日本共産党 群馬県議会議員 酒井ひろあき

あなたとつくる、希望の群馬。

原発からの撤退の国民的対話・議論を広げよう~全国交流集会

2012年09月02日 | 原発・放射能

「原発事故1年半 鎮魂と希望をめざす全国交流集会in福島」2日目のシンポジウムには、360人が参加しました。吉井英勝衆院議員は、福島原発事故の津波主因説は誤りだと批判。「原発事故は終わっていない。原発ゼロへの運動をともに」と激励しました。
福島市渡利地区(1μsV/h超)に住む佐藤晃子さんは「国と東電はまず心から謝罪してほしい。それしないで再稼働などとんでない」と声を詰まらせながら訴えました。
全村避難している飯舘村の菅野典雄村長があいさつし、福島原発事故によって「世界一安全な国が世界一危険な国」になってしまった。までい(真手、丁寧に心を込めて大切にという意味の方言)ライフを取り戻すまで頑張ると決意と支援を呼びかけました。
原発問題住民運動全国連絡センター代表委員の伊東達也さんは日本の原発立地がもつ6重の危険についてふれたうえで、今もなお16万3千人が家族バラバラの避難生活を余儀なくされ、震災関連死が762人にのぼることを紹介。国、電力会社、御用学者の「産・官・学」癒着の原子力村の責任は重大だと指摘しました。そして、福島の被災者の健康と生活の確保と損害賠償、住民合意のもとに除染と復旧・復興を一日も早くと問題提起しました。
その後のシンポジウムでは、大槻眞一(前阪南大学学長)、立石雅昭(新潟大学名誉教授)、野口邦和(日本大学歯学部准教授)、岩井孝(原研労組委員長)がそれぞれの立場から発言。福井県、青森県、福島県、北海道などからの参加者11人が経験や思いを語りました。
たくさんの人の話を聞いて、原発ゼロ社会の実現は決して夢ではないし、できるだけ早く全基廃炉にしなければ人類の未来はないと実感しました。

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