いわずと知れた昨年のベストセラーですが、本が出る前に著者の講演を聞いた人から面白かったと資料を見せてもらっていたので、内容的には似たような話だろうと思って読まないでいたのですが、遅ればせながら読んでみると、さすがにベストセラーになるだけはあるわい、という内容でした。
講演ではある程度テーマを絞ることが多いのでしょうが、本書は数多くの講演を基にしながら、さまざまな論点にわたり目からウロコのわかりやすい解説をしています。
今思うと不思議なのは、本書がこれだけ売れたにもかかわらず、相変わらず本書で指摘されているような見当違いの現状分析や問題意識をもった論説がまかり通っていること。
たとえば出生率や有効求人倍率のような「率」をみるだけで絶対数を見ないと市場の変化を見落としてしまうというこの本の重要な指摘などは無視されたかのように、今までどおりの報道が続いています。
季節ごとに発表される統計数字の推移を十年一日のように報道・論評することに安住し続けていて、それを見直そうという動きがないこと自体が、現在の日本を象徴しているのかも知れません。
講演ではある程度テーマを絞ることが多いのでしょうが、本書は数多くの講演を基にしながら、さまざまな論点にわたり目からウロコのわかりやすい解説をしています。
今思うと不思議なのは、本書がこれだけ売れたにもかかわらず、相変わらず本書で指摘されているような見当違いの現状分析や問題意識をもった論説がまかり通っていること。
たとえば出生率や有効求人倍率のような「率」をみるだけで絶対数を見ないと市場の変化を見落としてしまうというこの本の重要な指摘などは無視されたかのように、今までどおりの報道が続いています。
季節ごとに発表される統計数字の推移を十年一日のように報道・論評することに安住し続けていて、それを見直そうという動きがないこと自体が、現在の日本を象徴しているのかも知れません。
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