フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

「暑い」と言うと余計に暑くなる都会

2010-09-06 | フルート

「猛暑」の大阪に帰ってきた。クーラーをガンガン効かせて、やっと室温が30度だ。「暑い」と口に出すと、余計に暑く感じる。だから、じっと黙っている以外にない。

朝から、牛乳、冷たいお茶、アイスコーヒーの連続だ。ホットコーヒーは少し飲む気がしない。庭に出ると、容赦ない日差しが照りつけているが、雑草が馬鹿に元気よく茂っている。この草刈りは、ちょっとやる気がしないな。

部屋に戻って、新聞に目を通していると面白い宣伝があった。北海道産のクマザサから作った青汁の通信販売だ。「お通じ」が良くなるらしい。繊維質やビタミンがサツマイモより豊富とうたっている。しかも安いらしい。おそらく北海道の原野でもいたるところに生えているので原価はほとんゼロなのであろう。クマザサなら清里の庭でいやというほど生えているのだが、こんな商売もあるものかと、驚いた。

溜まった郵便物の整理や、宅配便の不在表に連絡を取ったりしていると、昼になった。

午後からはますます気温が上昇してくるなか、部屋を閉め切って、フルートの練習をする。フルートの構え方のチェック、唇の下にピタッと貼り付けて、動かないようにする。フルートの微妙なバランスを確保して運指が楽にできるようにする。その姿勢で、ロングトーン吹く。音はできる限り響かせるように。
「毎日の練習」はパターン8だ。二音ずつのスラーなのでこれが一番鳴らしやすい。ひたすら唇、腕、指の無駄な力を抜く。

その後「ロマンティック・エチュード」NO16.「Cantabile alla Moderna」をテンポ76でやる。大分やってきている曲だがテンポ通りに吹くのは、なかなか難しい。中間部の音が出しにくいのが課題だ。

バッハのポロネーズのdouble部分をひたすら練習する。やはりフルートの構えと右手薬指の運指が問題だ。メヌエットはこんなものか。パディヌリは確実に音が出るようゆっくりとやる。

次は八ヶ岳フルートアンサンブルの「カルメン」だ。第1楽章、第2楽章を中心に練習する。第1楽章の高音のスタッカートとトリルが問題の箇所だ。後は運指のややこしいところだけを練習して流す。
その後、「名曲31」から、フォーレの「
シチリアーノ」「子守唄」、モーツアルト「アンダンテ」etcを気の向くまま吹く。これが何より楽しい。

途中、宅急便が来たので、受け取りに庭に出ると、暑さで参ったのか足元に虫が死んでいた。