一方でTwitterのほうにblogを自動投稿する設定をしているので、循環になりゃしないかともちょっと心配ですが、こっちは1日1回なので大丈夫でしょう。
多少マトリョーシカみたいなツィートが出るかもしれませんが。
「欠陥」でないとしたら、ハイブリッドカー普及の過程で、普通の車との違いを意識しないで乗れるようになることが求められはじめているにもかかわらず、マーケティング上手のはずのトヨタが上手く対応できなかったということでしょうか。
毎日新聞経由トヨタ自動車の説明によれば(参照)
ガソリンエンジンと電動モーターを併用して走るHVのプリウスは、通常のガソリン車に使われる油圧ブレーキと、比較的利き目が弱い回生ブレーキの2種類を搭載。さらに、凍結した道路など路面がスリップしやすい場合には、ブレーキでタイヤがロックして車体が横滑りするのを防ぐため、ブレーキを一時的に解除するABS(アンチロック・ブレーキ・システム)が働く。
ブレーキが利きにくくなるのは、このABSと油圧ブレーキとの兼ね合いの問題といい、ABSが作動し、油圧ブレーキがきちんと利くまでに1秒弱の時間差が生じるためで、それが運転者に「ブレーキが利かなくなった」との違和感を持たせるという。横山常務は「ブレーキをもう一度踏み込めば、きちんと止まる」と説明した。
ABSは普通ホイールがロックした場合に瞬間的に解除してタイヤのグリップを維持させながら回避・減速するための仕組みなので、「作動してから1秒間もブレーキが利かない」ということはないはずで(それなら即リコール)、おそらく通常作動する回生ブレーキがABS作動時には電子制御を同時にできないとかの理由で油圧ブレーキに切り替わるプログラムなんだけど、1秒間タイムラグがあるということではないのかと。
もしその理解が正しいとして、その1秒の間は(どっちの回路のブレーキにしろ)きちんとブレーキが効いていれば安全性には影響がないのでしょう。
ただ、作動しているのが回生ブレーキと油圧ブレーキによってブレーキの感触が違うとか、ABSの作動と合わさると妙なリアクションになる、という問題があるとすると、仏の人には違和感があるのでしょう。
そもそもABSだって雪道とか凍結路でないと(僕の経験ではドライな路面では相当乱暴な操作をしない限り)めったに作動しないですし、一般の人は何が正しい感触なのかもよくわからないのではないでしょうか。
ハイブリッドカーを特殊な車と自覚して、動力や制動系統の違いを楽しむような人ならともかく、これからの普及にはそういう感触(マン=マシン・インターフェイス)の部分にこそこだわる必要があるのかもしれません。