日本共産党 群馬県議会議員 酒井ひろあき

あなたとつくる、希望の群馬。

宣伝カーの使用を警察が規制(妨害)!?

2012年07月31日 | 党活動

宣伝カーの道路使用許可に関して、警察が5月下旬ごろから突然、規制を強化する運用を始めました。従来、宣伝カーを使って街頭宣伝を行う場合、1か月単位で申請し2300円を警察窓口で支払い、許可されていました。1枚出せば、全県で運行することができました。
それを今度は「停止宣伝」の場合は別個に、日時と場所を示した地図を添えて提出し、管轄する警察署ごとに、しかも許可期間を1週間以内などとするものです。これまでと同じように全県で運行するとすれば、数倍から十数倍の料金がかかります。そればかりか、どこでどのように宣伝するかは憲法で保障された権利であり、それを事前に明示し許可を得なければならないというのは、憲法で禁止された検閲そのものです。あきらかな違憲・違法な行為です。
しかも条文の勝手な解釈で、その根拠条文さえも答えられないというのですから、本当にあきれるばかりです。
この問題で7月27日に、日本共産党と民主団体は、県警本部長、県公安委員長、知事、県議会議長あてに厳しく申し入れを行いました。憲法で保障された表現の自由や政治活動の自由に不当に制限を加えるもので、絶対に認めるわけにはいきません。隣の埼玉県や大阪府などでは、流し宣伝の場合でも、いっさい届出をしていません。届出自体が不要なのです。その点でも群馬は遅れているというか、民主主義が成熟していないのかもしれません。

脱原発の国民的な運動が高まり、現実政治を動かすまでに成長することをおそれた支配層が警察権力を使って、こうした活動を規制しようとしているものだといわざるをえません。時代錯誤も甚だしい、こうした規制強化に断固反対します。

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☆しんぶん赤旗 2012年7月31日(火)

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【お知らせ】「いま、福島から伝えたいこと」~講演:丹治杉江さん 8月5日(日)

2012年07月31日 | お知らせ

講演 「いま、福島から伝えたいこと」 丹治杉江さん(いわき市より避難)

*日時 8月5日(日) 14:00~16:30

*会場 高崎市民活動センター ソシアス 第3活動室

*参加費 300円

*主催 さようなら原発 群馬郡の会

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党国会議員団が群馬における米軍飛行訓練の実態を調査

2012年07月30日 | しんぶん赤旗

米軍のオスプレイ配備問題で日本中に怒りの声が広がる中、群馬における米軍飛行訓練の実態を調査しようと、塩川鉄也衆院議員ら日本共産党国会議員団が29~30日、群馬入りしました。
30日は、伊藤県議や生方秀男1区予定候補らと、みなかみ町の藤原周辺での実態調査、住民・平和団体からの聞き取り、県企画部長との懇談などに同行しました。私は大東沼田市議らと、オスプレイの飛行ルートに設定されている藤原地域の民宿や商店、民家から聞き取り調査を行いました。
「ものすごい音がするので振り向いたら、高圧電線のすぐ上を飛んでいた」
「うちが狙われているかと思った」
「屋根のうえをすれすれで飛んでいるかと思うほどで恐怖を感じた」
など、どこでも爆音と墜落の危険に直面している深刻な実態が話されました。
「向こうの山の稜線を飛んでいた」という目撃証言から推察すると、米軍機は地上100メートル前後の超低空を飛行していた可能性があります。
爆音の“主”が米軍機だということは多くの住民の知るところでした。そしてオスプレイの配備についても「危険な飛行機だというのをニュースで知って驚いた。とても許せない」と怒りをあらわにしていました。
県当局との懇談では、塩川議員が「ブルールートのポイントには、首都圏の水がめ、矢木沢ダムがある。これまで県や市町村に寄せられた情報をもとに飛行ルートの実態解明をすすめるとともに、県として騒音測定器を設置し常時監視していくことが重要ではないか」と要請しました。
県は、北関東防衛局から説明があったとしたうえで、「安全性が確認されるまではオスプレイの飛行はしないよう、知事名で防衛省に文書で要請した」とのべ、騒音測定器については検討する意向を示しました。
一連の現地調査を終えて感じたのは、米軍機が群馬上空を好き勝手に飛行している実態が十数年ずっと続いているということ。オスプレイの配備によって、
県民の命と安全がいっそう脅かされることになるということです。配備中止へ全国的な世論を高めていかなければなりません

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☆しんぶん赤旗 2012年7月31日(火)

 群馬・米軍低空飛行ルート/直下に学校・保育園/「怖い」と住民 オスプレイ“皆反対”/党合同調査団が調査 


映画「シッコ」が描く世界は、明日の日本?~前橋革新懇が例会

2012年07月28日 | TPP

きょう、前橋革新懇の例会に参加をしてきました。
マイケルムーア監督の映画「シッコ」の上映に続き、滝口道生医師(群馬中央医療生協理事長)がTPP問題で講演しました。滝口氏は、TPPは単に貿易の自由化、関税の撤廃をすすめるものではなく、多国籍企業・投資家への規制をなくし、その利権を保護し、さらにもうけさせようとするものだと指摘。医療分野では、日米の大企業などから、医療の営利化・市場化の要求が出されているとして、「混合診療の解禁で、高度医療(高額の自由診療)によってもうけようとする医療機関が増加し、それを保障する保険会社の顧客が増え、結果的に公的保険で受けられる医療がどんどんやせ細ることになる。いのちよりも“もうけ”を優先するしくみに変えられる―これでいいのかが問われてくる」とのべました。群馬県でも、その先取りともいえる「がん治療特区」の動きが出ていると警鐘を鳴らしたうえで、TPP参加により、日本の医療はアメリカ並みに変質させられ、国民皆保険制度は崩され、無差別・平等の医療の継続は困難となると強調しました。
私の質問にもていねいに答えてくださいましたが、会場いっぱいの参加者に関心の高さがうかがえました。

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平和のための戦争写真展~オスプレイの解説コーナーも

2012年07月28日 | 歴史問題

前橋プラザ元気21で開催中の「平和のための戦争写真展」を観てきました。
広島・長崎の原爆被害のパネルをはじめ、前橋空襲や沖縄戦、南京大虐殺、中国人強制連行などの写真や資料などが展示されているほか、今回は米軍垂直離着陸機オスプレイの模型や飛行ルートなどを開設するコーナー、原発事故に関する新聞コーナーも設けられています。あまりのむごたらしさに正視できないものもありますが、戦争の悲惨さと平和の尊さに思いをはせるとともに、こうした歴史の事実を風化させないためにも、戦争体験・被爆体験を記録と記憶にとどめる努力が必要だ痛感しました。

写真展は29日(日)午後4時まで。

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【お知らせ】原発からの撤退を!昼休みデモ(第10回) : 8月10日(金)

2012年07月28日 | お知らせ

原発からの撤退を!昼休みデモ(第10回) 8月10日(金)

正午集合、12:15出発、前橋公園南口。11日が土曜日のため10日に実施します。

主催:県労会議など。大飯原発の再稼働に抗議し、原発からの撤退を政府に求めます。プラカードや横断幕、鳴り物を持って、ご参加ください!

「120810demo.pdf」をダウンロード


北海道視察3日目~開拓記念館を訪問

2012年07月26日 | 群馬県議会

視察3日目の今日は北海道開拓記念館を訪れました。昭和46年春に、北海道百年記念事業として開館して以来、41年がたち改修を検討中とのこと。群馬でも、歴史博物館を来年改修予定で、その参考にするための調査です。
開拓記念館は一部耐震補強工事が施されていましたが、全体的に老朽化がすすみ、展示パネルが色あせしていたり、モニターが古くて時代の変化においつかなかったりしています。
また、車イス用のエレベーターがないことや、トイレ(特に女性用)が少ないこと、子どもたちに人気の体験学習室が狭いことなども改修の理由だそうです。
特別展は400万円という予算の範囲でやるので、大変苦労している様子。

群馬でも、箱ものにお金をかけすぎて、維持管理や企画の中身が疎かになるようなことがあってはならないと思いました。


北海道視察2日目~障害者施策、遠隔医療を調査

2012年07月26日 | 社会保障

北海道視察2日目の昨日は伊達市の、だて地域生活支援センターを訪問し、知的障害者の地域生活移行の取り組みについて、詳しい説明を受けました。
人口4万人足らずの市で572人の障害者が就労や日常活動の支援を受けながら暮らしています。
入所者定員を半減させる一方、55戸のグループホームやケアホームへの地域移行を進めています。
そのうちの1軒を訪問しましたが、一人一人が個性豊かに人生を全うできるようにとの思いから「野ぶどう」と名付けられたそうですが、トイレ一つとってもプライバシーや人権を尊重したきめ細かな配慮がされていました。
伊達市では、なんと1割の企業が障害者を雇っていて、地域ぐるみの支援システムが構築されているとのこと。障害者は決して面倒を見てもらう存在ではなくて、障害を抱えていても自然体で安心して生活し働くことができる社会づくりの一員であり、それは行政にとっても住民にとっても、経済的にもメリットだということです。こうした、「福祉の街づくり」から
「福祉で街づくり」へという発想が素晴らしいと思いました。
さて、今日は生活文化部関係で北海道開拓記念館を訪れます。