一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

政治の壁、民族の壁、言葉の壁

2009-07-15 | よしなしごと
イスラエルの携帯電話会社のテレビCMが物議をかもしているそうです。





イスラエルとパレスチナを隔てる壁を題材にしたことやパレスチナ人の顔が見えないことなどについて、パレスチナ側だけでなくイスラエル国内でも非難が高まっているそうです。

Israeli Cell Phone Company in Hot Water Over Ad Featuring WallIsraeli TV ad fails to amuseなど参照)


昨日紹介した『コークの味は国ごとに違うべきか』にも、スウェーデンの家電メーカーエレクトロラックスがアメリカで展開した掃除機の広告キャンペーンで

 "Nothing sucks like an Electrolux."

というキャッチフレーズを展開して不評を買ったという話が載っていました。
(これ、僕でもまずいと思うのですが、いつごろの話なんでしょうかね。)


それから数年前にトヨタが中国でハリアーを「覇道」というネーミングで売りだして反発を買い改名したということもありました。(参照


上のCMも対立の壁を乗り越える、というような意図で製作したのではないかと思いますが、日々壁を隔てて暮らしている人々の敏感な部分に触れてしまったようです。

"The barrier separates families and prevents children from reaching schools and clinics," he told the agency. "Yet the advertisement presents the barrier as though it were just a garden fence in Tel Aviv."

というとらえ方も言われてみればそうかと思いますが、そのへんの受け止め方のレベルは地元の人でないとわからないものかもしれません。




コメント
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