このままでは太平洋は中国の海に…ニューカレドニア独立とフランスの危機感

仏領のニューカレドニアで住民投票でフランスからの独立が否決されました。
ニューカレドニアが独立すれば中共が接近し中共の実質支配化に入るおそれがあります。

最近フランスは遠い太平洋にはるばる軍を送り日本とも共同訓練を行いましたが、これは単に日本や台湾有事の際のための親切心からだけではありません。
オーストラリアの原潜導入をめぐって米仏間で軋轢が生じましたが、これに中共がつけ入るのを牽制したともとれます。

中共のアジアでの侵出と言われてもピンとこなかった英国が香港をとられて目が覚め、そうした危機感は仏独にも広がっている。
もしもニューカレドニアをとられたら、中共はフランスの他の海外領土や、さらには仏領以外の島も狙うとフランスは警戒するはずですし、それは主権国家として当然の反応です。

ニューカレドニアを機に、このままでは太平洋は中共の海と化すという危機意識をフランスは抱くようになったから太平洋に関与するようになったのでしょう。
そして政治勘の鋭い人なら太平洋の島の独立と中共と聞いて、沖縄独立運動なるものを連想することでしょう。

少しでもスキがあれば中共に狙われ、フランスはそれを阻止。
他人ごとではないのでは？

実は尊皇の忠臣のドラマだった『忠臣蔵』

『忠臣蔵』の季節ですが、時代劇の忠臣蔵は歴史上の赤穂事件を脚色したものです。

さらに歌舞伎や文楽の『仮名手本忠臣蔵』と、戦後の映画やテレビドラマの忠臣蔵とは違います。
しかも戦後の歴史観にかかわる重要な部分で、です。

ではその違いは：

『仮名手本忠臣蔵』では冒頭「大序」で、新田義貞が後醍醐天皇に下賜された兜が登場。吉良上野介にあたる高師直は義貞を軽んじるが、浅野内匠頭にあたる塩谷判官は新田義貞につながることが示されたのが発端となって物語が始まります。

大石内蔵助や浅野内匠頭は尊皇の新田義貞につらなる忠臣で、彼らが不義を討つのが忠臣蔵であることを提示しているのが「大序」です。
赤穂事件を忠臣蔵として脚色した戦後の映画やテレビドラマの忠臣蔵では、なぜかこの部分が抜け落ちています。

そうして忠臣蔵は尊皇の系譜につらなる仇討ちでなく、個人や組織のドラマに。
『仮名手本忠臣蔵』は時代設定を南北朝に置き換えたから、たまたまそうなっただけかもしれません。
ところが戦後の時代劇の忠臣蔵では「大序」の部分を削除。

戦前の皇国史観につながるとして戦後の時代劇作者が検閲削除したわけでもないでしょう。
こうした戦後の忠臣蔵、革命のヒーローとしての竜馬や西郷、日米友好の開祖としての井伊直弼のような戦後の時代劇や歴史小説と同じく、「歴史修正」の違和感がありますがサテどうか？

同盟国を後ろから撃つ？…中国の顔色をうかがう岸田流

北京五輪外交ボイコットを岸田はいまだに明言しませんが、これには日本国内だけでなく米国が不信感を抱いてもおかしくない。

このこと、民主主義サミットやG7と一体で見ればさらにハッキリ見えてきます。
米国は外交ボイコット・民主主義サミット・G7とつなげて中共の反民主主義と人権弾圧に立ち向かうのが世界の流れとしたかったのでしょう。
そして日本には民主主義サミットで外交ボイコット表明を期待していておかしくありません。

ところが岸田は民主主義サミット・G7のいずれでも表明しませんでした。
これでは中共の顔色をうかがい、同盟国を背中から撃ったと米国に受け取られても仕方ない。
岸田は安倍・菅の後継などでないのは日本では既に常識化していますが、バイデンの米国、残念ながら岸田に安倍と同じイメージを抱いていたのかもしれません。

なお民主主義サミットの重要性ですが、書けば長くなるので今日はこれでオシマイ。

今日は陰謀論始まりの日？…昨年12月14日に選挙人投票でバイデン選出

今日12月14日は昨年の今日、米大統領選で選挙人による投票が行われバイデンが過半数を超える票を獲得した日です。
しかしトランプ側は選挙結果に異議を唱え、それから荒唐無稽な陰謀論が横行。

日本でも著名保守系言論人も含め多くの人がコロリとはまりました。
このため12月14日はネット陰謀論の記念日にしてもいいくらいです。

中には陰謀論から目が覚めて古傷に触られたくない人もいるでしょうけれど重要なことなのであえて取り上げます。

ネット上ではあらゆる主張があふれていますが、陰謀論工作者もその中に偽情報を紛れ込ませています。
この陰謀論の罠にかかった人を利用し、例えばトランプ信者なら保守の分断という陰謀論工作者の目的をまんまと達成。
そしてその後も陰謀論にだまされる人のが多いので味を覚えたのか、米大統領選の陰謀論に続いてコロナとワクチンの陰謀論が横行し、これまた多くの人が陥っています。

これを防ぐには月並みですが陰謀論の罠を見破るだけの分析力と思考力を養うしかない？

憲法改正より「改悪」が心配

岸田政権は憲法改正に意欲的なようですが、保守に朗報と喜ぶのは甘い。
肝心の改正の中身です。

現行憲法のゆがんだ平和主義や人権主義をさらに悪化させる方向に改正する「護憲的改憲」になりかねないからです。
例えば改憲したら外国人参政権や女系天皇を明確に認める条項が憲法に加えられていたような「憲法改悪」の事態も。

保守の人はこうした改悪を認めないにしても、公明や維新と組んで改憲するならこんな要求をのまざるを得ない状況も考えられます。
現にこれまでの立法でもそうした譲歩をやっています。

それではどうすればいいか？
これに触れると長くなるので今日はここでオシマイ。

よく分からないがとにかく警戒？…オミクロン株

オミクロン株ですが政府や国際機関、感染しやすいから警戒しろとは言うがどのくらい危険なのかはほぼ沈黙です。
ワクチンもあり経口の治療薬もできるそうだからあまり心配するなとも言いません。

感染症対策の責任を負う立場からして気の緩みを起こして感染が拡大しては困るから、いい加減なことは言えないのは、分からないでもない。
それに東京五輪の第５波では予想外の感染者数減という予想ハズレをやらかしているから、ここでまた間違えるとこの先感染症対策を誰も信じなくなります。

難しいところです。

ところでオミクロン株はたいしたことはないと確定したかのように岸田政権、来年からGoToを再開するつもりらしい。
「また間違えると」と書きましたがサテ大丈夫かな？

のろまで決断力がない…岸田首相の北京五輪外交ボイコット

北京五輪外交ボイコットですが岸田政権、決断が実に遅い。
安倍や高市や世耕のような政治家が速やかな行動を促していたのに、です。

これで見えてきたのは、岸田政権の本音は外交ボイコットをやりたくないということ。
さらに仮にやるにしても決断が遅くのろまということです。

高市さんが言っていましたが、外交ボイコット、どのタイミングでやるかでメッセージとしての重みが全然違ってくる。
欧米に先んじてやるべきで、大勢の様子を見てからでは遅過ぎます。
最後にノコノコと発表するようでは、優柔不断と中共に侮られるだけですが、岸田、サテどうするか？

残念ながら高支持率持続？…岸田政権

岸田政権の媚中や外国人受け入れに憤激している人は多いでしょうけれど、残念ながら高支持率が持続し長期政権になるかもしれません。

理由の一つに左翼やマスコミが安倍政権のように執拗に攻撃しないのがあります。
マスコミは「色々な意見に耳を傾ける」とか「丁寧に説明する」のような好イメージを流そうとしているフシもあります。
意見に耳を傾けても聞き置くだけで、丁寧に説明しても肝心なところは不明でも、新聞やテレビしか見ない情弱高齢者はこうした誘導にかかりやすい。

さらに自民内の真正保守と違いはあっても決定的対立を避けようとするから辞任をかけて争う場面も考えにくい。
こうして媚中のまま高支持率で長期政権化し、気がついたらすべてが手遅れとなるかもしれませんがサテどうなるか？

陸路でつながれば中国の支配下に？…台湾海峡大橋に日韓トンネル

大陸と台湾の間を海上大橋と海底トンネルとでつなぐ構想に中共が熱心なそうです。

これで思い浮かぶのが広州と香港とを結ぶ高速鉄道。
広州から深圳を経由し香港に至る高速鉄道が2018年に完成しました。
しかしこの後中共は香港に対する暴虐支配を強めたのはご存じの通り。

中共は他にもウイグルやチベットで交通網を整備し、ラオスからタイに向けての鉄道網も狙っています。
特に陸路の交通網を広げることは中共の支配権を広げようとしていることと見ていいでしょう。
中共による台湾侵略も派手な武力介入でなく、こうしてジワジワと侵出する方が現実味があります。

そして肝心の日本ですが南朝鮮の提唱する日韓海底トンネルなるもの。
今のところ南朝鮮の一人芝居で何もできませんが、これに中共が組んだらどうなるか？
ご存じのように日本の政治家には中共の手先が山ほどいますから、荒唐無稽な計画と笑わず警戒するに越したことはないのでは？

北京五輪スポンサー企業はどうする？

米豪が北京五輪を外交ボイコットしますが、気になるのが北京五輪の日本のスポンサー企業の動き。
最高位のスポンサーの日系企業はトヨタ・パナソニック・ブリヂストンです。

人権弾圧の暴虐支配国家の五輪のスポンサーになっていること自体そもそもおかしい。
スポンサーを辞退すべきで、辞退しないにしても中共の人権弾圧に対する異議や懸念のコメントくらいした方がいい。

東京五輪では運営やコンセプトに対しトヨタが距離を置きましたが、今回もこんな感じになるのでは？
しかしスポンサー企業にこのときのトヨタみたいな感覚がなく、中共に対し無批判ならどうする？

それら企業の製品ボイコットしかありませんがサテどうなるか？

過剰に反応しないが警戒は怠らず…オミクロン株

なぜかクサイ株でなく武漢肺炎、オミクロン株出現だそうです。
さも日本が困れば困るほどいいというような取り上げ方にマスコミは騒ぎ過ぎと憤慨の人もいることでしょう。
しかし警戒するに越したことはありません。

最大の教訓は昨年の武漢肺炎の日本上陸。
冬至は五輪前のインバウンド最盛期で政府は春節観光客歓迎などと馬鹿なメッセージを出していました。

さらに遡れば10年以上の前のインフルはそれなりの対応で経験も積んだはずが、ほぼ忘れられていたところに武漢肺炎。
SARSでは過剰反応と笑われたから武漢肺炎の対応が甘くなったのかもしれません。

今回も警戒し過ぎるくらいがちょうどいいのかも？

ポスト岸田は高市さんです

岸田政権の媚中の林芳正は外相に就任するとすぐ中共訪問を画策しました。
安倍から菅政権では、中共の脅威にはクアッドで備え、世界最悪の反日国の南朝鮮には非韓三原則で、が定着していました。

それが岸田政権、中共に対するこうした対抗軸を崩そうという気満々なのがこれで明らかに。
外相人事に限らず今後も北京五輪や日中国交50年などを口実に崩そうとしてくることでしょう。
媚中岸田政権を一刻も早く退陣させなければなりません。

そしてポスト岸田ですが、石破茂は賞味期限切れ、河野太郎も鮮度が落ちたのでマスコミは茂木あたりを担ごうとしています。
しかし茂木も含め中共の脅威に対する姿勢があいまいなのを選べばどうなるか、岸田政権で経験済みです。

となるとこうした対中姿勢が明確なのは高市さんしかなく、ポスト岸田は高市と思うがサテどうか？

一見ソフトだが端々が嫌らしい…岸田人事

岸田は一見スマートでソフトな印象ですが、やることの端々が嫌らしい。

例えば媚中の林芳正を外相にした人事。
選挙区落選で幹事長を辞任した甘利さんの潔さにつけ込み、茂木・林を入れました。
人の謙虚さを利用して割り込みや横入りをするようなやり方です。

そして今度は落選議員の石原伸晃を内閣官房参与に起用。
石原に義理があるからか何だか知りませんが、あれこれ勘繰られても仕方ないでしょう。

割り込みや横入りと言いましたが、文句がつかなければ誰も気づいてないとでも思っている？

臨時国会で中国人権弾圧非難決議をしよう

自民党国会議員有志がウイグルなどでの中共による人権弾圧を非難する決議を進めるそうです。
是非今年中に実現すべきです。

やるとしたら党が主体となるから、できるかどうかは幹事長の茂木の出方が大きい。
先の決議は二階一味の妨害で立ち消えとなりましたが、今回もし妨害するのがいたら徹底的にマークしておきましょう。
自民だけでなく、公明党創価学会や維新・国民民主の動きも要注意。

そして北京五輪ボイコットですが、今の岸田や林芳正では外交ボイコットすらあやしいと以前書きましたが、これも今年中に決定してもらいたいものです。

北京五輪でも中国に「寄り添う」つもり？…岸田政権

女子テニス協会が中共でのすべての大会を中止したそうです。
選手の安全に配慮したとの理由からですが、この流れからして北京冬季五輪の競技でも同じ動きが欧米から出ること、当然考えられます。

これに比べ岸田政権：
北京五輪全面ボイコットどころか、外交ボイコットにすら言葉を濁しています。

東京五輪と北京五輪を機に日中交流強化をと、北京五輪を日中交流強化のチャンスとすら狙っているのも政権内にはいます。
中共に「寄り添う」姿勢が実に露骨です。

このままで行けば六四天安門の後の中共に「寄り添い」、その後中共が増長する原因を作った愚を繰り返しかねません。
その北京五輪も来年２月に迫り、岸田政権、最悪の選択をやりかねませんがサテどうなるか？