日本共産党 群馬県議会議員 酒井ひろあき

あなたとつくる、希望の群馬。

<参議院選挙の結果について>日本共産党 倍増の6議席、野党統一11選挙区で勝利 群馬・堀越氏 大健闘

2016年07月13日 | 2016参院選
参議院選挙が投開票されて早3日。党の会議や議員活動などでばたばたしていました。振り返ると、やはり歴史的な選挙戦だったなと改めて思います。
初めての野党共闘。市民と力を合わせて安倍政権の暴走とたたかうという最初の挑戦。猛暑と風雨の中でともにたたかったみなさん、本当にお疲れ様でした。
群馬の野党統一候補、堀越けいにんさんは及ばなかったものの、24万8千票余(得票率31%)を獲得し、前回(民主と共産の合計)より前進。巨大与党に対して、善戦健闘したのではないでしょうか。市民連合のみなさんも本当によく頑張りました。心からの敬意と感謝を申し上げます。
全国でも11の1人区で野党統一候補が勝利し、共闘の効果が示されました。
比例代表選挙では、群馬選挙区予定候補から比例候補に回り、堀越氏の当選と日本共産党の躍進のために奮闘した伊藤たつやさん、33歳の若さで党内外の人たちを励ます大きな役割を果たしました。
群馬では比例で79587票を獲得、得票率はなんと10%の大台に乗せることができました。前橋は15419票(得票率12%)でした。もう一歩のところで、北関東地域からおくだ智子さんを国会に送り出せなかったことは残念ですが、改選3から6議席に倍増できたことは確信にすべきではないでしょうか。戦争法廃止、立憲主義を取り戻すという国民的大義に、有権者から大きな期待が寄せられました。
公示前に山下芳生副委員長が、公示後は小池晃書記局長、穀田恵二衆院議員が応援にかけつけてくれました。塩川鉄也、梅村さえこ両衆院議員は連日群馬入りし、街頭から全力で訴えていただきました。
それにしても最終盤、安倍首相を先頭に、「野合」攻撃や日本共産党を名指しした激しい攻撃が行われました。与党側の不安と恐怖の裏返しだったのではないかと思いますが、こういった卑怯でえげつないやり方に心底怒りを覚えます。日本共産党は法定ビラや赤旗号外、街頭演説などで果敢に反撃しました。
ともあれ、ひとつの政治選が終わりました。今回のたたかいからしっかりと教訓を引き出し、今後に生かしていかなければなりません。いつ衆院選の解散総選挙があるかもわかりません。小選挙区で統一候補を擁立し勝利できるよう、野党共闘をさらに前進・発展させましょう。
憲法改悪を阻止し、戦争する国づくりを許さないたたかいに新たな決意でたちあがりましょう。


参議院選挙の結果について
2016年7月11日 日本共産党中央委員会常任幹部会

(1)
7月10日投開票でおこなわれた参議院議員選挙は、「自公と補完勢力」対「4野党プラス市民」という対決構図が鮮明となり、野党と市民が力をあわせてたたかう、戦後かつてない選挙となりました。この選挙でわが党は、野党共闘の勝利と日本共産党の躍進という2つの大目標を掲げてたたかいました。
野党と市民の共闘は、最初の挑戦としては大きな成功をおさめました。全国32の1人区すべてで野党統一候補を実現し、11の選挙区で激戦を制して自民党候補に勝利したことは、きわめて重要な成果です。多くのところで、無党派層の6割、7割の得票を獲得し、「1+1」が「2」ではなく、それ以上となる〝共闘効果〟が発揮されました。このたたかいのなかで、他の野党や市民のみなさんとの間で新しい連帯のきずなができたことは、今後につながる大きな財産です。
日本共産党は、比例代表選挙で5議席を獲得し、選挙区選挙では東京で当選を勝ち取り、改選3議席を6議席へと倍増させ、非改選とあわせて14議席へと前進しました。とりわけこのなかで、比例代表選挙の得票が、躍進した2013年の参院選と比べて、515万票4千票(得票率9・68%)から、601万6千票(得票率10・74%)へとさらに前進したことは重要です。
野党共闘と日本共産党にご支持をお寄せいただいた有権者のみなさん、風雨と猛暑の中で奮闘された市民のみなさん、支持者、後援会員、党員のみなさんに心からのお礼を申し上げます。

(2)
 選挙戦では、安倍首相を先頭に、激しい野党攻撃、日本共産党攻撃が行われました。一国の首相が、日本共産党を名指しして連日攻撃する選挙というのは、かつてない異常なことでした。それは、野党共闘に本格的に踏み込み、政権打倒に全力をあげるわが党に対する、支配勢力の強い危機感、恐怖と憎悪を示すものでした。
わが党は、「野党共闘は野合」とする自公の攻撃に対し、「立憲主義を取り戻す」という野党と市民の結束の大義を太く示して断固たる反撃をおこないました。
自衛隊問題を利用した反共攻撃に対しても、わが党綱領が明らかにしている自衛隊政策を堂々と示すとともに、「海外で戦争する国」づくりを許すかどうかが選挙の真の争点であることを明らかにし、正面から反撃しました。
今回の選挙での野党共闘と日本共産党の前進は、こうしたかつてない激しい野党攻撃、反共攻撃と正面からたたかって勝ち取ったものであるところに、とりわけ大きな意義があると考えるものです。

(3)
 日本共産党は、「安倍暴走政治の全体にノーの審判を下し、チェンジの意思を示そう」と公示第一声から一貫した論戦を行い、安保法制=戦争法と憲法改定の問題を選挙戦の大争点に押し上げました。「アベノミクス」の破綻について根本から明らかにし、抜本的対案である「3つのチェンジ」を語りぬきました。野党と市民の共同に力をつくす党の値打ちを押し出し、「政治は変えられる」という希望を語ったことは、多くの国民に期待と共感を広げました。
選挙の結果、改憲勢力が議席の3分の2を占めましたが、自公は選挙戦で「憲法隠し」に終始し、国民は改憲への「白紙委任」を与えたわけでは決してありません。
わが党は、今回の選挙で得た国会での新たな地歩を生かし、掲げた公約の実現へ、国民のみなさんとともに力をつくします。

(4)
 今度の選挙は、野党共闘の勝利と日本共産党の躍進を一体に追求する最初の挑戦でした。私たちは、ともにたたかった野党と市民のみなさん、支持者や党員のみなさんのご意見に耳を傾け、しっかりと教訓を引き出し、今後のたたかいに生かしていく決意です。
 とりわけ、私たちは党の自力の問題を痛感しています。比例代表選挙での601万票余の獲得という貴重な結果は、立ち上がった党員と支持者のみなさんの猛奮闘によるものですが、選挙勝利のためにやるべきことをやりきれずに開票を迎えたことも事実です。党の力が、いまの情勢が求めるものに追いついていない、そこには大きなギャップがある――これがこの選挙をたたかっての私たちの実感です。
 野党と市民の共闘をさらに発展させ、日本の政治を変えるうえで、日本共産党の果たすべき役割は、ますます大きくなってきます。私たちは、今日の情勢が求める強く大きな党をつくる仕事に、新たな意気込みでたちあがる決意です。









【お知らせ】2016.7.9(土) #堀越けいにん 参議院群馬選挙区候補の街頭演説にお出かけください(前橋市・けやきウォーク北)

2016年07月08日 | 2016参院選
☆堀越けいにん 街頭演説

日時:7月9日(土) 午前11時30分から

場所:前橋けやきウォーク北

弁士:堀越けいにん 参議院群馬選挙区・野党統一候補

応援弁士:塩川鉄也 衆議院議員(日本共産党) 


*お誘い合わせてお出かけください




日本共産党街頭演説 小池晃書記局長の訴え(2016年6月23日 高崎駅東口)

2016年06月27日 | 2016参院選
こんにちは。日本共産党の小池晃です。
たくさんお集まりいただきありがとうございます。歴史的、画期的な選挙が始まりました。
全国32の1人区すべてで、この群馬も含めて、野党統一候補が実現しました。どうかこの選挙、アベ暴走政治を許さない一票を、堀越けいにんさんへ広げ、群馬の代表として押し上げていこうではありませんか。同じような名字の人が代わるがわる国会へ行く、こんな群馬を変えようではありませんか。

自民党への1票は、憲法9条を壊す1票
 さきほど私は、この宣伝カーの下で、参議院の副議長を務められた角田義一元参議院議員にお会いしました。ハグまでしてしまいました。私が角田さんとハグする日がくるとは夢にも思いませんでした。今日本の政治は確実に変わりつつある。なんで共産党は今までの方針を変えて選挙の協力に踏み切ったのか。アベ政治があまりにも危険で、あまりにも異常だからです。国会議員は、大臣は、憲法を守らなければいけない。憲法違反の法律をつくってはいけないんです。ところが、安倍さんは、「私が責任者だ」と言って歴代自民党の憲法解釈を一夜にしてひっくり返した。憲法よりも自分がえらいと思っている総理大臣、個人の上に国家を置いてしまうようなそんな総理大臣、こんな政治を許していたら、日本は独裁国家になってしまうではありませんか。
安倍首相の狙いはそこにとどまりません。憲法そのものまで変えようとしています。憲法違反の安保法制を強行しながら、憲法違反の状態を解決すると称して、憲法9条2項を削除して、国防軍を持つと。何の制約もなく海外で武力行使ができるようにしようとしています。
昨日の夜、BSの討論番組がありました。自民党からは新藤義孝元総務大臣が出ました。私が「自民党の改憲案には9条2項を削除すると書いてありますね、国防軍をつくると書いてありますね、今度の選挙で自民党は、多数をとったら、この後の国会でこれを提案するんですね」と聞いたら、新藤さんはあっさり「そうです」と答えました。
みなさん、はっきりしました。自民党への一票は、憲法9条を壊す一票です。堀越けいにんさんへの一票は、戦争する国にしない一票です。どうかみなさん、必ず勝たせてください。
 安倍さんは、安保や自衛隊で政策の違うものが一緒に選挙をやるのは許せないと言っています。許せないのは憲法を壊した安倍政権ではありませんか。今度の選挙で問われているのは、安保条約をなくそうとか、自衛隊をなくそうとかいうことじゃないんです。安保条約なくせとは言っていません。安保法制をなくせと言ってる。これは野党ががっちりと一致しているんです。北朝鮮が中距離弾道ミサイルを撃った。「ああ、やっぱり安保法制は必要だ」と自民党は騒いでいます。しかし、安保法制があってもああいう無法国家には何の役にも立たないということが、逆に証明されたんではないでしょうか。こういう軍事対軍事の悪循環が一番悪い。一番危険なんです。軍事対軍事の悪循環ではなくて、憲法9条を堂々と掲げた、弱腰でない断固たる平和外交が日本には必要です。憲法9条は日本しか持ってない。日本が持っている宝物なんです。これが持ち腐れになっている。これを生かす外交を堀越けいにんさんにやってもらおうではありませんか。

野党共闘は「野合」ではなく「希望」
 自民党は、「理念なき野合だ」と言っています。自民党には言われたくありません。立憲主義を取り戻す、これ以上の理念はないではありませんか。今回の共闘は、市民の皆さんが求めたんです。PAGのみなさん、へいわの風のみなさん、かたつむりの会のみなさん、市民のみなさんが、「野党は共闘」と声をあげ、それに押されて政党が動いた。市民が求める共闘が、野合のはずがないではありませんか。これは「野合」ではありません。「希望」なんです。みなさんの一票で、政治を変えることができる。みなさんの一票で、安倍政治を終わらせることができる。みなさんの一票で、安倍さんの顔をテレビで見なくていい日がくるかもしれない。まさに「希望」の一票ではありませんか。どうか「希望の一票」を堀越けいにんさんに、広げに広げて必ず勝たせてください。よろしくお願い申し上げます。
 日本共産党は、思い切った対応をすると申し上げ、全国32人のほとんどの選挙区で立候補者を降ろして比例にまわっていただいて、群馬でも伊藤さんにそうやっていただいた。でも、全部降ろすとは言いませんでした。1つぐらいは共産党でと言ってきた。そうしたら四国の香川県で、共産党の田辺けんいちさんが野党統一候補にしていただきました。相互協力がはっきりした。いよいよ力強く進んでいこうではありませんか。
 追いつめられて、安倍さんはとんでもないことを言い出しています。「気をつけよう、甘い言葉と民進党」。総理大臣が口にするセリフじゃありません。「民進党にはもれなく共産党がついてくる」。待ってください。ついてくるのは共産党だけではありません。社民党だってついてくる、生活の党だってついてくる、何より、市民が後押ししてくれているではありませんか。これが私たちの力。これがパワーなんです。これが安倍政治を終わらせる力なんです。どうかみなさんの力で、安倍政治を群馬から終わらせる、その一票を広げに広げてください。よろしくお願いを申しあげます。

いつまでたっても「道半ば」のアベノミクス 道の向きが逆
 アベノミクスも問われる選挙です。安倍さんはいつも言うんです。「アベノミクスは道半ば」と。でもどうでしょうか。一年たっても「道半ば」。二年たっても「道半ば」。三年たっても「道半ば」。いつまでたっても「道半ば」ではありませんか。「道半ば」ではないんです。道の向きが逆なんです。「企業が世界で一番活躍しやすい国をつくる」とおっしゃった。確かに大企業の収益は過去最高になっています。でも働く人の実質賃金は、5年連続低下をしています。家計消費、経済の6割をしめる家計消費は、戦後初めて2年連続マイナスになっている。こういう大事な数字を、安倍総理は絶対言わないわけです。
さらに、みなさんの大事な年金資金を株式投資につぎ込んで、株価は上がって株主は大金持ちになったかもしれません。しかし、貧困と格差がどんどん広がっているではありませんか。消費税増税を2年半先送りする、そう安倍さんは言い出しました。ああ、やっと気がついたのか、アベノミクスの失敗に気づいたのかと思ったら、どうもそうじゃないらしい。「アベノミクスはうまくいっている、世界の経済が調子悪いんだ」と。世界の人はびっくりしているんじゃないでしょうか。この次何を言い出すのでしょう。宇宙人が攻めてくるとでも言うんでしょうか。
「これまでの約束とは異なる新しい判断をしました」。これもとんでもありません。子どもが真似したら大変ですよ。「今日宿題する約束だったよね」「いや、これまでの約束とは異なる新しい判断をしました」。めちゃくちゃじゃありませんか。はっきり認めた方がいいと思う。「アベノミクスは失敗をいたしました、消費税はもう二度と増税いたしません」と、きっぱり言うべきではないでしょうか。

アベノミクスによる貧困と格差を是正する「3つのチェンジ」
税金はお金を持っている人からいただく、これがスジじゃありませんか。消費税じゃない。増税するならアベノミクスでさんざん儲けた富裕層ではないでしょうか。中小企業は、利益の20%分の法人税を払っている。しかし大企業にはいろんな優遇がありますから、12%ぐらいしか払っていない。これを、せめて中小企業並みに払ってもらえば6兆円の財源がつくれます。消費税増税なんて必要ない、社会保障の財源はつくれるではありませんか。
税金の使い方をチェンジしましょう。税金の使い方、まずは子育てに、それから若者に、社会保障にこそ使うべきだと思います。認可保育所を思い切って増やして、「保育園入れてよかった。日本大好き」こういうブログを書いてもらおうではありませんか。
返さなくていい給付制の奨学金をつくる、これも野党の共通の約束になっています。これ、まず3500億円で始めようではないかと共産党は提案しています。財源どうするのか。アメリカ軍に対する思いやり予算は、3700億円、アメリカ兵一人当たり768万円の思いやり、思いやる相手が違うと思います。未来を担う若者への投資こそ、税金の正しい使い方です。使い方のチェンジをやろうじゃないですか。
 そして、働き方のチェンジです。ブラック企業をなくしていく、ブラックな働かせ方を一掃する、労働者の派遣法の大改悪は、まず、元に戻させようではありませんか。野党共闘で残業時間の上限を規制する法案の提出もしました。これを実現して、長時間労働のない日本を、ご一緒につくっていこうではありませんか。
最低賃金、これが政治ができる賃上げです。中小企業に思い切って支援をする、これとセットで最低賃金、ただちに時給1000円を実現し、1500円をめざしていく、こうすれば商店街の買い物も増えます、タクシーだってみんな乗るようになります。経済の好循環というのはこういうことを言うんじゃないでしょうか。安倍さんは「三本の矢」「新三本の矢」合計六本の矢を放って一つも的に当たらない。
しかも今度アベノミクスで何をやるのか、具体的になにをやるのか言いません。「アベノミクスのエンジンを吹かす」と言うだけ。吹かしてどこへ行くのか、吹かして何をやるのか何にも言わないじゃないですか。これだったらエンジン空ぶかしで排気ガスをまき散らすだけじゃないでしょうか。野党はこの選挙、アベノミクスによる貧困と格差を是正する具体的な提案をしています。保育士の賃金の引き上げ、介護労働者、障害者福祉労働者の賃上げ、法律まで出しました。対案を示しています。行きづまりのアベノミクスさようなら、新しい、家計を応援する本当の成長戦略を実現しようではございませんか。

戦争法を廃止し、立憲主義、民主主義、平和主義を取り戻す選挙
 みなさん、憲法がかかった選挙になってまいりました。
冒頭に申し上げたように、自民党の改憲草案、ぜひ読んでみていただきたい。恐るべき中身です。憲法9条を変え、国防軍をつくる、そして、緊急事態条項の名で事実上の戒厳令を敷き、憲法停止状態をつくりだそうとしています。「個人の尊厳」という言葉を削除し、憲法97条の「基本的人権は侵すことのできない永久の権利である」という条文まで削除しようとしています。そして「公の秩序」すなわちお上の都合で基本的人権を制約しようというわけであります。みなさん、憲法というのは国家権力を縛るための法律なんです。しかし安倍さんがつくろうとしているのは、国民を縛ろうとする憲法なんです。これはみなさん、憲法の顔をしていますが、憲法ではありません。こんなものを断じて許すわけにはいかないではありませんか。
 みなさん、今度の選挙、はっきりしてまいりました。この群馬選挙区、堀越けいにんさんを勝たせていただいて、戦争法をキッパリ廃止する、そして、立憲主義、民主主義、平和主義をこの国に取り戻す選挙です。立憲主義を取り戻すということは、憲法を守る政治をちゃんとやるということなんです。当たり前のことじゃありませんか。この日本を当たり前の社会にしようと、そう呼びかけているのが堀越けいにんさんなんです。どうかみなさん、思い切って、広げに広げに広げぬいていただいて、日本中が「アッ」と言うような、群馬が変わったら間違いなく日本が変わります。どうかみなさんのお力で、群馬選挙区、堀越けいにんさんを勝たせていただきたい。心から訴えます。
 今、あらゆる分野でたたかいが広がっています。学生の団体SEALsが、ママの会が、ここ群馬では若者のPAGが、ぐんま市民連合へいわの風が、地域地域で「戦争する国にしない」と声を上げています。京都の86歳の男性が朝日新聞に投書しています。この方は、特攻隊で多くの仲間を失ったそうです。そしてSEALsのデモを知った時、うれしくて涙を流したとおっしゃっています。「学生さんたちに心から感謝する。今のあなたたちのようにこそ、我々は生きていたかったんだ」と。世代を超えたたたかいが、日本列島すみずみまで広がっています。戦争への足音が耳元で聞こえるような、そんな情勢だからこそ、今度の選挙、大事だと思うんです。

沖縄の「米軍基地なくして」の願いに、群馬からもこたえていこう
 最後に私、沖縄の問題を訴えたいと思います。
今日(6月23日)は沖縄の最後の地上戦が終わった鎮魂の日です。沖縄ではまた、アメリカ元海兵隊員による許しがたい事件が起きました。沖縄では小さな子どもの命が、そして女性の尊厳が、次々と踏みにじられる事態が続いてまいりました。そして、1995年のあの少女暴行事件の年に生まれた、二十歳の女性の命が、今度また奪われたんです。
日米首脳会談で、安倍首相は、基地の撤去はおろか、最小限の要求である日米地位協定見直しも提起しませんでした。そして会談の後で、「日米同盟は希望の同盟だ」と言いました。しかし、二十歳の女性の犠牲の上に成り立つ同盟のいったいどこが「希望の同盟」なんでしょうか。基地あるが故の犯罪です。基地あるが故の事件です。基地をなくす以外に解決の道はありません。
沖縄県議会では史上初めて、全会一致で海兵隊の撤退を決議しました。海兵隊の撤退ということは、辺野古の基地はもういらないということになるじゃありませんか。普天間の基地の代わりに辺野古の美しい海を壊して基地をつくろうとしています。しかし、普天間基地の原点とはなにか。あそこは沖縄の人々が平和に暮らしていたんです。それを、収容所に入れている間に勝手に取り上げ基地にした。それが、60年たって世界で一番危険になったから代わりの基地を差し出せというのは、あまりに理不尽ではありませんか。
私は、独立国であれば日本の政府はアメリカ政府に堂々とこういうべきだと思います。私だったらこう言います。「引っ越し先は自分で見つけて、引っ越し費用は自分で出して、荷物をまとめて出てってください」これが当然言うべきセリフだと申し上げたい。沖縄の人々の、米軍あるが故の犯罪をなくしてほしい、米軍基地をなくしてほしい、この願いに、群馬からもこたえていこうではありませんか。高崎の空を、前橋の空を、低空飛行訓練だ、都市型戦闘の準備だと、米軍機が我が物顔で飛び交う、こんな街でいいんでしょうか。戦争から70年もたって、まるで占領下のような、こういう事件が続いている、こんな日本の流れも変えていこうではないかということを、今度の選挙、私どもは呼びかけたいと思います。どうかみなさんのお力で勝ち抜かせていただきますよう、重ねて心からお願いを申し上げます。

日本の政治のリハビリテーションを堀越けいにんさんに
比例代表で日本共産党の躍進を

 群馬選挙区候補の堀越けいにんさん。先ほどの演説を聞いて、私も本当に惚れ惚れいたしました。すぐに国会で大活躍をしてもらいたい人ではありませんか。堀越けいにんさんは、作業療法士です。私も病院で医者をやっておりましたから、とっても大事なお仕事だということはよくわかっております。リハビリテーション、みなさん、この言葉は、本来あるべき状態に戻す、これがリハビリテーションです。権利を回復する、これがリハビリテーションであります。安倍政権のもとで、日本の政治は立憲主義が破壊され、異常な状態になっている。日本の政治のリハビリテーションを堀越けいにんさんにやってもらおうではありませんか。大きく広げてください。よろしくお願いを申し上げます。
 比例代表選挙、これは共産党の演説会なんで、最後に訴えさせていただきますが、どうかみなさんのお力で、日本共産党とお書きいただいて、おくだ智子さんは市議、県議14年間務めております、今度は国会で大活躍してもらいたい。紙智子、田村智子、そして奥田智子、トリプル智子で、安倍政権をきりきり舞いさせる論戦をやってもらおうではございませんか。どうか比例代表選挙、日本共産党を伸ばしていただいて、野党の共闘をしっかり前に進める、そのための力を共産党にお与えくださいますよう、最後にお願いを申し上げます。
雨が心配でしたが、最後はこんなに天気がよくなりました。選挙の結果もこういう結果をだそうじゃありませんか。勝ちましょう。