陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

高気圧酸素治療

2006-04-03 20:08:07 | 脳脊髄液減少症
本来は、潜水病(減圧症)の救急治療、あるいは深海潜水の後の減圧の為の設備。
チャンバーなどと呼ばれるタンク室のようなものです。
色々な病気や怪我などに効果があるらしく、
(適応される病気などは数多いので省かせていただきますが)
ある医師の受け持ちの脳脊髄液減少症の患者さんに、
ダイビングのインストラクターの方がいて、海に潜った後に身体が楽になる
という話を聞いて脳脊髄液減少症の人にも効果があるのではと、
始まった治療らしいです。(適応される他の病気については以前から)
僕も職業潜りをやっていたのですが、その時はまだこの病気ではなかった?ので
その患者さんの体験は分かりませんが。


但しこれも、ブラッドパッチと同じく研究段階?(またかよ~って話しですが)
とも言えるかもしれません。
それと同時に、この設備は、どこの病院にでもあるという物ではない為、
(特に大型のものは)病院は、極々、限られると思います。

高次脳機能障害(記憶力や集中力の低下)、眩暈、浮遊感、手足の痺れや、
背中の痛みの酷い人などが治療対象となります。
僕は全てに当てはまりますね。

この治療で目や耳、頭が軽くなったという患者さんの話しも直接、
聞いてましたので、僕もパッチ後、2~3日してから受けさせて貰う事にしました。

脳脊髄液減少症の人がこの治療を受ける期間は、およそ5~7日くらい。
時間は一日に80分位タンクの中に入ります。
純酸素(酸素100%)を吸入(これだけでも、すっきりする事があります。但し、高加圧で長時間の吸入は酸素中毒も)
しながら、タンクの中のベッドに横になっているだけです。

10分ほどかけながら、2気圧まで加圧、その状態で60分、又10分かけ
減圧します。その間は、ゆっくりと寝るか本などを読んでいても
構いません。

そうして、この治療を一週間続け、退院を迎えることになった。
初診から通算して二週間弱の入院生活だった。

今から思えば、僕の身体に変化は現れていたのかもしれない。
そう、確かに・・・