日本共産党 群馬県議会議員 酒井ひろあき

あなたとつくる、希望の群馬。

第2回定例会の本会議で反対討論しました(2024.06.17) #群馬 #前橋 #群馬県議会 #日本共産党 #酒井ひろあき #学校給食費無償化 #選択的夫婦別姓 #マイナ保険証 #消費税減税

2024年06月30日 | 群馬県議会

 

【2024年(令和6年)第2回定例会 6月17日 本会議(閉会)】

 

通告してある議案および請願について、委員長報告に「反対」の立場で討論しました。

 

1 録画

群馬県議会インターネット中継で、録画映像をご覧いただけます。

ぜひ、ご視聴ください。(約12分)

 

2 反対討論(全文)

日本共産党の酒井宏明です。
会派を代表して通告してあります議案および請願について委員長報告に反対の立場から討論いたします。

 第108号議案 一般会計補正予算、及び承2号専決処分のうち、TUMO(ツーモ)センターに関する予算は、デジタル田園都市国家構想交付金を活用し、その一部を2023年度分に付け替えるものです。
中高生を対象にクリエイティブ人材を養成するとしていますが、一部のデジタルエリート育成のために、施設整備と運営費で数億円、フランチャイズ料として毎年3000万円も投入する必要があるのか疑問です。
すでに前橋駅前でTsukurun(ツクルン)が運用されており、屋上屋を重ねるものにほかなりません。

関連して122号議案は、TUMOセンターの開設を予定しているGメッセの改修に伴う利用予定者の損失を補償するものです。
現時点で交渉がまとまったのが2件77万円余りで、調整中は約30件あるといいます。
損失補償は当然としても、県の都合で利用者に一方的な不利益を課すものであり、安易に賛成するわけにはいきません。

さらに、補正予算には教員・児童生徒向けデジタル教材の活用基盤整備として5000万円が計上されています。
これもデジ田交付金を活用するものですが、それよりも美術室にエアコンがなく暑くて耐えられない、早くエアコンを設置してほしいという学校現場の切実な声にこたえるのが先ではないでしょうか。

群馬の子どもたち全体を視野に入れ、「人」として育てるという視点を学校や教育に取り戻す、そのために人と予算を、という現場の切実な声には背を向けて、企業に役立ち、金もうけに役立つ「人材」育成にばかり力を入れる、これでは子どもたちも教職員も、疲弊する一方ではないでしょうか。
 
次に、請願についてです。
総務企画9号イスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区の大量殺害に抗議し、即時撤退を求める請願です。
昨年10月のガザ侵攻以降、パレスチナ人3万7千人以上が犠牲となり、その8割が子どもや女性だといいます。
非武装の民間人や民間の建造物、病院等への攻撃を禁止したジュネーブ協定違反、ジェノサイド条約違反であり、国連安保理の即時停戦決議も無視しています。
ガザ南部のラファには百数十万人のパレスチナ避難民が閉じ込められ、食料や水さえ欠乏し、飢餓状態にさらされています。
日本国内でこれまで、停戦や人道支援を求める決議や意見書を出した地方議会は300を超えています。
本請願をただちに採択するよう強く求めます。
 
健康福祉2号及び12号は、健康保険証を廃止しないよう求める請願です。
昨年10月以降、少なくとも全国約5200の医療機関でマイナンバーカード保険証のトラブルがあったことが判明しました。
「保険証は残すべき」「延期すべき」は合わせて9割を超えています。政府による強引な利用促進策にもかかわらず、4月のマイナ保険証利用率はたったの6.56%にすぎません。
大規模災害が起きた際、停電による通信インフラの遮断で、マイナ保険証を使うシステムの利用が困難になるおそれもあります。
命に直結する問題です。
12月の健康保険証廃止で医療現場が大混乱に陥ることは明らかです。
よって、本請願の採択を求めます。
 
同13号女性差別撤廃条約選択議定書のすみやかな批准を求める請願です。
選択議定書は、条約で保障された権利を侵害された個人が、国内の救済手続きを尽くしてもなお救済されない場合に、「個人通報制度」によって国連女性差別撤廃委員会に申し立てができるものです。
批准を求める意見書をあげた地方議会は10府県を含め234にのぼります。
日本の女性の権利を国際基準に引き上げるためにも選択議定書の早期批准は急務であり、本請願の採択を求めます。
 
同14号選択的夫婦別姓導入に関する請願です。
夫婦同姓を強制しているのは世界の中で日本だけです。
憲法24条の「個人の尊厳と両性の本質的平等」にかかわる問題です。
政府は「国民の間にさまざまな意見がある」ことを改正しない理由にあげていますが、圧倒的多数は選択的夫婦別姓に賛成です。
最後まで一定の反対が残ったとしても「選択的」別姓であり、誰も不利益を被ることはありません。
経済同友会や日本経団連も実現を求めています。
全国では400近い自治体が意見書をあげています。
先送りすることは許されません。
採択を求めます。
 
同15号県内で学ぶ大学生等への支援を求める請願です。
物価高騰やコロナ禍による中小企業の経営不振はそのまま学生たちの生活を脅かしています。
未来を担う若者たちに学ぶ権利を保障するためにも、人口流出の抑制や少子化対策を進めていくうえでも、環境を整えていくことは行政の責務です。
大学等の入学金・授業料の減免制度、学生向け家賃補助制度の創設は当然の願いであり、本請願の不採択に反対し、採択を求めます。
 
環境農林5号食料自給率向上を政府の法的義務とすることを求める請願です。
日本のカロリー自給率38%は先進国の中でも最低であり、とりわけ穀物自給率28%は世界129位という低さです。
今国会で可決・成立した改定食料・農業・農村基本法は、最重要課題である食料自給率の向上を投げ捨ててしまいました。
食料と農業の危機を抜本的に打開するには、食料自給率の向上を国政の柱に据え、農業予算を思い切って増額することです。
よって、本請願の不採択に反対し、採択を強く求めます。
 
文教警察2号学校給食費の無償化を求める請願です。
県内では21市町村が完全無償化、13市町村が一部補助を実施。
唯一未実施だった高崎市も来年度からの一部補助を発表しました。
憲法26条は「義務教育はこれを無償とする」とあります。
社会全体で子育てするメッセージとしても、自治体間の格差解消の点でも、他の子育て支援策に波及するという点でも非常に効果的です。
全国では、約3割の547自治体が完全無償化を実施、都道府県レベルでは青森県、東京都、和歌山県が無償化に踏み切り、沖縄県も来年度からの実施を表明、千葉県は一部補助を引き続き実施しています。
知事が「県民の幸福度向上」を言うなら、国での実施を待つのではなく、率先して給食費無償化に踏み切るべきです。
よって本請願の採択を主張します。
以上で、私の反対討論といたします。

 

3 知事提出議案と採決の結果

知事提出の20議案のうち6議案について、日本共産党(酒井ひろあき・大沢あや子)が「反対」しましたが、すべて賛成多数により可決・承認・同意しました。
その他の議案については、全会一致で可決・同意しました。

 

令和6年第2回定例会 知事提出議案 群馬県議会ホームページより

 

 

4 請願・意見書等への各党の態度

 

【関連リンク・群馬県議会】

令和6年第2回定例会のあらまし

 

 

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【ぐんま県政トピックス】★第2回定例会が始まりました ★所属委員会について ★主な課題について #群馬 #前橋 #群馬県議会 #日本共産党 #酒井ひろあき #学校給食費完全無償化 #桐生市生活保護問題

2024年05月30日 | 群馬県議会

 

\\ 県政TOPICS //

 

群馬県議会は、第2回定例会が始まりました。
会期は、5月24日(金)から6月17日(月)までの25日間です。

 

私の所属委員会は、
◆総務企画常任委員会
◆次世代産業・人材確保に関する特別委員会
に決まりました。

 

主な課題としては、

*学校給食費の完全無償化を県の責任で速やかに行うこと

*桐生市の生活保護違法事件の解決へ県がイニシアチブを発揮すること

*知事が群馬の森朝鮮人追悼碑の強制撤去の誤りを認め、行政代執行費用の請求を撤回すること

*一部廃線が危ぶまれるJR吾妻線の全線存続を関係機関に働きかけること

*宇留賀前副知事の再任問題では、知事のブログでなく議会等の場で説明責任を果たすこと

などがあります。

 

自民党による裏金事件、能登半島地震の進まない復旧・復興、止まらないガザ侵攻など、気になるニュースがたくさんありますが、県政の問題にもぜひご注目ください。

 

第2回定例会について、詳細は県議会ホームページをご覧ください。

 

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第1回定例会の本会議で一般質問しました(2024.02.22) #群馬 #前橋 #日本共産党 #群馬県議会 #酒井ひろあき #一般質問 #手話通訳 #朝鮮人追悼碑 #国籍条項撤廃 #桐生市 #生活保護

2024年03月03日 | 群馬県議会

 

【2024年(令和6年)第1回定例会 2月22日 本会議(一般質問)】

 

今期最初の一般質問に登壇しました。

県内外から議会への傍聴、群馬テレビ・群馬県議会インターネット生中継でのご視聴をありがとうございました。

群馬県議会インターネット中継で、録画映像をご覧いただけます。

ぜひ、ご視聴ください。

 

 

1 能登半島地震を受けた避難所運営の在り方について (録画・約12分)

(1)指定避難所の運営充実について  

 

 

(2)小中学校体育館の空調整備の促進について  

 

 

2 群馬の森「記憶 反省 そして友好」の追悼碑について (録画・約20分)

 

 

(1)追悼碑の撤去について  


(2)国際問題への認識について  


(3)行政代執行について  


(4)歴史認識について  

 

 

3 ヘイトスピーチ禁止条例の制定について (録画・約5分)

 

 

4 職員採用試験の国籍条項撤廃について (録画・約5分)

 

 

5 市町村が実施する生活保護事務に対する監査指導について (録画・約15分)

 

(1)生活保護に係る統計分析について  

 

 

 


(2)不適切な事務に対する対応について  

 

(3)監査指導の強化について  

 

 

6 公共交通の充実について (録画・約8分)

 

(1)デマンドバスの取組に対する支援について  


(2)中小私鉄3社の沿線地域公共交通の再構築について  

 

 

【関連リンク・群馬県議会】

令和6年第1回定例会について

群馬県議会インターネット中継による酒井宏明の過去の録画配信は、 こちら からご覧いただけます。(一般質問・討論・質疑など)

 

【関連リンク・しんぶん赤旗】

2024.02.21 主張/朝鮮人追悼碑撤去/歴史修正に屈した行政代執行

2014.09.03 とくほう・特報/群馬県立公園「群馬の森」 朝鮮人強制連行犠牲者追悼碑撤去の動き/歴史の真実否定するのか 

 

【関連ブログ】

2024.02.28 追悼碑撤去 信頼損ねる 群馬県議会 酒井氏「歴史の否定」(しんぶん赤旗・首都圏 2024/02/27) 

2022.12.01 第3回後期定例会の本会議で一般質問しました(2022.11.30) 

 

 

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第3回後期定例会で討論しました(2023.12.14) #群馬 #前橋 #群馬県議会 #日本共産党 #酒井ひろあき #保育士配置基準 #学校給食費無償化 #GunMaaS #インボイス廃止

2024年01月17日 | 群馬県議会

 

 

【2023年(令和5年)第3回後期定例会 12月14日 本会議(閉会)】

 

通告してある議案および請願について、委員長報告に「反対」の立場で討論しました。

 

★録画

群馬県議会インターネット中継より、録画映像をご覧いただけます。
反対討論者 酒井 宏明 議員(日本共産党) 約11分

 

★反対討論(全文)

日本共産党の酒井宏明です。
会派を代表して、通告してあります、議案および請願について、委員長報告に反対の立場から討論いたします。

まず、第118号議案および第142号議案一般会計補正予算についてです。
GunMaaSにかかわって、路線バスのICカードリーダーをマイナンバーカードに連携させるための改修費として3800万円が計上されています。
県はGunMaaSを全県に広げる方針ですが、前橋市では、市民割引を受けるのに、マイナンバーカードの取得が前提となります。
ということは、任意であるはずのマイナカードを事実上強制することになりかねません。
カード取得の有無で行政サービスに格差を設けるものであり、到底認めるわけにはいきません。
マイナカード促進先にありきの予算にきっぱり反対します。

県職員の給与改定についてです。
一般職の給与引き上げはもとより賛成です。
しかし、知事等特別職の特別給および議員報酬の引き上げは、お手盛り感をぬぐえず、第127号議案および議第14号議案の条例改定とともに反対です。

敷島公園新水泳場整備についてです。
PFI方式で20年間にわたり、231億円の債務負担行為を設定するものです。
PFIは、公共施設の設計から建設、管理運営まで包括的に民間事業者にまかせ、長期間にわたる莫大な収益をもたらします。
一方で、全国的には、見込み通りの収益があげられず、民間事業者が撤退したり、経営破綻したりする事例も見受けられます。
経費を節減し、民間事業者が収益を上げようとすると、必然的に現場での公共サービスの担い手の処遇は引き下げられざるをえません。
さらに、契約に関する情報も多くが「企業秘密」とされ、議会や住民が民間事業者の活動を民主的にコントロールすることがきわめて困難になります。
したがって、公共施設は直営を基本とすべきであり、利用者負担増、住民サービスの切り捨てにつながるおそれのあるPFIの導入に反対します。
追加提案分のうち、補助公共事業221億円は、国の交付金を活用するものですが、その中に、上信自動車道や西毛広域幹線道路など大型道路の建設が含まれており、第139号議案、上信自動車道の橋梁工事とともに、反対します。

次に、請願についてです。
総務企画2号は、インボイス(適格請求書)制度の実施延期を求める請願です。
異常な物価高騰の中で、さらなる増税である同制度に対し「弱い者いじめだ」との怒りの声が沸き起こり、インボイス中止を求める運動が急速に広がりました。にもかかわらず、10月1日、同制度の実施が強行されました。
今まで消費税を納めていなかった中小・零細の免税事業者は新たな負担を課され、経営が赤字でも納めなければならず、滞納や廃業が懸念されます。
重い事務コストも発生します。
中小零細業者にとっては死活問題であり、少なくとも趣旨採択を求めます。

健康福祉2号は、健康保険証の廃止をしないよう求める請願です。
マイナンバーと紐づけられた健康保険証の情報について、政府が住民基本台帳と照合したところ一致しないケースが139万件にのぼることが明らかとなりました。
このうち、別人の情報がひも付けられているのは450件程度と推計されています。
医療機関の窓口では、他人の医療情報とのひも付け誤りや窓口負担割合の誤表示、顔認証エラーなどマイナ保険証をめぐるトラブルが後を絶ちません。
マイナ保険証の利用率は低下し続け、ついに4%台まで落ち込みました。
医療関係者・県民のみならず、市町村長からも懸念の声があがり、開業医の9割以上が現行保険証の存続を求めています。こうした状況で現行保険証を廃止するなど言語道断です。
継続ではなく、採択を求めます。

6号医療介護施設への支援拡充とすべてのケア労働者の賃上げ・人員増を求める請願です。
長引くコロナ禍や物価高騰の中、国の公定価格で運営している医療機関・介護施設はサービスや物資を価格転嫁できず、経営難に陥っているところも少なくありません。
診療報酬・介護報酬の抜本的引き上げと同時に、患者・利用者の負担軽減策が必要です。
あわせて、すべての医療機関・介護施設にいきわたる物価高騰支援策を拡充することが求められています。よって、継続でなく、採択を求めます。

7~11号私学助成の増額を求める請願です。
公私間格差の改善に向けた取り組みは急務であり、いずれも採択を求めます。

環境農林5号は、食料自給率向上を政府の義務とすることを求める請願です。
日本のカロリー自給率38%は先進国の中でも最低であり、穀物自給率28%は世界185か国中、129位です。今世界的な食糧危機が進行し、食べたくても食べられない人々が増える中、食料自給率目標を定める基本計画を国会承認制として、達成度の検証結果と必要な政策の見直しを国会に報告させるなど、自給率向上を政府の法的義務とする必要があります。
よって、採択を求めます。

文教警察2~4号は、学校給食費の無償化、義務教育費国庫負担率を2分の1に引き上げること、小中高すべての学年で30人学級実現、教職員を増やし、教育条件や施設の改善など、ゆきとどいた教育を求める請願です。
給食費の無償化は全国の自治体で急速に広がり、群馬県では来年4月からの実施を含めて21市町村が完全無償化、一部補助を含めると34市町村に達します。
都道府県では、千葉県に続いて東京都も無償化を実施している区市町村への支援を行う意向を示しました。
国もこの秋詳細な全国実態調査を実施しました。
給食は食育として学校教育の中でも重要な位置を占めています。
県民の幸福度向上を掲げる群馬県として、率先して無償化に踏み切るべきではありませんか。
よって、継続でなく、採択を求めます。

最後に、イスラエルとパレスチナ・ガザの情勢は深刻さを増しています。
国連総会で人道的即時停戦を求める決議が圧倒的多数で採択されたように、群馬県議会として、ロシアのウクライナ侵略に抗議の決議をあげたのと同様、今回のガザ危機についても決議をあげるべきだと指摘して、討論を終わります。

 


 

★反対した知事提出議案(11月24日~12月14日)の番号、件名、概要

  • 118号 令和5年度群馬県一般会計補正予算(第3号):歳入歳出増額 4,265,029千円、歳入歳出総額 863,012,967千円

  • 127号 群馬県職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例:職員の給与改定等を行おうとするもの

  • 135号 群馬県病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例:がんセンターにおける初診料等を改定しようとするもの

  • 141号 当せん金付証票の発売について:令和6年度発売限度額180億円

  • 142号 令和5年度群馬県一般会計補正予算(第3号・追加提案分):歳入歳出増額 25,590,728千円、歳入歳出総額 888,603,695千円

 


 

★採決の結果

知事提出の29議案のうち5議案について、委員会が提出した9議案のうち2議案について、日本共産党(酒井ひろあき・大沢あや子)が「反対」しましたが、賛成多数により可決しました。
その他の議案については、全会一致で可決しました。

 

☆知事提出議案

☆委員会提出議案

1.9月20日議決分

2.10月11日議決分

3.12月14日議決分


 

★請願・意見書等への各党の態度


 

【関連リンク・群馬県議会】

令和5年第3回定例会 知事提出議案(11月24日~12月14日)
令和5年第3回定例会 議員・委員会提出議案

 

【関連ブログ】

◆PFI導入、知事・県議の期末手当増額などに反対 ◆保育士配置基準の改善求める意見書 全会一致で採択  

 

 

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第3回前期定例会の決算特別委員会・総括質疑で質問しました(2023.10.30) #群馬 #前橋 #日本共産党 #群馬県議会 #酒井ひろあき #教員不足 #マイナンバーカード

2023年11月01日 | 群馬県議会

 

【2023年(令和5年)第3回前期定例会 10月24日 決算特別委員会】

会派を代表して質問しました。

 

1 教員不足の現状と対策について

 「教員不足の現状と対策について」教育長に質問しました。

★録画
群馬県議会インターネット中継より、録画映像をご覧いただけます。
酒井宏明 (日本共産党)  約19分

 

 

 

 

2 マイナンバーカードについて  

「マイナンバーカードについて」DX推進監に質問しました。

★録画
群馬県議会インターネット中継より、録画映像をご覧いただけます。
酒井宏明 (日本共産党)  約4分

 

 

【関連ブログ】

教員不足の解消こそ 党群馬県議団 補正予算に反対(しんぶん赤旗 2023.10.28) 

◆教員過労死ライン10%以上 教員不足打開へ ◆マイナンバーカード押し付けに2億8千万円 

 

 

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第3回前期定例会の本会議で討論しました(2023.10.11) #群馬 #前橋 #日本共産党 #群馬県議会 #酒井ひろあき #tsukurun #TUMO #30人学級

2023年10月22日 | 群馬県議会

【2023年(令和5年)第3回前期定例会 10月11日 本会議】

 

 

通告してある議案および請願について、委員長報告に「反対」の立場で討論しました。

 

群馬県議会インターネット中継より、録画映像をご覧いただけます。

反対討論者 酒井宏明 議員(日本共産党)  約5分

 

★反対討論(全文)

 

日本共産党の酒井宏明です。

会派を代表して、通告してあります議案および請願について委員長報告に反対の立場から討論をいたします。

 

98号議案、一般会計補正予算についてです。

この中には、酪農家への緊急対策や保育所等感染症対策をはじめ必要な施策もありますが、以下の点で賛成するわけにはまいりません。

まず、アルメニアのTUMOセンターのプログラム導入に向けた基本構想策定についてです。

デジタルクリエイティブ人材を育成するといいますが、すでにそれを目的にした施設tsukurunが運営されており、その効果などを検証することが先決ではないでしょうか。

TUMOの学習プログラムの是非はともかく、一握りのデジタルエリートを育成するために、わざわざ多額の県費を投入する必要はありません。 

さらに、管理教育・競争教育が激化し、いじめや不登校が県内でも過去最多となる中で、いま優先すべきは、深刻化する教員不足の解消や30人学級の早期実現、「人格の完成」をめざした中高生一人ひとりの学習権の保障ではないでしょうか。

よって、本予算には反対です。

 

次に、利根川新橋についてです。

国土交通省の2021年度一般交通量調査によれば、新橋予定地西側の刀水橋および東側の利根大堰の交通量は、5年前の調査に比べてそれぞれ減少しています。

これからますます人口が減少し、在宅勤務やweb会議の定着など仕事の在り方も変化する中で、利根川新橋が本当に必要なのでしょうか。

また、渋滞緩和をいうのなら、交差点改良などを優先すべきです。

大型道路や橋を新たにつくるより、既存道路の拡幅や維持管理、通学路の整備にこそ回すべきではありませんか。

よって、本予算に反対です。

 

補助公共事業65億円の中には、上信自動車道や西毛広域幹線道路の整備費用も含まれており、大型開発に警鐘を鳴らす点から、あえて反対をいたします。

 

次に、請願についてです。

大泉町上小泉地区新産業団地造成事業について、農業関係者への説明が不十分なまま、優良農地をつぶし産業団地を造成することに懸念の声があがっています。

地権者をはじめ、関係者の理解と納得のもとにすすめるのは当然であり、一方的な開発はすべきではありません。

よって、少なくとも継続審査にすべきであり、不採択に反対します。

 

以上で、私の反対討論といたします。

 

 

【関連ブログ】

◆デジタルエリート育成より30人学級実現を ◆利根川新橋より交差点改良・通学路整備に  

 

【関連リンク】

群馬県議会 令和5年第3回定例会について

 

 

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第1回定例会の本会議(閉会)で討論しました(2023.03.10) #群馬 #前橋 #日本共産党 #酒井ひろあき #群馬県議会 #関根発電所 #マイナンバーカード #学校給食費無料化 #ジェンダー平等

2023年03月16日 | 群馬県議会

【2023年(令和5年)第1回定例会 3月10日 本会議(閉会)】

 

 

通告してある議案および請願について、委員長報告に「反対」の立場で討論しました。

 

群馬県議会インターネット中継より、録画映像をご覧いただけます。

反対討論者 酒井宏明 議員(日本共産党)  約11分

 

★反対討論(全文)

 

日本共産党の酒井宏明です。

会派を代表して、通告してあります議案および請願について委員長報告に反対の立場から討論いたします。

 

新型コロナ感染が確認されてから3年がたち、県内で40万人を超える方が感染、1000人以上の方がなくなりました。

改めてお見舞いとお悔やみを申し上げます。

また、医療従事者はじめ命を守るためにご尽力されている関係者のみなさんに、心からの感謝と敬意を表します。

政府は、新型コロナを5類に引き下げることとあわせて、感染対策や検査・治療への公的支援を後退させようとしています。

住民の命と健康を守る施策の強化・拡充こそ必要ではないでしょうか。

検査・治療・予防接種の公費負担を継続し、高齢者施設等の入所者を感染から守る対策の強化が求められています。

さて、長引くコロナ禍や急激な物価高騰が県民生活を直撃している今、県の予算や施策がそれにこたえるものになっているでしょうか。

知事は高校生世代の医療費無料化に踏み切りました。

このことは大変評価できます。

また2月補正予算での子どもの安全対策や関根発電所の復旧前倒し、新年度予算での夜間中学校の開校準備や県央第二水道の料金値下げ、再生可能エネルギーの普及促進など、県民の願いが県政を動かした部分はたしかにあります。

しかし、全体としてみると、新年度予算には不十分な点や改善すべき点があり、賛成するわけにはいきません。

以下、その理由をのべます。

 

第一に、デジタル化一辺倒で、マイナンバーカードの取得促進に、躍起となっている点です。

商品券の配布等に加え、高校などに出向いてカードの取得促進を図る構えですが、教育の政治利用そのものであり、認めるわけにはいきません。

前橋市では、高齢者が多く利用しているマイタク制度で22年度からマイナカード保有者に限定してしまいました。

高崎市では、教育委員会が市内公立学校を通じて保護者あてにマイナカード申請を促す文書を配布していたことがわかり、後で「申請は任意」との追加文書を出さざるを得なくなりました。

地方自治体のサービス提供をマイナカード保有者に限るなどの差別は決して許されません。

さらに政府は、マイナポイントに巨額の税金を投入するだけでは飽き足らず、健康保険証と一体化して、紙の保険証を廃止することを決めました。

カードを取得するかどうかはあくまでも任意であるはずなのに、これでは命を人質にとった事実上の強制ではありませんか。

マイナンバーによって、地方自治体が持つ個人情報と国や民間の情報が関連づけられれば、所得や資産、教育や健康状態はもとより、思想・信条、交友関係、行動履歴などのプライバシーが丸ごと国家権力に握られてしまいます。

情報漏洩やプライバシー侵害の危険がさらに高まることになります。

徴税の強化、給付の削減、監視国家につながりかねないマイナンバー制度は廃止すべきです。

 

第二に、不要不急の事業には熱心な一方で、教育や子育て、福祉が後回しになっている点です。

住民と日本共産党県議団、地方議員団が長年要求し続けてきた、学校給食費の無料化は多くの市町村に広がり、一部補助を実施する自治体も含めて4月から33市町村にのぼります。

しかし、県はなにもしていません。

市町村と折半で行えば37億円でできます。

知事が「市町村の格差是正」を言うなら、今こそ給食費無料化に踏み切るべきではないでしょうか。

少人数学級に関して、国が小学校4年生を35人以下学級にするのに合わせて、県も30人学級へと前進させるチャンスだったのに、新年度はさらに8千万円も削減しようとしています。

教員の多忙化に拍車がかかっている実態をなぜ直視しないのでしょうか。

8年前の2015年度当初予算に比べて、少人数学級予算は6億円も減らされています。

市町村立学校の職員定数を120人増員する一方、県立学校は51人削減しようとしています。

教育行政に求められているのは、憲法26条の教育を受ける権利・義務教育の無償化の精神にたった教育の条件整備です。

いじめや不登校の問題を解決するためにも、予算も教員定数もさらに増やすよう強く求めます。

上信自動車道や西毛広域幹線道路の建設、県庁31階のマルシェ&キッチン、ぐんまちゃんブランド化などの事業を見直せば、財源は十分つくれるではありませんか。

 

第三に、ジェンダー平等の取り組みの遅れです。

上智大学の三浦まり教授らの調査によると、群馬県はジェンダーギャップ指数で、政治・行政・教育・経済の4分野どれも全国30位台、お隣の栃木県と比べても水をあけられています。

積極的な是正措置が必要です。

以上の理由から、新年度予算案には賛成できません。

 

次に請願についてです。

健康福祉10号は、統一協会問題の全容解明を求め、統一協会の解散と被害の予防・救済のための制度整備を国に求める請願です。

群馬県選出の国会議員や県議会議員と、統一協会との深い癒着が取り沙汰されています。

関係を持った議員はすみやかに全容を明らかにし、関係を断ち切るべきです。

マインドコントロール下での寄付勧誘の禁止など実効性のある被害者救済制度にすること。

統一協会に対する税金の免除などの優遇をやめるために解散命令をただちに請求すること。

これらは当然の要求であり、採択を求めます。

 

同15号は、保育士配置基準の引き上げによる保育士増員を求める請願です。

小学校では少人数学級化が順次進み、公立小学校の学級当たりの平均児童数はすでに22.7人になっています。

一方で、小学生よりも幼い乳幼児が長時間生活する保育所の4・5歳児の配置基準は、子ども30人に保育士1人、これは70年以上も見直されていません。

いまこそ保育予算を大幅に増やし、配置基準の引き上げによる保育士の増員、処遇の改善を国の責任で進めるべきであり、採択を求めます。

 

最後に一言申し上げます。

今、多くの県民はコロナ禍と物価高騰に悲鳴をあげています。

ある一人暮らしのお年寄りからこんな訴えがありました。

「電気代、ガス代、食料品が次々と値上げされ、年金だけではとても暮らしていけない。今までこんなことはなかった。その上、日本がまた戦争を始めようとしている」と目に涙をいっぱいためて、切々と語っていました。

こうした一人ひとりの苦しみや願いに心寄せ、その解決のために、また平和を守るために最善を尽くすのが政治の責任ではないでしょうか。

そのことを最後に強調し、私の討論といたします。

 

 

【関連ブログ】

子育て・教育 充実を 酒井議員が求める(しんぶん赤旗・首都圏 2023.03.15) 

 

【関連リンク】

群馬県議会 令和5年第1回定例会について

 

 

 

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広がれ!群馬県の学校給食費無料化 35市町村のうち、33市町村で実施へ(予定含む) #群馬 #前橋 #群馬県議会 #日本共産党 #酒井ひろあき #学校給食費無料化

2023年02月09日 | 群馬県議会

群馬県 学校給食費無料化 2023/02/09現在

 

 

今朝(2/9)の「上毛新聞」は、新年度から沼田市が学校給食費を中学3年生だけ無料にすると報じました。

予算は約2千万円。ささやかですが、一歩前進です。

これで実施中及び予定を含めると、35市町村中、33市町村(高崎市とみなかみ町を除く)になります。

一気に広がってきました。

県が市町村と折半で行えば、約40億円。予算の0.5%で実施できます。

「県民の幸福度向上」を知事が言うのなら、学校給食費の無料化に踏み切るべきではないでしょうか。

 

 

【関連ブログ】

不要不急の事業やめ、福祉や教育に予算を(まえばし民報 2023年1・2月号外)  

 

 

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第3回後期定例会の本会議(閉会)で反対討論しました(2022.12.14) #群馬 #前橋 #群馬県議会 #日本共産党 #酒井ひろあき #個人情報保護 #インボイス #統一協会 #新型コロナ

2022年12月17日 | 群馬県議会

【2022年(令和4年)第3回後期定例会 12月14日 本会議(閉会)】

 

通告してある議案および請願について、委員長報告に「反対」の立場で討論しました。

 

群馬県議会インターネット中継より、録画映像をご覧いただけます。

反対討論者 酒井 宏明 議員(日本共産党) 約11分

 

 

★反対討論(全文)

 

日本共産党の酒井宏明です。

会派を代表して、通告してあります議案および請願について、委員長報告に反対の立場から討論します。

 

155、156、160号は、「データ利活用」の名のもとに個人情報保護を後退させかねない内容であり、反対です。

個人情報はいくら「匿名加工」されるといっても、プロファイリング等によって、容易に個人が特定される恐れがあります。

また、情報は集積されればされるほど攻撃されやすく、漏れた情報は取り返しがつきません。

介護、子育て、教育、健康など自治体が持つ住民サービスにかかわる情報は、企業から見れば、自己の保有する顧客情報とは比べ物にならない個人情報の宝庫です。

それを企業のもうけのために、本人の同意を得ずに、外部提供することがはたして行政の仕事といえるのでしょうか。

住民のプライバシーや預かっている個人情報を守ることは、最後の砦としての地方自治体の責任です。

プライバシーを守る権利は憲法が保障する基本的人権です。

もしも本人のプライバシーが侵害されたり、漏洩した時に行政が責任を取れるのかが問われています。

今必要なことは、個人情報やプライバシーを保護するための条例や法律の強化、十分な被害救済、罰則の強化、情報の自己決定権を保障することです。

こうした理由から、本議案に賛成するわけにはいきません。

 

165、166号は、上信自動車道とそのアクセス道路の橋梁工事に関する請負契約です。

今急ぐべきは大型道路の建設ではなく、身近な生活道路や通学路の改修・安全対策であり、大型開発に警鐘を鳴らす上からも、あえて反対します。

 

人事委員会勧告に基づく職員給与の増額補正の改定には賛成です。

一方で、知事等特別職および議員の報酬改定については、お手盛り感がぬぐえず、反対です。

 

次に請願についてです。

総務企画28号は、消費税インボイス制度の実施延期を求める請願です。

インボイス制度導入の最大の問題は、免税事業者が取引から排除され、倒産、廃業に追い込まれる恐れがあることです。

もともと零細事業者は、仕入れにかかった消費税を販売価格に転嫁することが困難です。

納税義務を負うことになれば身銭を切って消費税を払うことになります。

個人事業主として働いている人の多いアニメ、漫画、演劇、声優・俳優の団体や出版、エンターテインメント業界などから、死活問題だとしてインボイス反対の声明が次々に発表されています。

年収が100万~200万円しかない事業者も少なくありません。

コロナ危機や物価高騰で事業継続の瀬戸際にある事業者をさらに苦しめるインボイス制度の延期を求める請願は当然の願いであり、採択を求めます。

 

産経土木44号は、インボイス制度の導入を前提に助成制度の創設を求めるもので、採択に賛成するわけにはいきません。

 

健康福祉9号は、安心・安全の医療・介護実現の人員増と処遇改善を求める請願です。

新型コロナウイルスの感染拡大により、入院が必要にもかかわらず入院できない「医療崩壊」や介護を受けたくても受けられない「介護崩壊」が現実となってしまいました。

これは感染対策の遅れはもちろんのこと、他の先進国と比べても圧倒的に少ない医師や看護師、介護職員や保健師の不足が根本的な原因です。

この状況を解消するためには、ケア労働者の処遇改善とともに、一人夜勤体制や過酷な長時間勤務を改善するための実効ある対策です。

自然災害時の対応や新たな感染症に備えるためにも、平常時から必要な人員体制の確保を国の責任で行うことが重要です。

対策の中心となる公立公的病院や保健所の拡充などの機能強化、だれもが安心して医療介護が受けられるよう保険料や一部負担金の負担軽減も必要です。よって、本請願の採択を求めます。

 

同10号は、統一協会問題の全容解明を求め、統一協会の解散と被害の予防、救済のための制度整備を国に求める請願です。

政府・自民党などの政治家と、統一協会(世界平和統一家庭連合)との癒着や疑惑が次々と明るみにでています。

統一協会は、霊感商法や多額の献金、集団結婚で、家庭崩壊や人権侵害などの深刻な被害を生み出している反社会的カルト集団です。

また、別動隊である国際勝共連合は、反共反動の先兵の役割を果たし、集団的自衛権の行使容認や「憲法改正」を強調。

選択的夫婦別姓や同性婚合法化の阻止を掲げるなど平和とジェンダー平等を妨害してきました。

被害者家族の会などは、解散命令、つまり税制優遇をともなう宗教法人格の取り消しや被害の予防・救済のための実効性ある法整備を求めています。

しかし、今国会で、可決成立した被害者救済法は悪質な献金勧誘行為、いわゆるマインドコントロールに適切に対応できないなど、被害者救済や防止にきわめて不十分です。

実効性あるものに直ちに修正することを求めます。

統一協会との関係でいえば、県内選出の国会議員や県議会議員の名前も取り沙汰されています。

全容解明は、有権者に対する責任ではないでしょうか。

よって、本請願の採択を求めます。

 

文教警察13号、国の責任で教職員未配置・未補充問題の改善を求める請願です。

教職員の未配置問題が深刻化しています。

群馬県も30人前後足りていません。

この問題は、国が教職員の定数改善ではなく、人件費抑制のための定数崩しや総額裁量制を可能とする政策を進めた結果、正規で配置すべき教職員が臨時的任用教員などに置き換えられたために引き起こされている問題です。

学校現場の多忙化・長時間過密労働などが、教職離れを加速させています。

抜本的な改善が急務であり、本請願の採択を求めます。

 

残余の請願については、かねてからの理由により、委員長報告に反対です。

 

最後に一言申し上げます。

新型コロナの感染拡大が止まりません。

群馬県は昨日、過去最多の感染者数を確認しました。

救える命を救うことを最優先に、感染拡大防止と検査・ワクチン・治療・保健所体制の強化を改めて求めまして、私の反対討論を終わります。

 

 

★反対した知事提出議案(11月24日~)の番号、件名、概要

 

155号 群馬県個人情報の保護に関する法律施行条例:個人情報の保護に関する法律の改正に伴い、開示請求の手続等に関し必要な事項を定めようとするもの

156号 群馬県個人情報保護審議会条例:群馬県個人情報保護審議会を設置しようとするもの

160号 群馬県情報公開条例の一部を改正する条例:個人情報保護制度との整合性を図るため、改正を行おうとするもの

165号 請負契約の締結について:道路改築龍ヶ鼻橋上部工製作架設工事

166号 請負契約の締結について:道路改築(仮称)厚田跨道橋上部工工事

167号 当せん金付証票の発売について:令和5年度発売限度額180億円

 


★採決の結果

 

知事提出の25議案のうち6議案について、委員会が提出した5議案のうち1議案について、日本共産党(伊藤祐司・酒井ひろあき)が「反対」しましたが、賛成多数により可決することに決定しました。

 

その他の議案については、全会一致で可決することに決定しました。

 

 

★請願・意見書等への各党の態度

 

 

 

【関連リンク・群馬県議会】

令和4年第3回定例会 知事提出議案(11月24日~)

 

 

 

 

 

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第3回後期定例会の本会議で一般質問しました(2022.11.30) #群馬 #前橋 #群馬県議会 #日本共産党 #酒井ひろあき #物価高騰 #新型コロナ #気候変動 #気候危機 #朝鮮人追悼碑

2022年12月01日 | 群馬県議会

【2022年(令和4年)第3回後期定例会 11月30日 本会議(一般質問)】

 

 

今期最後の一般質問に登壇しました。

議会への傍聴、群馬テレビ・群馬県議会インターネット生中継でのご視聴をありがとうございました。

群馬県議会インターネット中継で、録画映像をご覧いただけます。

ぜひ、ご視聴ください。

 

1 物価高騰から暮らしと営業を守る取組について 約26分


(1)男女の賃金格差解消に向けた取組について

 

 

 

 

(2)中小・小規模事業者への支援について  

(3)公契約条例について  

 

2 新型コロナウイルス感染症から命と暮らしを守る取組について 約11分

(1)新型コロナの専用病床の確保について 

(2)健康フォローアップセンターの取組状況と保健所体制の強化について  

 

3 気候危機対策について 約13分

(1)温室効果ガス排出削減について  

(2)広瀬川の関根発電所の停止について 

 

4 群馬の森の追悼碑について 約11分

 

★碑文

「追悼碑建立にあたって」より

20世紀の一時期、わが国は朝鮮を植民地として支配した。また、先の大戦のさなか、政府の労務動員計画により、多くの朝鮮人が全国の鉱山や軍需工場に動員され、この群馬の地においても、事故や過労などで尊い命を失った人も少なくなかった。

21世紀を迎えたいま、私たちは、かつてわが国が朝鮮人に対し、多大の損害と苦痛を与えた歴史の事実を深く記憶にとどめ、心から反省し、二度と過ちを繰り返さない決意を表明する。過去を忘れることなく、未来を見つめ、新しい相互の理解と友好を深めていきたいと考え、ここに労務動員による朝鮮人犠牲者を心から追悼するためにこの碑を建立する。この碑に込められた私たちのおもいを次の世代に引き継ぎ、さらなるアジアの平和と友好の発展を願うものである。   

2004年4月24日 「記憶 反省 そして友好」の追悼碑を建てる会

 

★村山談話

「戦後50周年の終戦記念日にあたって」より

先の大戦が終わりを告げてから、50年の歳月が流れました。今、あらためて、あの戦争によって犠牲となられた内外の多くの人々に思いを馳せるとき、万感胸に迫るものがあります。

 敗戦後、日本は、あの焼け野原から、幾多の困難を乗りこえて、今日の平和と繁栄を築いてまいりました。このことは私たちの誇りであり、そのために注がれた国民の皆様1人1人の英知とたゆみない努力に、私は心から敬意の念を表わすものであります。ここに至るまで、米国をはじめ、世界の国々から寄せられた支援と協力に対し、あらためて深甚な謝意を表明いたします。また、アジア太平洋近隣諸国、米国、さらには欧州諸国との間に今日のような友好関係を築き上げるに至ったことを、心から喜びたいと思います。

 平和で豊かな日本となった今日、私たちはややもすればこの平和の尊さ、有難さを忘れがちになります。私たちは過去のあやまちを2度と繰り返すことのないよう、戦争の悲惨さを若い世代に語り伝えていかなければなりません。とくに近隣諸国の人々と手を携えて、アジア太平洋地域ひいては世界の平和を確かなものとしていくためには、なによりも、これらの諸国との間に深い理解と信頼にもとづいた関係を培っていくことが不可欠と考えます。政府は、この考えにもとづき、特に近現代における日本と近隣アジア諸国との関係にかかわる歴史研究を支援し、各国との交流の飛躍的な拡大をはかるために、この2つを柱とした平和友好交流事業を展開しております。また、現在取り組んでいる戦後処理問題についても、わが国とこれらの国々との信頼関係を一層強化するため、私は、ひき続き誠実に対応してまいります。

 いま、戦後50周年の節目に当たり、われわれが銘記すべきことは、来し方を訪ねて歴史の教訓に学び、未来を望んで、人類社会の平和と繁栄への道を誤らないことであります。

 わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。私は、未来に誤ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします。また、この歴史がもたらした内外すべての犠牲者に深い哀悼の念を捧げます。

 敗戦の日から50周年を迎えた今日、わが国は、深い反省に立ち、独善的なナショナリズムを排し、責任ある国際社会の一員として国際協調を促進し、それを通じて、平和の理念と民主主義とを押し広めていかなければなりません。同時に、わが国は、唯一の被爆国としての体験を踏まえて、核兵器の究極の廃絶を目指し、核不拡散体制の強化など、国際的な軍縮を積極的に推進していくことが肝要であります。これこそ、過去に対するつぐないとなり、犠牲となられた方々の御霊を鎮めるゆえんとなると、私は信じております。

 「杖るは信に如くは莫し」と申します。この記念すべき時に当たり、信義を施政の根幹とすることを内外に表明し、私の誓いの言葉といたします。

1995年8月15日 第81代内閣総理大臣 村山富市 

 

5 自衛隊の訓練に係る情報提供について 約7分

 

 

 

【関連リンク・群馬県議会】

令和4年第3回定例会について

 

【関連リンク・しんぶん赤旗】

2014.09.03 2014 とくほう・特報/群馬県立公園「群馬の森」 朝鮮人強制連行犠牲者追悼碑撤去の動き/歴史の真実否定するのか

2014.07.24 群馬県 朝鮮人追悼碑「更新せず」/市民団体「応じられない」

 

【関連ブログ】

2022.11.26 【お知らせ】2022年11月30日(水)県議会一般質問に登壇します  

2017.06.23 「表現の自由奪う」と批判 朝鮮人追悼碑モチーフの作品撤去 群馬県立近代美術館(しんぶん赤旗2017.6.23)

 

 

 

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