今日は前橋市内12か所で街頭演説をしました。
自民党新総裁に麻生氏が選出されたが
無責任な政権投げ出しに全く反省がないばかりか
いきづまった自民党政治にただしがみついているだけで
政治の中身を変える姿勢も立場もないことを厳しく批判。
‘ボロ隠し解散’とでもいうべき、
自民党の党利党略で解散総選挙をおこなうのではなく、
汚染米など食の安全や後期高齢者医療、派遣労働の問題など
山積する問題を徹底的に審議し、争点を明らかにしたうえで、
国民の信を問うべきだと訴えました。
車中や家の中から手を振って応援してくれる人が
あちこちで見られ、大変心強く思いました。
自宅近くのスーパー前での宣伝には
妻や家族もかけつけてくれ、勇気百倍でした。
22日、長野原町の八ツ場(やんば)ダム建設予定地を
塩川衆院議員、伊藤祐司前県議とともに訪れました。
付け替え道路の橋脚などの建設が急ピッチで
進められる一方で、水没する予定の川原湯温泉街は
1軒また1軒と家が立ち退き、さみしい感じがしました。
新しく建てられた駅前食堂でおいしいおそばを食べた後、
川原湯温泉の飲食店や牛乳屋さんから話を聞きました。
「工期が5年延長してダムの完成がまた先に延びた。
これでは生活設計がたたない。どうしたらいいのか」
「代替地も住めるようになるのはまだまだ先の話。
土地も高いし、他地区へ移住する人も結構多いのでは。
移転しても今まで通りの暮らしができるのだろうか」
などと、不安をあらわにしていました。
また、長野原町長とも懇談しました。2月に続いて2回目。
町長は「下流都県で『水が足りない』
『洪水になったら大変』ということでダムを受け入れた。
代替地には新しい家を建てたし、もう後戻りはできない」と
建設推進の姿勢を明らかにしました。
その一方で「県は、家の修繕にかかった費用の利子補給する
というが、あと何年かで壊さなければならないのに
そんな大金を出せる人はいない」と不満も漏らしていました。
私は、八ツ場ダムが無駄なだけでなく有害なダムであり、
本体工事は絶対に阻止しなければならないと確信するとともに、
国が総事業費を4600億円と倍以上に勝手に増額し、
工期も2回にわたって延長するというずさんさに
あらためて怒りを感じました。
50年以上もの長きにわたって翻弄され、苦しめられてきた
住民への生活補償、再建を進めていくために
私たちになにができるのか考えさせられました。