しんぶん赤旗の「テレビ時評 兵士の死に迫る『八月番組』」を読んで、この夏の戦争に関するNHK番組では力作が多かったと私も思いました。
私が観たのは、
「祖父が見た戦場~ルソン島の戦い 20万人の最期~」(11日)
「ノモンハン~責任なき戦い~」(15日)
「奪われた自由~治安維持法10万人の記録~」(18日)
「船乗りたちの戦争~海に消えた6万人の命~」(13日)
「隠されたトラウマ~精神障害兵士8000人の記録~」(25日)は途中まで観ました(不覚にも眠ってしまった)。
戸崎氏がのべるように「祖父が見た戦場…」は、「ひとりひとりの兵士がどのように死んだのか、今を生きる人間の日常感覚で」戦争に迫ったもので、深く胸に刻み付けられました。
「奪われた自由…」も、海外で侵略をすすめる一方で、国内ではそれに異を唱える人間を片っ端から弾圧してきた暗黒の歴史に焦点をあてる好番組でした。
「過去に目を閉ざす者は、現在に対しても盲目となる」ヴァイツゼッカー元ドイツ大統領の言葉がふと、よみがえってきました。