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一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

昨日の補足

2011-03-04 | よしなしごと

不動産仲介業者が売主・買主双方から手数料を収受していることが利益相反になるのではないか、という問題提起について、参考までにアメリカの事情をご紹介。

ユーザーとしての実体験からのまとめとして参考になるのが
アメリカの不動産エージェント
アメリカ不動産購入記(エージェント選び)

仕組みとしては、売主・買主それぞれに"seller's agent"と"buyer's agent"がつくのですが、手数料は売主が支払うものを分け合うので、構造的には"buyer's agent"が買い手の利益のために働くのは契約上の義務ということになる。
したがって、結局利益相反・双方代理的なものを排除するのはどのような行為規範をどこまで法律等で強制するかの問題になります。

「売主が手数料を払う」というのは一つのアイデアとしては参考になる部分はあるとは思いますが、双方代理・利益相反の弊害の解消は結局行為規範の問題になるように思います。そのなかで仲介手数料の自由化というのは、ちょっと筋が違うと思います。
中小の不動産業者の反対を沈静化するための取引材料として導入するのは却って妙な結果になってしまいそうな感じです。

コメント
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