日本共産党 群馬県議会議員 酒井ひろあき

あなたとつくる、希望の群馬。

「リレー・フォー・ライフ・ジャパン」群馬で初開催

2013年10月13日 | 社会保障

「つながろう がんに負けない いのちのリレー」をテーマにしたイベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2013ぐんま」が前橋市の県総合スポーツセンターで開かれ、参加してきました。群馬では初めての開催で、がん患者会や病院関係者など67チームが参加。群馬県も全面的にバックアップしました。会場のグランドを交代しながら24時間歩き続けるリレーウオークには、大沢知事や前橋市長(代理)らの姿も。私も「県議会有志」チームの一員として歩きました。1000人以上集まっていたでしょうか。抗がん剤治療のため最近まで入院していた友人が家族に車いすを押してもらいながらも力強く行進する姿に大変励まされる思いがしました。
県議会で昨年、がん対策推進計画の策定にむけた審議にかかわってきましたが、がん治療と回復に向けた医療・看護・福祉などの体制整備と同時に、「患者の自己決定権が尊重される社会づくり」が最も大切だと感じました。がんとたたかう人に「頑張れ」と励ますことも大事だが、「頑張らなくてもいいよ」と最期まで寄り添ってあげられるゆとりある社会にむけて私も何かできることはないかと思いながら、リレー・フォー・ライフに参加しました。

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年金者一揆~「年金引き下げるな」と車いす先頭に怒りのデモ行進

2012年10月20日 | 社会保障

年金者組合などでつくる「2012年金者一揆群馬県実行委員会」は19日、前橋市内で集会を開き、年金引き下げに反対し、最低保障年金制度など社会保障充実を求める集会宣言を採択しました。
車いすでの参加を含め150人が「年金引き下げはやめろ」などと唱和しながら、繁華街をデモ行進しました。
私も前橋公園から県庁前まで一緒に歩きましたが、歳を感じさせない高齢者の頑張りに励まされる思いでした。実家の父親も参加していて、「久しぶり」と声をかけたら、周りの人から「たまには実家に顔出さなければだめだよ」と言われてしまいました。反省…。

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人間らしい生活と労働の保障を~反貧困キャラバン群馬入り

2012年10月01日 | 社会保障

反貧困全国キャラバンが9月30日、群馬県入りし、前橋市内で弁護士や医療関係者による無料相談会や各分野のリレートークが行われました。テーマは「人間らしい生活と労働の保障を求めて つながろう群馬」。
ホームレス支援の一断面を描いた映画「渋谷ブランニューデイズ」の上映後、「孤立する高齢者の貧困の実態」「子供の貧困」「DVという側面から見た女性の貧困問題」「消費税の不当性」「貧困を生む非正規雇用」「ホームレスから生活再建に向けて」「医療の現場から見た貧困」について、現場からの報告を聞きました。改めて貧困の広がりを実感するとともに、その解決へ向け草の根で取り組んでいる方々の奮闘ぶりに頭の下がる思いでした。
特に、自らDV被害に遭いながらも、その経験を生かして被害根絶と貧困問題の解決に尽力する姿勢に大きな感銘を受けました。
キャラバンは、10月1日・2日に、県と12市に申し入れを行います。

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がん対策強化へ「覚悟と情熱」必要~ピンクリボン運動講演会

2012年09月15日 | 社会保障

ピンクリボン運動(がん検診向上などに取り組む)啓発のための講演会が15日、県民健康科学大学で行われ、参加してきました。
1年以上にわたり数多くのがん特集やセミナーをプロデュースしてきた井本里士さん(毎日放送報道局「VOICE」編集長)が「がんという病に向き合う~メディアの役割と課題」と題して講演しました。

この中で、日本は諸外国に比べて、がん検診率が低く(平均30%、アメリカや韓国は60%以上)、とりわけ関西圏が10数%と格段に低い現状にふれながら、二人に一人ががんにかかり、三人に一人ががんで亡くなっているにもかかわらず、報道番組に対して逆に「不安をあおるな」といった批判もあると紹介。「なぜ広がらないか、そこには他人事、楽しくないことへの拒絶感がある」と指摘しました。

また、昨今のTVメディアによる“離乳食映像”(かみくだいてわかりやすい、答えをあからじめ提示し、考えなくていい映像)化がすすんでいることも一因だとして、視聴率偏重のメディアの姿勢にも警鐘を鳴らしました。

そのうえで、今こそメディアには、「覚悟と情熱(スーパーパッション)」が必要だと強調。医療者や患者団体、行政、NPO、メディア等が本気でがん対策に取り組む「真の大同団結」を呼びかけました。
続くドキュメンタリー映画「生き抜く 南三陸町 人々の一年」に何度も涙しました。

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がんとどう向き合うか~15日に講演会と映画上映会

2012年09月10日 | 社会保障

「がん」という病に向き合う~メディアの役割と課題をテーマにし<wbr></wbr>た講演会(講師:毎日放送報道局「VOICE」編集長 井本里士<wbr></wbr>氏)と、ドキュメンタリー映画「生き抜く 南三陸町 人々の一年<wbr></wbr>」の先行試写会が開かれます。
9月15日(土)午後2時、県民健康科学大学大講義室(前橋市上<wbr></wbr>沖町)。小松真理作曲「ミラクルのテーマ」を初披露します。参加費100<wbr></wbr>0円。

連絡先:「新老人の会」群馬支部027-233-3666<wbr></wbr>(午後のみ)吉江さんまで。ぜひご参加ください。

「120915.jpg」をダウンロード


「障害者差別禁止法をつくって」~知的障害者・家族らが大会

2012年08月18日 | 社会保障

知的障害のある本人、父母、関係者らでつくる「群馬県手をつなぐ育成会」の第48回大会が18日、桐生市で開催され、来賓として参加しました。
大会では「自立を支えるネットワークの強化」「グループホーム・ケアホームの増設」「本人、保護者の高齢化対策の充実強化」「福祉対策の地域格差の解消」がスローガンとして掲げられ、障害児者の教育福祉に貢献された方への表彰が行われました。
拍手で採択された「大会決議」では
、「障害者総合福祉法」が成立したが、不十分な内容であるとの批判もあり、いっそうの改善充実に向けた働きかけが必要、と強調しています。民主党政権が訴訟和解時に原告らと交わした「自立支援法廃止」の約束をほごにして、自立支援法から名前を変えただけの障害者総合支援法を6月に成立させたことへの強い批判がうかがえます。
大会で、知的障害者本人の会
「つるの会」の3人が「要望」を一生懸命読み上げていましたが、その訴えに心打たれたので、掲載します。
一 職場や生活の場でのいじめや差別がなくなれば、わたしたちは気持ちよく生活ができます。そのためにも「障害者差別禁止法」を早く作ってください。
一 わたしたちが地域で楽しく暮らせるように、「グループホーム、ケアホーム」をもっと増やして支援体制を充実させてください。
一 わたしたちが地域で就職し、その職場で安定して働き続けられますよう、ジョブコーチ制度の拡充をお願いします。

「障害のある人もない人も地域でともに暮らし共に働ける共生社会の実現をめざして」(決議より)私も頑張っていきたいと思います。


B型C型肝炎患者の救済早く~群馬の会などから要請受ける

2012年08月09日 | 社会保障

肝炎患者の救済へ尽力してほしいと8日、「B型C型肝炎救済群馬の会」などから日本共産党県議団に要請を受けました。
B型C型肝炎患者は全国に350万人(県内では2万2千5百人)いると推定されています。全国B型肝炎訴訟は原告団と国が基本合意してから1年がたちますが、カルテがないなど証拠不十分のため救済が受けられていないのが実情です。注射器の使い回しや輸血、血液製剤の投与などの医療行為による感染がほとんどで、国も責任を認めているにもかかわらず、被害回復が遅々としてすすんでいません。国が感染被害を償い、感染者が安心して治療を続けられるよう治療と生活を支える公的支援制度を確立することが求められています。
インターフェロンの治療には数十万円もかかることから、患者負担の軽減は待ったなしです。愛知県や新潟県、長野県ではウイルス肝炎患者に対する治療費を支給しています。一刻も早い救済を国に働きかけるとともに、群馬県政としても、県独自で医療費の補助に踏み切るべきです。


北海道視察2日目~障害者施策、遠隔医療を調査

2012年07月26日 | 社会保障

北海道視察2日目の昨日は伊達市の、だて地域生活支援センターを訪問し、知的障害者の地域生活移行の取り組みについて、詳しい説明を受けました。
人口4万人足らずの市で572人の障害者が就労や日常活動の支援を受けながら暮らしています。
入所者定員を半減させる一方、55戸のグループホームやケアホームへの地域移行を進めています。
そのうちの1軒を訪問しましたが、一人一人が個性豊かに人生を全うできるようにとの思いから「野ぶどう」と名付けられたそうですが、トイレ一つとってもプライバシーや人権を尊重したきめ細かな配慮がされていました。
伊達市では、なんと1割の企業が障害者を雇っていて、地域ぐるみの支援システムが構築されているとのこと。障害者は決して面倒を見てもらう存在ではなくて、障害を抱えていても自然体で安心して生活し働くことができる社会づくりの一員であり、それは行政にとっても住民にとっても、経済的にもメリットだということです。こうした、「福祉の街づくり」から
「福祉で街づくり」へという発想が素晴らしいと思いました。
さて、今日は生活文化部関係で北海道開拓記念館を訪れます。


県立障害者リハビリセンターの改築は待ったなし

2012年07月20日 | 社会保障

今日、厚生文化常任委員会視察で県立障害者リハビリテーションセンターを訪れました。老朽化がすすみ(37年)、雨漏りや機械の故障、狭い訓練室など、治療や訓練、生活に支障が出ている状況を伺いました。保護者会や入所者からも切実な訴えがありました。
新改築の話が浮上しては消えていたとのことですが、どうして今まで放置してきたのか、県の姿勢が厳しく問われます。
待ったなしの課題であり、遅くとも今年度中に方向性を明確に打ち出すことが求められています。


家で看取るということ~在宅緩和ケアの実践と課題を学ぶ

2012年06月03日 | 社会保障

今日は、諸々の用事で終日外出してました。車の修理、洗車、クールビズのスラックスと半袖シャツを購入。その後、県薬剤師会学術大会県民公開講座に参加し、緩和ケア診療所「いっぽ」 小笠原一夫院長の講演を聞ました。会場となった県民会館は、ちょうど長渕剛さんのコンサートが隣の大ホールであるというので、ファンが詰めかけ、長い列をつくっていました。余談ですが、長渕さんの新アルバムには、「原発さえなければ…」と原発事故の悲惨さをうたった「カモメ」が収録されています。私も先日購入し、車中で聞いています。

講演会で小笠原院長は、がん患者など140人/年(昨年度)を在宅で看取ってきた経験をもとに、在宅医療・介護の現状と問題点、緩和ケアの意義や課題などについて話されました。
この中で、先生は「スタッフ一丸となって、最後まで患者とその家族を支えること」「体と心だけでなく、暮らしを支えること」「365日24時間対応に責任をもつこと」が大事だと強調。家で死を迎えるというのは患者の望む医療の一つであり、この人間としての当然の願いにこたえていく医療・看護・介護のあり方が問われていると投げかけました。
そして結びに「あきらめない、生きること、働くこと~ひとり暮らしの人でも最期まで家で過ごせるよう、医療人や地域みんなの力が必要だ」と訴えました。


いろいろと考えさせられた講演でした。