日本が衰退に向かい始めたのは日本人が科学の夢を語らなくなった時期と重なる気がします。
具体的には昭和の終わりあたりが分かれ目。
科学の夢と言いましたが、夢を抱きそれを実現するために科学技術に向かうということです。
例えば飛行機や宇宙の夢があってそれにかかかわる仕事に就くために、嫌な数学を頑張って勉強して大学で航空工学や宇宙工学を学ぶというような形です。
もっとも貧乏人に夢がないのと同じで、日本も成長していたから夢を見ることもできたがバブル崩壊の頃を境に夢を抱かなくなったともとれる。
そして日本人が科学技術の夢に無関心になると、オウムみたいなカルトがあらわれ、最近では反ワクチンのような荒唐無稽な陰謀論信者が横行。
夢を実現しようという望みがなければ科学技術教育への需要も減り、そのレベルが下がりカルトや陰謀論に簡単にだまされるのでしょう。
科学技術はカルトや陰謀論の宣伝の道具でなく、日本の興隆のために使うべきです。
科学技術の夢がなくなったから国力が衰退したのか、それとも逆に国力が衰退したから夢を追う余裕がなくなったのか?
今の日本のその負のスパイラルに陥っているようだがサテどうか?