golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ベートーヴェン「交響曲第9番」フルトヴェングラー、ベルリン・フィル(1942.4.19 )

2010-05-06 22:56:07 | Weblog
長い休み(5連休)明けはいつも気の重い出勤となりますが、今年の様に木曜日から始まるのは有難いです。

今日、明日出勤してまた休みというのは気分的に楽ですからね。

とは言っても、眠いし、ちょっと気分はブルー。

こういう時は、ベートーヴェンの迫力ある演奏で気持ちを鼓舞致しましょう。

エルナ・ベルガー(ソプラノ)、ゲルトルーデ・ピッツィンガー(アルト)、ヘルゲ・ロスヴェンゲ(テノール)、ルドルフ・ヴァツケ(バリトン)、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ブルーノ・キッテル合唱団(ARCHIPEL盤)

第2次世界大戦下、ヒトラーの生誕前夜祭演奏会という曰く付き音源です。

1942年3月22~24日に同じベルリン・フィルを振った壮絶無比の録音もあって、そちらが第九のマイベスト。

こちらも戦時下の異常な状況での緊迫した、同様傾向の演奏ですが、「少し緩い」印象があり、久しぶりに聴き直してみました。

フルトヴェングラーの第九では、何と言ってもバイロイト祝祭管弦楽団と入れた1951年盤が世紀の名演として有名ですが、フルトヴェングラーファンの私でも何故か昔からこの演奏はちょっと苦手。

あまりにもまとまり過ぎていると言いますか、面白味に欠ける気がします。

それに対して、1942年3月22~24日のベルリン・フィル盤は凄いです。燃え盛る巨大な火の玉が突進して来るが如くのド迫力。

さて、こちら同じく1942年約1ヶ月ほど後、4月19日の録音は…。

上記の通り「少し緩い」印象は、演奏、録音の違いもあると思いますが、意外なところにも大きな原因があることに気付きました。

それは「楽章間の空白が長過ぎる」点ですね。

第3~第4楽章間は通常通りほぼ続けて演奏されますが、第1~第2楽章間が1分14秒、第2~第3楽章間が1分29秒。

長い空白で、音楽の流れが止まってしまいます。実際の演奏会がこの通りだったのでしょうか。実演の場では決して長く感じない間かもしれませんが、距離を置いて録音を聴く立場としてはやはりこれは長い。編集して空白を縮めば、もっと迫力ある録音になるのではないかと思いました。(同じ音源で、そういうディスクもあるのかな?)

しかし、そういう欠点はあっても、これもまた尋常ならざる壮絶な名演。

バイロイト盤より好きですね。

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