「あ~あっ、無理して来たのにっ」
夏休みも盆休みも無く長時間労働を強いられて、疲れとストレスが極度に溜まっています。
起きるのが辛いことこの上ない。
そんな体を無理やり動かして、やっとの思いで来た。そんな感じでした。
そんな中、ある程度の予想はしつつ来た千曲川は泥濁りでした。
だが、一縷の望みは残されていました。
いかにも大物が潜んでいそうな場所ですが、いかんせん濁りが強すぎます。
水中に手を入れると、手首まで入れた所で指先が見えなくなります。
しかも、増水しているわけでもなく濁りだけが強くなっているという悪条件。
昨日、短時間に集中した雨が降ったのでしょう(リサーチ済みですが)。
川を見た瞬間、「こりゃ釣りにならねぇ」と、そう思いました。
しかし、竿を出せば可能性はゼロではない。
一応は竿を出してみることにします。
が、やはり喰ってきません。
時折アタリはあるものの、その主はハヤ。
ヤマメの気配は全く感じられず、1時間程様子を見てその場を離れることにしました。
「さて、どうしたものか?このまま帰ろうか」
思案の時です。
ここで、冒頭の「一縷の望み」が脳裏を過ぎります。
昨日、あちらこちらで雷雨があってその影響が心配だったので、
国土交通省「川の防災情報」で昨夜の内に情報を調べていたのですが。
佐久市下流部では1時間あたり20ミリの集中した降雨があったものの・・・。
その上の佐久穂町、川上村、小海と調べていくと、累積雨量をみても殆ど降っていないようでした。
「もしかすると・・・」
佐久穂まで上れば濁りは入っていないかもしれない。
「だが、今時期の上流部は水が少ないだろうしなぁ」
でももしかすると、その水の少なさが幸いするかもしれない。
水が少なければ、川の中も少しは明るくなるかもしれないし。
様々な思いが頭を過ぎりますが、意を決して上流部に移動することにしました。
上流部とは言え、佐久漁協管内での移動、佐久穂町の下ですから、そう大した距離ではありません。
そして川を見ると・・・。
「おっ、いけそうじゃん。水の色だけは」
濁りはあるものの、ちょっと強めの笹濁り程度。
水中の石も見えます。
水量が少なくて、あまり気乗りがしないものの、ちょっとだけ竿を出してから帰ろう。
そう思って釣り再開です。
移動したその先で、すぐに1匹目が釣れました。
だが、ヤマメだとしか思っていなかったその魚が、25センチほどのニジマスでガッカリ。
「おい、千曲でもニジマスかよ、勘弁してくれよ」
千曲本流でニジマスを釣ったのは初めて。結構レアな存在かもしれません。
支流に放された成魚放流のニジマスが、釣り切られないうちに本流に落ちてきたのでしょうね。
気を取り直して、釣り再開。
水量少なめの場所から、その中でも大場所を探して5~6投。
流芯の脇から、強く明確なアタリがきました。
ハヤのそれとも、コッパヤマメのそれとも明らかに違うアタリです。
合わせを入れると、ズンッとした感じで重さが乗ってきました。
直後、ローリングをしながら一気に下流に走ります。
強い強いっ。
だが、下の落ち込みに下らせるわけにはいかない。
一歩も下がらず必死に堪えているうちに何とか止める事が出来、徐々に寄ってきました。
そして無事にタモの中へ。
「綺麗で力強い魚体だぜ」
時間は10時を過ぎて真夏の陽が強く差し込む中、よく釣れてくれた。
朝一の川を見た瞬間、帰ろうかと思ったが、移動したことが功を奏しました。
「でも出来れば、下流部でもっと大物を狙いたかった」
贅沢かもしれませんが、そんな言葉も呟いていました。
でも、満足満足。
悪条件の中釣れてくれた1匹が尺上なのだから、この1匹でいい。
ヤマメ 32センチ
竿を仕舞って帰ろう。
今日も午前中には家に着いていました。
竿 スーパーゲームライトスペック80-85
道糸 0.6号
ハリス 0.6号
針 やまめ一番ひねり半スレ7.5号
ガン玉 B~2B
餌 ミミズ 黒川虫
釣果 ニジマス 25センチ
ヤマメ 32センチ
夏休みも盆休みも無く長時間労働を強いられて、疲れとストレスが極度に溜まっています。
起きるのが辛いことこの上ない。
そんな体を無理やり動かして、やっとの思いで来た。そんな感じでした。
そんな中、ある程度の予想はしつつ来た千曲川は泥濁りでした。
だが、一縷の望みは残されていました。
いかにも大物が潜んでいそうな場所ですが、いかんせん濁りが強すぎます。
水中に手を入れると、手首まで入れた所で指先が見えなくなります。
しかも、増水しているわけでもなく濁りだけが強くなっているという悪条件。
昨日、短時間に集中した雨が降ったのでしょう(リサーチ済みですが)。
川を見た瞬間、「こりゃ釣りにならねぇ」と、そう思いました。
しかし、竿を出せば可能性はゼロではない。
一応は竿を出してみることにします。
が、やはり喰ってきません。
時折アタリはあるものの、その主はハヤ。
ヤマメの気配は全く感じられず、1時間程様子を見てその場を離れることにしました。
「さて、どうしたものか?このまま帰ろうか」
思案の時です。
ここで、冒頭の「一縷の望み」が脳裏を過ぎります。
昨日、あちらこちらで雷雨があってその影響が心配だったので、
国土交通省「川の防災情報」で昨夜の内に情報を調べていたのですが。
佐久市下流部では1時間あたり20ミリの集中した降雨があったものの・・・。
その上の佐久穂町、川上村、小海と調べていくと、累積雨量をみても殆ど降っていないようでした。
「もしかすると・・・」
佐久穂まで上れば濁りは入っていないかもしれない。
「だが、今時期の上流部は水が少ないだろうしなぁ」
でももしかすると、その水の少なさが幸いするかもしれない。
水が少なければ、川の中も少しは明るくなるかもしれないし。
様々な思いが頭を過ぎりますが、意を決して上流部に移動することにしました。
上流部とは言え、佐久漁協管内での移動、佐久穂町の下ですから、そう大した距離ではありません。
そして川を見ると・・・。
「おっ、いけそうじゃん。水の色だけは」
濁りはあるものの、ちょっと強めの笹濁り程度。
水中の石も見えます。
水量が少なくて、あまり気乗りがしないものの、ちょっとだけ竿を出してから帰ろう。
そう思って釣り再開です。
移動したその先で、すぐに1匹目が釣れました。
だが、ヤマメだとしか思っていなかったその魚が、25センチほどのニジマスでガッカリ。
「おい、千曲でもニジマスかよ、勘弁してくれよ」
千曲本流でニジマスを釣ったのは初めて。結構レアな存在かもしれません。
支流に放された成魚放流のニジマスが、釣り切られないうちに本流に落ちてきたのでしょうね。
気を取り直して、釣り再開。
水量少なめの場所から、その中でも大場所を探して5~6投。
流芯の脇から、強く明確なアタリがきました。
ハヤのそれとも、コッパヤマメのそれとも明らかに違うアタリです。
合わせを入れると、ズンッとした感じで重さが乗ってきました。
直後、ローリングをしながら一気に下流に走ります。
強い強いっ。
だが、下の落ち込みに下らせるわけにはいかない。
一歩も下がらず必死に堪えているうちに何とか止める事が出来、徐々に寄ってきました。
そして無事にタモの中へ。
「綺麗で力強い魚体だぜ」
時間は10時を過ぎて真夏の陽が強く差し込む中、よく釣れてくれた。
朝一の川を見た瞬間、帰ろうかと思ったが、移動したことが功を奏しました。
「でも出来れば、下流部でもっと大物を狙いたかった」
贅沢かもしれませんが、そんな言葉も呟いていました。
でも、満足満足。
悪条件の中釣れてくれた1匹が尺上なのだから、この1匹でいい。
ヤマメ 32センチ
竿を仕舞って帰ろう。
今日も午前中には家に着いていました。
竿 スーパーゲームライトスペック80-85
道糸 0.6号
ハリス 0.6号
針 やまめ一番ひねり半スレ7.5号
ガン玉 B~2B
餌 ミミズ 黒川虫
釣果 ニジマス 25センチ
ヤマメ 32センチ
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