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マイケルムーア監督の映画「シッコ」をレンタルで観ました。
思っていた以上にショッキングな内容でした。
国民皆保険制度がないために、無保険者が5000万人ものぼり
医療から完全に排除されているのはもちろん、
高い保険に入っていても、
保険会社のもうけのために、本来受けられるべき医療が受けられず、
死に至らしめている現状は本当にひどいと思いました。
病院や保険会社は人の命をなんとも思っていないのか!
これではまるで詐欺というか、殺人に等しいのではないか。
行き着くところ、国のあり方にかかわる問題でしょうけど、
これが大国アメリカの実態だとは驚きです。
ムーア監督自身も、医療費が完全に無料のイギリスやフランスを
信じられない様子でした。
さて、日本はどうなのか。
こうしたアメリカの医療を「模範」としているとしか考えられません。
「お金のない年寄りは早く死ね」といわんばかりの後期高齢者医療制度。
4月から始まりましたが、少ない年金から保険料を天引きし、
差別医療をもちこむ矛盾だらけの制度に怒りが沸騰しています。
ただちに制度を廃止させていくしかありません。
強行した自民党・公明党の責任は重大です。
日本の医療の今後を考えていく上でも「シッコ」は一見の価値ありです。