民主党の小沢代表が辞任しました。
遅きに失しましたが、西松建設による違法献金問題での
国民の厳しい批判を前に責任をとった形になりました。
議員総会で小沢氏は最後に「ありがとうございました」と
言いましたが、「申し訳ありませんでした」というべきでは。
11日の辞任会見でも「なんらやましい点はない」などと、
西松献金疑惑にふたをする物言いはいかにも小沢氏らしい。
説明責任も自浄能力も全く果たそうとしない民主党。
自民党と同様、金権腐敗に全く反省のない民主党。
「政権交代」という言葉が空虚に響くだけです。
自民党政治があまりにもひどいことから、
民主党にある種の幻想を抱いていた人も
この件で完全に見切りをつけたのではないでしょうか。
「二大政党」といっても所詮、同じ穴のムジナ。
わいろ政治=企業献金の額を競う二大政党、
アメリカいいなり・大企業中心の悪政を競う二大政党。
国民の暮らしそっちのけの政党に審判を下しましょう。
いまこそ日本共産党の出番です。
むだな公共事業の典型である八ツ場ダム建設予定地を今日、
塩川鉄也衆院議員らと視察しました。
日本共産党の北関東ブロック比例候補、小選挙区候補や
県議、市町村議ら総勢28人の調査団でした。
午前中は、「八ツ場あしたの会」の渡辺事務局長から
現地の様子をくわしく話していただきました。
また予定地では、水没5地区のうちの一つ、林地区で
住民の方から聞き取りを行いました。
その方は「早期完成を望む」と話す一方で、
50年以上にわたって翻弄されてきた、複雑な思いを率直に
語ってくださいました。ありがとうございました。
反対闘争で盛り上がっていた1970年代は別として
反対の旗印を明確にしている私たちとひざをつきあわせて
話をしてくれるというのは、画期的なことだと思います。
地元が変化してきている証ではないでしょうか。
午後は、国交省の担当者から、移転代替地や仮排水溝、
付け替え国・県道、鉄道の工事現場などで説明を受けました。
山肌を切り崩し、吾妻渓谷を水没させ、自然が次々と
壊れていく…。まさに税金を使った環境破壊です。
国は、2015年までに(2年前に工期を5年延長)完成を
めざしていますが、進捗状況からみてとても思えません。
さらなる延長、そして総事業費の大幅増額なんてことに
なりかねません。
水があまり、洪水の役にもたたず、地すべりの危険すらある
有害なダムにこれほどの税金をつぎこむ必要があるのか、
改めて「無駄なダムはいらない」と確信しました。
ダム建設と切り離して、住民の生活再建を最優先させる
そのための法整備を急ぐ必要性を痛感しました。
5月3日は憲法が施行されて62周年となる憲法記念日。
午前中、小菅県委員長と一緒に「憲法を守り生かそう」と
前橋市内で演説した後、高崎の群馬音楽センターで開かれた
第25回5.3憲法記念日集会に参加しました。
全県から大型バスなどで1500人が集まりました。
ジャーナリストで朝日新聞記者の伊藤千尋さんが
「平和憲法をもつコスタリカでは軍隊をなくし、教育予算を
大幅に増やした。難民も大量に受け入れ、信頼をえている」
「ベネズエラでは若い母親が『暮らしと権利を守るため』と
露店で憲法の本を買っている」
「米下院議員のバーバラ・リー女史は、9.11テロ事件の
報復戦争に対して、憲法を武器に勇気をもって唯一反対した。
支持者からも激しく罵倒されたが、今や世論となりつつある」
などと紹介し、世界から見た憲法9条の意義を語りました。
そして、サービス残業や過労死など「日本の非常識」を告発。
憲法をもっと活かしていこうと呼びかけました。
大変説得力があり、ユーモアを交えた話に引き込まれました。
憲法記念日の前日、5月2日にロック歌手の忌野清志郎さんが
亡くなりました。
私は彼の歌をじっくり聞いたことはありませんでしたが、
ラジオの追悼番組を聞いたりして
共感する部分が多いなあと今更ながら思いました。
反原発・反戦平和など政治的なメッセージを込めた曲を歌い、
2005年のアースデイコンサートでは
音楽を通して平和の大切さを訴えていた清志郎さん。
ご冥福をお祈りいたします。