今年もあとわずか。振り返れば、あっと言う間の1年でした。本当にお世話になりました。
私のとっての十大ニュースです。
第10位 上野三碑が「世界の記憶」に
10月末、多胡碑などの高崎市にある古代の石碑群がなんとユネスコの世界記憶遺産に正式登録されました。中学時代に夏休みの自由研究で取り上げたことが思い出されます。先日、高崎市でシンポジウムが開催され、改めて三碑の意義について学ぶことができました。
第9位 Jアラートに驚く
8月、北朝鮮による弾道ミサイルの発射を受けて携帯電話にけたたましく警報が鳴り響きました。大気圏外(日本の領空でもない)を通過して、はるかかなたの海上に落下したミサイル。国際法や国連決議を踏みにじった北朝鮮の無法行為は許せるものではありません。国際社会の一致結束した取り組みが求められています。しかし、やたらと危機をあおり「堅固な建物や地下に避難してください」と言ったって、無用な混乱を招くだけでなないか。憲法9条を生かした平和外交と対話の道を真剣に追求することこそ、政府がやるべきことではないでしょうか。
第8位 「忖度」美術館でも県議会でも
4月、群馬の森にある朝鮮人犠牲者追悼碑をモチーフにした美術作品が開催日当日に県立近代美術館の要請で撤去されました。「碑」の存続をめぐっては県と市民団体が係争中ですが、なにも作品まで撤去する必要があったのか、大いに疑問です。「碑」の撤去を狙う一部団体とそれに追随する県への「忖度」が働いたのか。県議会では12月に、朝鮮学校補助金中止の請願を自民党が単独で採択したり、同追悼碑の設置期間更新を求める請願を不採択にしたりと、権力を笠に着た民族差別、いじめであり、議会の品位を貶める行為だと言わざるをえません。私はレイシスト(民族差別主義者)や歴史修正主義者の妄動を許さない立場で奮闘しました。
第7位 「共謀罪」法強行採決
6月、国民の内心の自由を踏みにじり、監視社会に道を開く「共謀罪」法が参議院で委員会審議を一方的に打ち切って強行採決されました。戦前の治安維持法を彷彿とさせる稀代の悪法は廃止しかありません。総選挙後の12月、日本共産党や立憲民主党などが共同で廃止法案を衆議院に提出しました。
第6位 オスプレイが群馬で初飛行
3月、陸上自衛隊と米海兵隊の共同訓練が相馬原演習場などで行われ、何度も墜落事故を起こしている危険な新型輸送機オスプレイが群馬で初飛行しました。前橋など市街地上空を我が物顔に飛び交うオスプレイに怒りと抗議の声があがりました。私も2月末の一般質問で知事らを追及し、訓練の中止を申し入れるよう求めました。
第5位 沖縄辺野古の座り込みを激励
7月、共産党県議団として沖縄県を視察しました。名護市辺野古の米軍新基地建設が強行されている現場や昨年12月のオスプレイ墜落現場、普天間基地や嘉手納基地などを視察。沖縄県当局から説明を受けたり県議会を傍聴したりしました。基地ゲート前で工事車両を阻止しようと座り込みを続けている住民を激励しました。とても暑い沖縄で熱きたたかいが繰り広げられていることを実感しました。
第4位 核兵器禁止条約が国連で採択
7月、核兵器の製造や保有、使用、威嚇などを人類史上初めて違法化した核兵器禁止条約が国連で122か国の賛成多数で採択されました。残念ながら、唯一の戦争被爆国である日本の政府は参加を拒否しています。日本共産党の志位和夫委員長が日本の政党代表として唯一出席し発言。ノーベル平和賞授賞式で被爆者のサーロー節子さんが「核兵器は必要悪でなく、絶対悪だ」と力強く演説したことに感動しました。
第3位 安倍9条改憲NO!の3000万署名始まる
9月、憲法9条改憲阻止へ結成された「全国市民アクション」が3000万人を目標に署名運動を提起しました。私も駅前での宣伝や訪問行動などで訴えています。「戦争だけはごめんだ」「9条は変えない方がいい」と多くの人が署名してくれます。安倍政権が通常国会での発議を虎視眈々と狙っており、いささかも軽視できません。 文字通り3000万人署名を集め、発議自体を許さない一大国民運動へと発展させていきましょう。
第2位 原発賠償裁判で国と東電の責任認める
3月、福島第一原発事故の賠償裁判では初めて、国と東電の責任を認める判決が前橋地方裁判所で言い渡されました。ただ認容額やその範囲はきわめて不十分であり、東京高裁での完全勝利へ向けた運動がますます重要です。10月には福島地裁が生業訴訟で同様に国と東電を断罪しました。
関連して12月、広島高裁が四国電力伊方原発の運転差し止めを命じる決定を下しました。世界有数の地震・火山大国日本で原発を動かす無謀さに警鐘を鳴らすものです。
原発をなくす前橋連絡会が毎週金曜日、前橋駅前で行っている宣伝行動は254回目を迎えました。毎回カンパや激励が寄せられ、原発ゼロの社会を一日も早く実現するために前を向いて歩き続ける決意です。
第1位 選挙、市民と野党の共闘
2月の前橋市議会議員選挙にはじまり、10月の総選挙まで、選挙続きの1年でした。その間、東京都議選、太田市議補選、榛東村議選、大泉町議選、玉村町議選がたたかわれ、応援にかけつけました。
総選挙では、日本共産党は残念ながら議席を後退させる結果となりましたが、市民と野党の共闘を誠実に最後まで追求し、その結果、共闘勢力が公示前の38議席から69議席へと躍進しました。
民意をゆがめる小選挙区制と野党分断によって得た与党の「虚構の多数」。自民党の支持基盤も決して盤石ではありません。次の国政選挙で、安倍政権を退陣に追い込む決意をあらたにするものです。
来年もよろしくお願いします。
12月19日 戦争法の廃止を求める県庁前昼デモ行進
私のとっての十大ニュースです。
第10位 上野三碑が「世界の記憶」に
10月末、多胡碑などの高崎市にある古代の石碑群がなんとユネスコの世界記憶遺産に正式登録されました。中学時代に夏休みの自由研究で取り上げたことが思い出されます。先日、高崎市でシンポジウムが開催され、改めて三碑の意義について学ぶことができました。
第9位 Jアラートに驚く
8月、北朝鮮による弾道ミサイルの発射を受けて携帯電話にけたたましく警報が鳴り響きました。大気圏外(日本の領空でもない)を通過して、はるかかなたの海上に落下したミサイル。国際法や国連決議を踏みにじった北朝鮮の無法行為は許せるものではありません。国際社会の一致結束した取り組みが求められています。しかし、やたらと危機をあおり「堅固な建物や地下に避難してください」と言ったって、無用な混乱を招くだけでなないか。憲法9条を生かした平和外交と対話の道を真剣に追求することこそ、政府がやるべきことではないでしょうか。
第8位 「忖度」美術館でも県議会でも
4月、群馬の森にある朝鮮人犠牲者追悼碑をモチーフにした美術作品が開催日当日に県立近代美術館の要請で撤去されました。「碑」の存続をめぐっては県と市民団体が係争中ですが、なにも作品まで撤去する必要があったのか、大いに疑問です。「碑」の撤去を狙う一部団体とそれに追随する県への「忖度」が働いたのか。県議会では12月に、朝鮮学校補助金中止の請願を自民党が単独で採択したり、同追悼碑の設置期間更新を求める請願を不採択にしたりと、権力を笠に着た民族差別、いじめであり、議会の品位を貶める行為だと言わざるをえません。私はレイシスト(民族差別主義者)や歴史修正主義者の妄動を許さない立場で奮闘しました。
第7位 「共謀罪」法強行採決
6月、国民の内心の自由を踏みにじり、監視社会に道を開く「共謀罪」法が参議院で委員会審議を一方的に打ち切って強行採決されました。戦前の治安維持法を彷彿とさせる稀代の悪法は廃止しかありません。総選挙後の12月、日本共産党や立憲民主党などが共同で廃止法案を衆議院に提出しました。
第6位 オスプレイが群馬で初飛行
3月、陸上自衛隊と米海兵隊の共同訓練が相馬原演習場などで行われ、何度も墜落事故を起こしている危険な新型輸送機オスプレイが群馬で初飛行しました。前橋など市街地上空を我が物顔に飛び交うオスプレイに怒りと抗議の声があがりました。私も2月末の一般質問で知事らを追及し、訓練の中止を申し入れるよう求めました。
第5位 沖縄辺野古の座り込みを激励
7月、共産党県議団として沖縄県を視察しました。名護市辺野古の米軍新基地建設が強行されている現場や昨年12月のオスプレイ墜落現場、普天間基地や嘉手納基地などを視察。沖縄県当局から説明を受けたり県議会を傍聴したりしました。基地ゲート前で工事車両を阻止しようと座り込みを続けている住民を激励しました。とても暑い沖縄で熱きたたかいが繰り広げられていることを実感しました。
第4位 核兵器禁止条約が国連で採択
7月、核兵器の製造や保有、使用、威嚇などを人類史上初めて違法化した核兵器禁止条約が国連で122か国の賛成多数で採択されました。残念ながら、唯一の戦争被爆国である日本の政府は参加を拒否しています。日本共産党の志位和夫委員長が日本の政党代表として唯一出席し発言。ノーベル平和賞授賞式で被爆者のサーロー節子さんが「核兵器は必要悪でなく、絶対悪だ」と力強く演説したことに感動しました。
第3位 安倍9条改憲NO!の3000万署名始まる
9月、憲法9条改憲阻止へ結成された「全国市民アクション」が3000万人を目標に署名運動を提起しました。私も駅前での宣伝や訪問行動などで訴えています。「戦争だけはごめんだ」「9条は変えない方がいい」と多くの人が署名してくれます。安倍政権が通常国会での発議を虎視眈々と狙っており、いささかも軽視できません。 文字通り3000万人署名を集め、発議自体を許さない一大国民運動へと発展させていきましょう。
第2位 原発賠償裁判で国と東電の責任認める
3月、福島第一原発事故の賠償裁判では初めて、国と東電の責任を認める判決が前橋地方裁判所で言い渡されました。ただ認容額やその範囲はきわめて不十分であり、東京高裁での完全勝利へ向けた運動がますます重要です。10月には福島地裁が生業訴訟で同様に国と東電を断罪しました。
関連して12月、広島高裁が四国電力伊方原発の運転差し止めを命じる決定を下しました。世界有数の地震・火山大国日本で原発を動かす無謀さに警鐘を鳴らすものです。
原発をなくす前橋連絡会が毎週金曜日、前橋駅前で行っている宣伝行動は254回目を迎えました。毎回カンパや激励が寄せられ、原発ゼロの社会を一日も早く実現するために前を向いて歩き続ける決意です。
第1位 選挙、市民と野党の共闘
2月の前橋市議会議員選挙にはじまり、10月の総選挙まで、選挙続きの1年でした。その間、東京都議選、太田市議補選、榛東村議選、大泉町議選、玉村町議選がたたかわれ、応援にかけつけました。
総選挙では、日本共産党は残念ながら議席を後退させる結果となりましたが、市民と野党の共闘を誠実に最後まで追求し、その結果、共闘勢力が公示前の38議席から69議席へと躍進しました。
民意をゆがめる小選挙区制と野党分断によって得た与党の「虚構の多数」。自民党の支持基盤も決して盤石ではありません。次の国政選挙で、安倍政権を退陣に追い込む決意をあらたにするものです。
来年もよろしくお願いします。
12月19日 戦争法の廃止を求める県庁前昼デモ行進