NAO日和

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<6月の鑑賞予定映画>

「違国日記」「ディア・ファミリー」「朽ちないサクラ」

「すばらしき世界」

2021年02月28日 | 邦画

~この世界は生きづらく、あたたかい~

2020年  日本映画  (2021.02.11公開)
配給:ワーナー・ブラサース映画   上映時間:124分
監督:西川美和
原案:左木隆三 「身分帳」(講談社文庫刊)
脚本:西川美和
美術:三ツ松けいこ
音楽:林正樹
衣装デザイン:小川久美子
出演:役所広司/仲野太賀/長澤まさみ/六角精児/北村有起哉/白竜
   キムラ緑子/安田成美/梶芽衣子/橋爪功

<見どころ>
『ゆれる』『永い言い訳』などの西川美和が脚本と監督を手掛け、
佐木隆三の小説「身分帳」を原案に描く人間ドラマ。原案の舞台を約35年後の
現代に設定し、13年の刑期を終えた元殺人犯の出所後の日々を描く。
『孤狼の血』などの役所広司が主演を務め、テレビディレクターを『静かな雨』
などの仲野太賀、テレビプロデューサーを『MOTHER マザー』などの長澤まさみが
演じている。橋爪功、梶芽衣子、六角精児らも名を連ねる。

<ストーリー>
下町で暮らす短気な性格の三上(役所広司)は、強面の外見とは裏腹に、
困っている人を放っておけない優しい一面も持っていた。過去に殺人を犯し、
人生のほとんどを刑務所の中で過ごしてきた彼は、何とかまっとうに生きようと
もがき苦しむ。そんな三上に目をつけた、テレビマンの津乃田(仲野太賀)と
プロデューサーの吉澤(長澤まさみ)は、彼に取り入って彼をネタにしようと
考えていた。

<感想>
役所広司さんの演技はいつも素晴らしいですが、今回も主人公とリンクして
凄すぎて鳥肌ものです。


共演の仲野太賀さんの演技がとにかく良いし、「ヤクザと家族」に
出演していた北村有起哉さんが、また違う立ち位置の役を演じていらしたのも
印象的でした。あと、六角精児さんがめちゃめちゃいい人役だったのも
なんだか良かった。いつも一癖ある役柄が多いので新鮮に感じました(笑)
長澤まさみさんは、思ったより出番少なかったですね。


人生の再出発が、今の日本ではどれだけ難しいか。世間体はもちろんのこと
いかに社会に馴染むために、時には自分の考えに蓋をしなくてはならないことも
理解しなくてはいけない難しさ。とりわけ、三上のような真っすぐすぎる
人間には、生きづらいでしょう。
だからこそ、必死に社会に適合しようともがく姿は胸に詰まるものがありました。

『ヤクザと家族』とは別の視点で描いた作品。
コロナ禍ですが、これは観ておくべき映画だと思いますので、ぜひ。

点数:9点/10

コメント (5)
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