青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

アパートの裏山- Nature of Misty Hill青梅市霞丘陵の自然2021.5.6

2021-05-07 08:30:35 | コロナ 差別問題と民主化運動 身近な自然


★御岳山の野生アジサイ9種の中の「バイカアマチャ」と記したところは、「ギンバイソウ」に訂正しました。



★5月5日の記事に、いいね!その他ありがとうございます。


 
読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。

【Ⅰ】
マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】
「沖縄に対する日本」
「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」
の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。
 
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今日も、裏山行ってきました。たぶん天気も悪いだろうし、、、。行かないつもりでいたのだけれど、一応チェックしてすぐに帰って来ようと。結局、また6時間も歩き通してしまいました(午前9時半~午後3時半)。
 
今日の目的は、ガクウツギの探索です。まだちょっと早いかな?という気もするのですが、今年は季節が猛烈に早く進んでいるので、もしかすると遅いぐらいかも知れません。
 
同じ青梅市でも、電車で20分ほど奥多摩側に向かった御岳山に数多く生えています。御岳山には、この種を含めて9種の野生アジサイ(定義・系統分類については僕の諸報文を参照してください)が在来分布しています(開花期順に、ガクウツギ、コアジサイ、ゴトウズル、イワガラミ、ヤマアジサイ、ギンバイソウ、クサアジサイ、ノリウツギ、タマアジサイ)。2年前と3年前、何度か御岳山に通って、それらの種の写真を撮影したのですが、中国産を含めた野生アジサイの写真や資料の全てを納めてあるハード・ディスクがクラッシュしたため、手元には無いのです(そのハードディスクを取り戻すための50万円近くの修復費を、毎月数万円づつ支払い続けています、あと30万円余で戻ってくる)。
 
改めて御岳山に行って撮影しておこうと、今朝になって思いついたのですけれど、もしかすると、標高の低い霞丘陵にも生えているかも知れないので、一応チェックしておくことにしました(結局見つからなかった)。
 
「ガクウツギ」という名前から、野生アジサイだと思わない人がいるかも知れませんが、ヤマアジサイや野生ガクアジサイなどとともに、血縁上は園芸のアジサイに最も近縁な種の一つです。南西諸島産の「ヤクシマコンテリギ」「トカラアジサイ」「ヤエヤマコンテリギ」、台湾と中国大陸東部~南部に分布する「カラコンテリギ」、中国雲南省やミャンマー北部に分布する「ユンナンアジサイ」とともに、一つのグループ(「上種」という概念で考えても良い)を形成しています。
 
この一群の、分布の東限が、奥多摩地方。そして、分布の西限が、雲南省西北端とミャンマー・カチン州の国境山地。
 
一昨年の6月11日、その実態のチェックを行うべく、ミャンマーの大河「イラワジ河」の上流が一瞬の間だけ中国領内を流れる「独龍江」に向かう予定で、成田から香港空港に到着したその時、大規模「香港デモ」の第一回目が発生したのです。
 
出版社から取材を請われ、結局「独龍江」行は断念し、「香港デモ」の取材に当たることになって、今に至っています。その辺りの事情(「コロナ問題」とも大きく結びつく)については、明日のブログで書いて行く予定です。
 
*「僕のライフワークの野生アジサイ」「中国雲南省・ミャンマー国境地帯」「東京都青梅市」「香港デモ」「コロナウイルス」、、、一応、全部結びついているのですね(笑)。
 


入口に(「道聞き禁止」に次ぐ)新たな警告。
 
ハイカーと言っても、出会うのは(メインコースで)せいぜい10分に一人(一組)ぐらいなんですけれどね。
それでマスク必着。日本は滅亡しますね。
 
因みに、昨夜、大発見をしました。突然“そうだったんだ”と気が付いたのです。
 
中国本土や台湾の、コロナウイルス感染者が、日本より圧倒的に少ない、という謎。その謎の理由が分かった!!!
 
中国本土や台湾と日本の違いは、どこにあるのか?
中国/台湾の人たちは、一般生活でマスクはしていない。
日本人は、いつどこでもマスク必着。
そうです。コロナウイルス感染媒体源は、“マスク”です!!
 
まあ、“陰謀論”(というよりもバカの妄言、笑)とされちゃうに決まっているので、真面目には言いません、「陰謀論」として貰って構いません。もとより「陰謀論」というのは、9割方「妄信」ですね。でも、どの陰謀論であっても、どこかに「真実」の根っこのような部分が隠されているのではないか、と僕は想うのです(“真実”は一つでない、と思っているので)。
 
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松林でハルゼミが大量に泣いていました。最初に鳴き声を聴いたのが4月8日(通常よりかなり早い)、今が盛りのようです。木の高いところに止まっているので写真撮影は出来ませんでした(中国陝西省の太白山や秦嶺山地では、近縁種が広葉樹林内の地面や岩に止まって鳴いていたので、日本でもそのようなシチュエーションにそのうち出会うかも知れない、と期待しています)。
 
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パソコンの動きが滅茶苦茶遅いので、、、適当に“エイヤ!”と写真を選んでおきます。
 


「ウスバシロチョウ」の草原から、駐車場(その先がメイン・ハイキングコースで、幅広い全面舗装道)とは反対側の道に行ってみることにしました。ここが、東京の、それも市街地の近くだとはとても思えない、鬱蒼とした樹林の中を行きます。まるで屋久島です。
 


カントウカンアオイの花。昔は、ギフチョウもいたのかも知れません。
 




コジャノメ
林内には蝶はほとんどいないですね。唯一暗い林内にもいるのがコジャノメ(房総半島だと超希少種ルーミスシジミと、普通種コジャノメの2種だけが、鬱閉した照葉樹林内にいる)。5~6頭が、木漏れ日の林内を縺れ合って飛んでいました。そのうちの2頭が求愛行動を始めて、、、なんとそのまま交尾してしまった。ウスバシロチョウの時にも書きましたが、どの蝶の場合でも、交尾ペアにはなかなか出会えない。飛んでいるときは分かっても、止まると姿が(周囲に溶け込んで)見えなくなってしまう。交尾ペアは、通常、静止したままです。目の前にいても、気が付かないことが殆んどです。確率的には、交尾中のペアに出会うより、交尾の瞬間を目撃する機会のほうが遥かに少ないと思うのですが、「見える」「見えない」ということで言うなら、その少ない機会の方が、あてになるというわけです。
 
コジャノメは、僕の大好きな蝶の一つです。普通種ではあるのですが(あるいは普通種であるゆえ)、そのアイデンティティが良く知られていない、という蝶の一つです。「日本の蝶」の第三回目は、コジャノメで行きましょう。11年前に発表した(でもたぶん全く知られていない)僕の論文、「ミャンマーにおける“上種”コジャノメ Mycalesis francisca species group について」から抄出しておく予定です。
 




20分ほど林内の尾根道を歩いて、小さな川辺に降り立ちました。一瞬北米のどこかの州の田舎に迷い込んだのではないかと。ここが日本?それも東京の市街地の近く? 小川に沿った土手に、カラスノエンドウやハルジョオンやウマノアシガタの花が咲き乱れて、まるで絵に描いたような光景です。
 
ここには、一時間以上滞在しました。さっき、林の中の道に入ってから、このあと(沢沿いの別の道を通って)メイン・ハイキングコースに戻るまでの一時間余、一人の人にも出会わなかった。ゴールデンウイークの、快晴の日のお昼の、東京の市街地から歩いて数十分のところの、まるで絵画の中のような場所。なのに、一人も人がいない、、、。
 






一時間余、ヒメウラナミジャノメを追いかけていました。さっきコジャノメの交尾を撮影したので、あわよくばヒメウラナミジャノメも、と。多数(少なくとも10数頭)のオスとメスが、土手の草上を飛び交っていました。メスは、産卵の準備(産み付けるのではなくて辺りに適当に放卵します)、オスは交尾可能なメスを探している。どこかに交尾ペアも止まっているはずですが、結局見つけ出すことが出来ませんでした。
 


【参考】中国広東省詔関市翁源県貴聯(モニカの実家の村)にて。普通種ゆえ、中国産(近縁種を含む)との関係も、よく分かっていません。「日本の蝶」の4回目あたりで、「広東省貴聯村に於けるウラナミジャノメ属8種について」を紹介しておこうかな?とも考えています。
 


ヒメウツギ(アジサイ科ウツギ亜科)
野生アジサイの「ガクウツギ」には出会えなかったのですが、別グループの「ウツギ」と名のつく野生種三種を撮影しました。ヒメウツギは、前回来た時にはほとんど蕾だけだったのですが、今日は花が全開です。
 


コゴメウツギ(バラ科)
 


ツクバネウツギ(スイカズラ科)
 








ダイミョウセセリ
ウスバシロチョウは少なくなって、ダイミョウセセリが群れ飛んでいます。「目にも留まらぬ」というのは、この蝶のようなことを言うのでしょうね。猛烈なスピードで、10頭近くの個体が、縺れ合って飛んでいます。いきなり静止して、葉に(しばしば葉裏に)ぴったりとへばり付きます。東日本に分布するダイミョウセセリ(いわゆる「関東型」)は、ダイミョウセセリという種全体からみると、形態的にも生態的にも、かなり特殊な存在なのです。その辺りの事は「日本の蝶」第2回で説明していく予定です。
 












カワトンボ
トンボの事は、僕は良く知らんのです。カワトンボは、これまで、「カワトンボ」「オオカワトンボ」「ニシカワトンボ」「ヒガシカワトンボ」「ニホンカワトンボ」「アサヒナカワトンボ」など、様々な分類群に分割されたり統合されたりしてきました。現在、日本産に関しては、(DNAの解析に基づき)「ニホンカワトンボ」と「アサヒナカワトンボ」に大別することが、最終的な答えとされているようです。僕には異論を差し挟むだけの知識はないので、それに従うべきなのでしょうが、幾らか思う事もあり、ここでは一応「カワトンボ」一択でいきます。綺麗なので、(雌雄幼体など)6枚載せておきます。
 
 
 









コメント
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