
   山中崇/朝加真由美/酒向芳/市毛良枝

<見どころ>
辺見じゅんのノンフィクション「収容所から来た遺書」を原作にしたドラマ。
第2次世界大戦終結後、ソ連軍の捕虜として不当にシベリアの収容所に抑留された
日本人・山本幡男氏の姿を描く。メガホンを取るのは『とんび』などの瀬々敬久。
『浅田家!』などの二宮和也、『ファーストラヴ』などの北川景子らが出演する。

<ストーリー>
第2次世界大戦が終結した1945年。シベリアの強制収容所では、ソ連軍の捕虜と
なった山本幡男(二宮和也)ら多くの日本軍兵士たちが収容されていた。
わずかな食料しか与えられず、零下40度という過酷な状況下で重労働を強いられる
彼らに、山本は「生きる希望を捨ててはいけません。帰国の日は必ずやって来ます」
と訴え続ける。山本の信念と仲間を思う行動に勇気づけられる捕虜たち。
8年後、山本のもとへ妻からのはがきが届き、帰国の日は近いと感じる山本だったが、
その体は病にむしばまれていた。

<感想>
松坂桃李君が出演しているので公開初日に鑑賞。


シベリア抑留の話なので、きつい描写があることは覚悟していましたが
実際はこの何倍も過酷だったと思うので見ていてやはりきつかったです。
シベリア抑留の理不尽さ、過酷さ、これらが戦争を知らない世代が
知るにはいい作品だと思います。私は祖父がシベリアではないが
南太平洋で戦死しているので、この映画を観て祖父がどんな思いで
祖母がどんな思いで父・叔父を育てたのか、祖父母の気持ちを
思いながら鑑賞していました。


俳優陣は、実力ある方ばかり揃っているので本当に見ごたえありました。
あと、犬のクロがとても良かった!船を追いかけて氷海に飛び込むシーンは
フィクションではなく実話だったということに驚き。舞鶴まで無事について
引き取られたそうですが、あのシーンは涙腺崩壊でしたよ(涙)


11年もの間過酷な抑留生活でやっと帰国できても、PTSDなど発症し
肉体・精神ともにやられ、社会復帰できるのに相当時間がかかったのは
映画では描かれていません。映画ではすぐに4人が届けたかのように
見えますが、実際は最後の遺書が届くまで30年かかったそうです。

山本夫妻の絆の深さには感動しましたが、戦争の悲惨さ愚かさを
改めて実感した映画でした。ウクライナのこともあるので
猶更そう感じました。

「戦争って、ほんとに酷いもんですね」 この一言につきます。

点数:8点/10

コメント (4)
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