先日の検索キーワード話の続きになりますがYahooで「ウシジマ君」を検索すると、このエントリがトップに出るようです(2006年9月17日現在)
理由としてはSEO的にはこのエントリが47thさんなどのトラフィックの多いサイトに引用されたなどというのが考えられそうですが、一番の原因は正式のタイトルが『闇金ウシジマくん』と「くん」がひらがなので「君」のサイトが少ないことにあるのではないかと思います。
間違えて書いた本人が言うのもなんですが、間違えて検索する人がけっこういるということですね。
まあ、それやこれやで単行本を既刊5冊購入して一気読みしました。
昨日のエントリに関連して言えば、まさに「悪所」といえる本です。
『ナニワ金融道』が債権回収における法的テクニックをメインにしたもの『ミナミの帝王』が事業金融を中心の闇金で、どちらかといえばより大きな悪から金を回収するブラックジャック的なものであるのに比べると、『闇金ウシジマくん』は個人相手の小口の闇金融(1人5万円を10日5割(トゴ)で貸すというような)を描いたものです。
なので、延滞の回収に法律も何もあったものではありません(というかほぼすべて違法)。
ただ、ウシジマ君はバックにヤクザを持っていない完全独立の業者なので、相手の金を仮に来る背景や回収可能性を冷静(冷酷)に見ながら融資金額や金利、回収手段を選んでいきます。
そのためストーリーは自然と債務者が金を借りに来る背景や返済に行き詰まったときの行動を中心に展開されます。
「業界内幕系」のマンガは、連載当初は取材の蓄積があるので1エピソード1話完結という内容の濃いものだったのが、だんだんネタが足りなくなってきて1話が長くなり、挙句の果てにキャラが固まってきた登場人物の掛け合いや敵キャラとの「因縁の対決」が中心になってきてしまうものが少なくありませんが、今のところこの本は1エピソードは長くなっているものの、その分債務者の背景を深掘りしてよりリアルになっています。
なので最近は闇金がテーマというよりは闇金に手を出す人々がテーマになりつつあります。
パチンコ中毒の主婦、風俗にはまった男、同僚とのつきあいに背伸びをするOL、イベントサークルで一発当てようとする男、闇金から借りて踏み倒そうとする奴などなど、それぞれがリアルに描かれています。
絵としては人物の表情などがちょっとエグイので趣味ではないのですが、逆にそれがテーマにあっていると思います。
子どもには読ませたくない一冊であると同時に自分が子どもだったらドキドキしながら読んだんだろうな、という一冊です。
理由としてはSEO的にはこのエントリが47thさんなどのトラフィックの多いサイトに引用されたなどというのが考えられそうですが、一番の原因は正式のタイトルが『闇金ウシジマくん』と「くん」がひらがなので「君」のサイトが少ないことにあるのではないかと思います。
間違えて書いた本人が言うのもなんですが、間違えて検索する人がけっこういるということですね。
まあ、それやこれやで単行本を既刊5冊購入して一気読みしました。
昨日のエントリに関連して言えば、まさに「悪所」といえる本です。
『ナニワ金融道』が債権回収における法的テクニックをメインにしたもの『ミナミの帝王』が事業金融を中心の闇金で、どちらかといえばより大きな悪から金を回収するブラックジャック的なものであるのに比べると、『闇金ウシジマくん』は個人相手の小口の闇金融(1人5万円を10日5割(トゴ)で貸すというような)を描いたものです。
なので、延滞の回収に法律も何もあったものではありません(というかほぼすべて違法)。
ただ、ウシジマ君はバックにヤクザを持っていない完全独立の業者なので、相手の金を仮に来る背景や回収可能性を冷静(冷酷)に見ながら融資金額や金利、回収手段を選んでいきます。
そのためストーリーは自然と債務者が金を借りに来る背景や返済に行き詰まったときの行動を中心に展開されます。
「業界内幕系」のマンガは、連載当初は取材の蓄積があるので1エピソード1話完結という内容の濃いものだったのが、だんだんネタが足りなくなってきて1話が長くなり、挙句の果てにキャラが固まってきた登場人物の掛け合いや敵キャラとの「因縁の対決」が中心になってきてしまうものが少なくありませんが、今のところこの本は1エピソードは長くなっているものの、その分債務者の背景を深掘りしてよりリアルになっています。
なので最近は闇金がテーマというよりは闇金に手を出す人々がテーマになりつつあります。
パチンコ中毒の主婦、風俗にはまった男、同僚とのつきあいに背伸びをするOL、イベントサークルで一発当てようとする男、闇金から借りて踏み倒そうとする奴などなど、それぞれがリアルに描かれています。
絵としては人物の表情などがちょっとエグイので趣味ではないのですが、逆にそれがテーマにあっていると思います。
子どもには読ませたくない一冊であると同時に自分が子どもだったらドキドキしながら読んだんだろうな、という一冊です。