NAO日和

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<10月の鑑賞予定映画>

「ふれる。」「シビル・ウォー アメリカ最後の日」「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」「八犬伝」

「永遠の0」

2013年12月28日 | 邦画

~この空に願う、未来 ―― 壮大な愛の物語~

2013年 日本映画      (2013.12.21公開)
配給:東宝          上映時間:144分
監督:山崎貴
原作:百田直樹  『永遠の0』(太田出版刊)
脚本:山崎貴/林民夫
音楽:佐藤直紀
主題歌:サザンオールスターズ 「蛍」
出演:岡田准一/三浦春馬/井上真央/濱田岳/荒井浩文/吹石一恵/染谷将太
    三浦貴大/上田竜也/田中泯/山本學/風吹ジュン/橋爪功/平幹二朗/夏八木勲

<見どころ>
零戦搭乗員の悲劇を描いた百田尚樹のベストセラーを、『ALWAYS』シリーズなどの
監督・山崎貴が映画化した戦争ドラマ。祖父の歴史を調べる孫の視点から、“海軍一の臆病者”と
呼ばれたパイロットの真実の姿を、現代と過去を交錯させながらつづっていく。
主人公の特攻隊員役に、『天地明察』『図書館戦争』などの岡田准一。
現代に生きる孫に三浦春馬がふんするほか、井上真央や夏八木勲など若手からベテランまで
多彩な俳優が共演する。生と死を描く奥深い物語はもちろん、サザンオールスターズによる
心にしみる主題歌にも注目。

<ストーリー>
祖母の葬儀の席で会ったことのない実の祖父・宮部久蔵(岡田准一)の存在を聞いた
佐伯健太郎(三浦春馬)。進路に迷っていた健太郎は、太平洋戦争の終戦間際に特攻隊員として
出撃した零戦パイロットだったという祖父のことが気に掛かり、かつての戦友たちを訪ねる。
そして、天才的な技術を持ちながら“海軍一の臆病者”と呼ばれ、生還することにこだわった
祖父の思いも寄らない真実を健太郎は知ることとなり……。

<感想>
原作=既読。

原作で、号泣した作品なので、公開前から期待大で鑑賞。

 
零戦のパイロットだった、本当の祖父の足跡を追いかける孫の物語。
宮部久蔵役を岡田君が演じるのは、ちょっと不安もありましたが、とっても良かった。
「図書館戦争」の岡田君もいい演技でしたが、こちらも合っていたように感じました。
何より、目の鋭さが印象的。原作読んでる時も、宮部の印象は眼光鋭い人を
思い浮かべていたので、岡田君の眼光の鋭さは、まさにハマっていました。
ラストのあの眼光と何とも言えない表情が、頭から離れません。


「語り継ぐ」って言うのは大事ですね。私の祖父も陸軍に配属され、昭和19年に戦死しているので
この映画は、孫の立場になって観ていました。小さいころ、祖母から毎日のように戦争の悲惨さを
聞かされていましたが、もっとちゃんと真面目に聞いておけばよかった、と今更ながら後悔しています。

 
「あと10年もすれば戦争を知っている日本人はほとんど生きていない」の台詞が重みを感じます。
我々戦争を知らない世代は、こういう映画や書物を通じて知る必要がありますね。
宮部のように「生きたい」と思うことが蔑視された時代。それでも「生きたい」と言い続け、
生きることに執着していた宮部が特攻へと志願していく過程は、見ていてとても辛かったです。

原作が膨大なので、激戦地での詳細が駆け足になってしまったのは、致し方ないとは
思うが、ラストの下りは、ちょっと不満。邦画のいかんとこが出てしまった感が・・・。
印象に残ったのは、夏八木勲さんをはじめ、ベテラン俳優の重みのある演技には泣けた。
田中泯さん演じる景浦が、最後、孫を思わず抱きしめるシーンは、胸が熱くなりました。

戦闘シーンは、ハリウッドに比べるとやはり見劣りするが、邦画としては頑張った方なのでは?
ラストの岡田くんの何とも言えない表情が、また泣けてきました。主題歌の「蛍」が、また泣けます。

戦争を知らない世代こそ、観てほしい映画でした。

お正月、帰省しますが、骨のない遺骨袋を見ると泣けてくるかも。

点数:10点 (10点中)

コメント (6)
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