歌舞伎座十月歌舞伎、今回は夜の部です。
昼の部の『マハーバーラタ』に比べると地味で歌舞伎好きな人向きの演目。
まず坪内逍遥作の『沓手鳥孤城落月』。
役者衆がどうとかの前にセリフが全体にくどくストーリー展開が遅く作品自体の出来が今一つです。
もっとも現代人からすればの話で、新歌舞伎の走りみたいなこの作品ができた当時の明治時代の人には最先端の現代劇だったのでしょう。
それと淀の方の玉三郎、例によって美し過ぎるのかどうか悲劇の主人公として適役かな? というところでした。
『漢人韓文手管始』は伝七の鴈治郎と典蔵の芝翫はじめ高尾の七之助ほか、いずれもうまくやっていました。
ただ話が複雑で昼の部の『マハーバーラタ』と併せて観ると疲れます。
『秋の色種』は玉三郎の世界の踊りで梅枝・児太郎の若い二人も好演でした。
昼の部の『マハーバーラタ』に比べると地味で歌舞伎好きな人向きの演目。
まず坪内逍遥作の『沓手鳥孤城落月』。
役者衆がどうとかの前にセリフが全体にくどくストーリー展開が遅く作品自体の出来が今一つです。
もっとも現代人からすればの話で、新歌舞伎の走りみたいなこの作品ができた当時の明治時代の人には最先端の現代劇だったのでしょう。
それと淀の方の玉三郎、例によって美し過ぎるのかどうか悲劇の主人公として適役かな? というところでした。
『漢人韓文手管始』は伝七の鴈治郎と典蔵の芝翫はじめ高尾の七之助ほか、いずれもうまくやっていました。
ただ話が複雑で昼の部の『マハーバーラタ』と併せて観ると疲れます。
『秋の色種』は玉三郎の世界の踊りで梅枝・児太郎の若い二人も好演でした。