陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

事故の経験 2 Jeep

2006-04-14 22:41:45 | 脳脊髄液減少症
Jeep(ジープ) 
僕が子供の頃から憧れていた車(変わった趣味ですね)
ジープといっても、チェロキーとかラングラーとか、そんなお洒落な
車ではありません。いわゆる、ミリタリーと呼ばれる軍用車です。

[M・B], [G・P・W] [M-38] [M-151 A1,A2]
これらは、ローフードと呼ばれ、ボンネットの低いマニア垂涎のタイプ。
[CJ-3B]これが、ボンネットの高い車です。
[CJ-3B]をライセンス生産された車が三菱の[J-3]
この車名、余程のジープマニアでないと分かりません(スイマセン)
時代で言えば1940年代から1950年代頃の車になります。
詳しい事は忘れてしまいましたが・・・
僕が生まれる、ずっと以前の車ですからね。
三菱ジープでいえば昭和51年に幅などが変更された以前の車。
このあたりの車が僕の興味のある車です(できればまた乗りたいです)
軍用車の持つ、機能美ともいいましょうか、無駄を一切排除したスタイル。
ワイパーなんて一つずつ手動ですよ(古い車は)。笑っちゃいますよね。
ある一時期、凝ってしまいました。

大体が、ジープ乗りなんて見かける事もなくなりましたね。
それはそうですよね、あまりに古くて維持するだけでも大変ですから。
ジープ乗り同士がすれ違えば今だに見知らぬ人間でも挨拶していきます。
現在、入手するとしたら、完全レストアされた車を購入するか、
自分でレストアするかしかありません。
レストアするといっても部品なんかないですし、大変な手間を強いられます。
部品取り用の車を何台も集めたり、アメリカや沖縄まで探しに行ったり。
こだわる人は、ボルトの一本、ビスの一本に至る迄、本物に執着します。
国内にもミリタリー車専門店もありますけど。

でも完全な本物になってしまうと、実際に走らせる人も今では少ないでしょう。
せいぜい何かのイベントの時に集まるくらいで、あとはコレクションとしての
飾りみたいになってしまいますね。
走ってこその車、悪路を走ってこそのジープ。

僕が乗っていたのは三菱ジープを[M-38]という車に似せて
改造した車です。いわゆる「もどき」ですが・・・
[M-38][M-151]本物は水中走行までできちゃうんですから
時代を考えたら驚きですよね。
僕の、M-38もどきは、見かけこそ古いが、エンジンフルチューン、
ウインチも付け、邪道ではありますが、凄い車でした。

今では車の入れる林道なども、殆ど無くなってしまいました。
入れたとしても悪路と言うには程遠い林道しかないですね。
一時の四駆ブームによってマナーを守らない人間が増えたことにより
殆どの道が立ち入り禁止になってしまいました。

ジープに乗っていた時、ジープ倶楽部の仲間と毎週のように
富士山の林道へ走りに行ってました。
中央道のP・Aなどに入ると、「写真を撮らせて下さい」と
人が集まってきたものです。仲間の車は本物が多かったですから。

ある夏の夜、定例の集まりの後で、「これから富士山行こうぜ」
誰からともなく声があがり、富士に向け、出発となりました。
そこから、僕の惨劇?が始まっていたとは予測も出来ずに・・・