日本共産党 群馬県議会議員 酒井ひろあき

あなたとつくる、希望の群馬。

県総合防災訓練に参加して~自衛隊は災害救助隊に改組を

2012年09月08日 | 憲法

防災に対する県民の理解と意識の高揚を図ることを目的に実施された県総合防災訓練(8日、桐生市)に来賓として参加しました。消防や警察、日赤や民間事業者など関係者のみなさんには暑い中、本当にご苦労様でした。
いざというとき、各防災機関がいかに迅速に行動できるかが人命救助に直結するため、日頃からの技術の向上が重要であることは論を待ちません。この点で、自衛隊の訓練参加について触れたいと思います。急迫不正の侵害や大規模災害が発生したとき自衛隊の持っている装備や人材を活用することは当然です。しかし、そもそも軍隊は他国との戦争を前提に編成され、訓練されており、決して防災や人命救助を主任務としているわけではありません。とくにアメリカの軍事戦略に完全に組み込まれた現在の自衛隊が憲法に違反することは明らかであり、憲法9条の完全実施に向け、国民合意のもとに縮小解体し、国際的に活躍できる災害救助派遣隊に改組すべきものと考えます。国民保護法制や自衛隊による国民監視活動、最近の秘密保全法案の策動などを見ても、日本の戦争準備・軍事大国化への道をいささかも軽視してはなりません。自衛隊の訓練参加について賛否両論あるところですが、こうした点を厳しく指摘しておきたいと思います。

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