2000年の本ですが、積読したままなんとなく旬が過ぎてしまった感じがして放っておいたものが年末の書棚整理で復活。
乱暴なくくりをすると『デフレの正体』同様、事実を基に因果関係を精緻に分析していくことで、世間に流布している考えの誤りを正すというスタイルの本です。
ただ本書は、「現代の人類社会の不均衡の原因は何か」を人類の1万3000年の歴史を遡って論じているというスケールの違いがあります。
タイトルの「銃・病原菌・鉄」は現代社会において西欧文明が支配的な地位を占めている直接的な原因を示していますが、なぜ西欧文明がそれらを手にすることができたのか、という更に遡った考察が本書のハイライトでもあります。
本書を読むと小さい運不運、成功・失敗に一喜一憂しなくならなくなる、という直接的な効果も得られます。

乱暴なくくりをすると『デフレの正体』同様、事実を基に因果関係を精緻に分析していくことで、世間に流布している考えの誤りを正すというスタイルの本です。
ただ本書は、「現代の人類社会の不均衡の原因は何か」を人類の1万3000年の歴史を遡って論じているというスケールの違いがあります。
タイトルの「銃・病原菌・鉄」は現代社会において西欧文明が支配的な地位を占めている直接的な原因を示していますが、なぜ西欧文明がそれらを手にすることができたのか、という更に遡った考察が本書のハイライトでもあります。
本書を読むと小さい運不運、成功・失敗に一喜一憂しなくならなくなる、という直接的な効果も得られます。
