昨日夕方、第85回群馬県中央メーデーが開かれ、来賓あいさつを行いました。前橋公園には約250人が参加し、各団体・労働組合の代表が「安倍暴走政治をストップさせよう」「大幅賃上げを勝ち取ろう」と訴えました。集会後、前橋の繁華街を元気よくデモ行進。沿道からあたたかい声援がありました。
私のあいさつは次の通り(かなりアドリブが入っています)。
「みなさん、こんばんは。県議会議員の酒井宏明です。日本共産党群馬県委員会を代表して、メーデーご参加のみなさんに連帯のご挨拶を申し上げます。
それにしても安倍政権の暴走はひどい、消費税増税、原発再稼働、集団的自衛権の行使容認、TPP…。労働者派遣法のさらなる改悪も狙われています。安倍暴走車にはブレーキがなく、アクセルが2つで右にしか回らない。こんな危険な暴走をなんとしても阻止しようではありませんか。
私は先日の県議会本会議で一般質問の時間の大半を使って、ブラック企業問題を取り上げました。長時間労働、サービス残業、パワーハラスメント、退職強要、偽装請負など具体的な事例を紹介して、過労自殺、過労死寸前まで身も心もボロボロにして使い捨て、使いつぶすブラック企業を野放しにしていいのかと厳しく迫りました。
労働基準監督官は群馬でたった22人。国に大幅な増員を求めるとともに、県としてブラック企業規制条例、過労死防止条例をつくって実効性ある権限をもつべきだ。派遣法の改悪に知事はモノ申せと追及しました。
労働者からお話を聞いて感じたのは、過酷な労働実態とともに、労働組合、とりわけ群馬県労会議の果たしている役割がどれほど大きいかということです。理不尽な退職強要。人格を否定し自殺に追い込みかねないパワーハラスメント。経営コンサルタントまでつかった陰湿ないじめ、こうした被害にあっている働く仲間に寄り添い、解決の方策をともに考え、実際に不払い残業代などを支払わせてきました。決して一人ぼっちにさせない。泣き寝入りさせない。違法・脱法行為は許さない。労働者の暮らしと権利を守るため、毅然とたたかう組合、全労連の組合があるというだけで、どれほど働く仲間が勇気づけられるかということを痛感しました。
大資本の横暴がどんなにひどくても、どんなに巨大にみえても、労働者が団結し一つになれば決して負けることはありません。団結してこそ労働者。団結を阻むものとたたかってこそ労働者。日本共産党は労働者階級の党として、大資本の横暴、自公政権の暴挙を許さないために、みなさんとともに全力で奮闘する決意を表明して、連帯のあいさつといたします。ともに頑張りましょう!
第85回群馬県中央メーデー、万歳!」