今日も涼しく、ようやく秋らしい日が訪れるようになってきた。
朝のうちは、今日も諸々の雑用の処理で終わってしまった。
午後から、ゆっくりとフルートの練習をする。今日はどうかな、と思ってロングトーンを吹いてみると、妙に濁った音だ。あれっと思って、構え方を変えたり、頭管部を少し回したり、下唇へ当てる位置を調整したりしても、どうもすっきりと音が出ない。いやな出だしだ。「毎日の練習」に取り掛かる。スケールはパターン7。どうも後を外したり、濁ったりする音が多い。最初に躓くと、それが続くのがいけない。原因は不明だ。音が悪いと、指や唇にも力が入ってくるので更に具合が悪くなる。「力を抜く、力を抜く」と何度もつぶやく。次はアルペジオ。これはテンポを設定せずに、ゆっくり正確な音がズムーズに出るように練習する。その後、今日からNO7の運指練習を取り入れる。中間部のBからBまでの運指が苦手なので、この無味乾燥な運指練習をやってみようと思った。ポイントは、指に絶対に力を入れないことと、フルートをぐらつかせず、ぴったりと下唇に当てることだと思う。ここまで練習して1時間経ってしまった。時間があるというのはありがたい。
「ロマンティック・エチュード」はNO16.今日もメトロノームに合わすのに苦労する。黙って、苦手な部分の練習を繰り返した。これは、暗譜するまで練習しなければ、吹けない曲かもしれない。
バッハのポロネーズ。これも、今日はすっきりした音が出ない。少しいやになったので、休憩時間を取り、ネットサーフィンをする。休憩十分でもう一度バッハを吹くと、ちょっとましになっていた。今日もdoubleを集中的に練習する。パディヌリは楽しく、「冗談」を言うようにどんどん吹く。この曲はゆっくり吹くと全く面白くないが、つかえながらも、早く吹くとだんだん調子が乗ってきて、指の力が抜けていくから不思議だ。
次は八ヶ岳フルートアンサンブルの「カルメン」、今日も出だしで躓いた。なんとも、吹きにくいものだ。後は、さらっと全曲を流した。
その後時間があったので、過去に練習した曲から、ゴーベールの「マドリガル」をやる。不思議な美しい曲だなので練習は楽しい。これがしっとりとし上がれば言うことはないのだが、忘れてしまっているので、ミスがでる。ようやく、ややましな演奏ができたので今日の練習を終えることにした。
夕食の食材を買いにスーパーへ行くと、秋刀魚が安くなっていた。今年はまだ秋刀魚を食べていなかったので、今日は秋刀魚と大根おろしで一杯やろう。それだけでは、少しテーブルが淋しいので、残っている野菜を使って野菜フライを作ってもらうことにした。私は、テーブルのセッティング、大根を下ろすなどを手伝う。
高級魚秋刀魚には、赤ワインがよく合った。